ヘッドスパ日和

髪の分け目が、それはもう焼いた魚の口くらいにぱっくりと開いてしまうので、毛量の減少かと思い「ヘッドスパ」なるものに行ってきました。
最初に最近の体温計のような形の機械を髪をかき分けてペタペタと押しつけて、油分、水分量、うねり、汚れ、凝りなどを計測。
電車に揺られただけだけど、今日は暖かかったし、マスクで蒸れて、きっともう大変な結果に!
なんなら汚れとかたくさん出てきたらどうしよう、、!
と、若い男の美容師さんに髪をかき分けられてこんなに恥ずかしいものならば、測定付きなどというものをやめておけばよかった、、
と泣きそうになりながら、マグロさながらされるがままになってきました。
「綺麗な頭皮ですねー」
と言われてとりあえず安心。
少しだけ水分不足とのこと。
肝心のヘッドスパといえば、細くて可愛らしい女の子が案内してくれたので、肩こり症のわたしはどうせ大したことないでしょうよーとか思いながら、椅子へ。
「もう少し上へ上がってください」
とのことなので、虫のようにモジモジ上へ動きいざ。
結論からすると、これがもう、とーっても良かったのです。
自分でも頭皮ケア用のブラシで洗ったりするのですが、そんなものではない!
がしっと掴まれて、か細い腕からは想像もつかないようなちからで頭頂部へ押し上げられるとこれがもう、至福極まりなく。
毎日、ブルーライトを浴びてPCと戦っている目やその周りまでゾワゾワと血流を帯びて、あー、来てよかったーと心の奥底から思いました。
終わった後、サービストークをしようかと思ったのに、急ににこやかに話しかけられたら困ってしまうのではと思い、心の中で合掌。
ありがとう、女の子。天使に見えたよ、、!
わしゃわしゃとドライヤーされたあと、測定をしてくれた男の子にもにこやかに対応をしたつもりだが、いかんせんマスク越しなのでこの満足感が伝えられたかは謎ですが、
有給取って満足な1日となりました。
ぱっくりとしてしまうのは毛の流れの問題だそう。教えてもらった乾かし方を明日から実践しよう!
美容師さんって凄いよね。
こんな感じでなんでもない日常を綴りたいと思います。

#美容師さんは偉大
#ヘッドスパ
#日常エッセイ