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奈良ふたたび。

いま、ふたたびの奈良へ。

引用:JR東海

このキャッチコピー、ほんとうに秀逸だなぁ。


本当に十何年かぶりに、奈良の地に降りた。
行った、と言う事柄だけの記憶があるものの、全くと言っていいほど覚えていないから、「はじめて」とも言うべきかと思いながら向かった。

一緒に行った京都は思い出せるのに。
なんでだろう。何度か行ったことがあるからなのかな。
清水寺〜恋占いの石なんて、多分一生覚えてる。その時想いを馳せた人とは、今では全く縁もゆかりもないけれど。思い出すと胸がギュンっとなるのは条件反射とでも言うべきか。

ところで、話は戻って奈良ですが、なんと鹿がお辞儀をするようになっていた。
こんなに面白かったっけ?と言いながら、鹿と戯れること数十分。
鹿がいることが当たり前になってきて、定番の大仏さまを見ようと東大寺まで足を運ぶ。

大仏さまを目の前にすると、あぁ、確かにこの大きさだったなぁ、としみじみ。
さっき奈良国立博物館で知った、菩薩なのか如来なのか考えていると、誰かが「鼻の穴の大きさが1mらしいよ」と言う声で、なんだか昔にタイムスリップしたような。

周りを見回せば、いつのまにか修学旅行生が。
こうやって、いつの日かも、大仏さまの周りを回ったのかなぁとなんだか胸が熱くなる。

「はじめて」ではなく、やはり「ふたたび」訪れたんだなぁ、と心が感じる瞬間。

奈良に来てよかったな、とじんわり思った。

#わたしの旅行記