見出し画像

お盆も苦手だった

以前に
「お正月が苦手だった」
という記事を書いた。


これと同じくお盆も苦手だった、
いや、過去形でなく今も苦手なのである。

「お盆休み」
という言葉も好きではない。
お盆というのは仏教徒だから使う言葉なのでは?
確かに仏教徒の端くれかもしれないが実家の宗派を継ぐ気もないし、ただ幼い頃に叩き込まれた仏様への接し方を何となくやってるだけなのだ。

お盆になると帰省しなくてはならぬ!
というのがかなりの苦痛であった。
これは親の命令のようなものだ。
親は楽しみにしてるかもしれないが、こっちは毎日働いてクタクタなのに、なぜに気を使いに他所んちへ行かねばならぬのか?

私にとっては自分の実家も義実家も他所んちで居心地悪く、早く自分の家に帰りたくて帰りたくてたまらなかった。
実家でお泊りなんてとんでもない!
泊まったこともあるが気を使いすぎてしんどくて、何をしに来てるかわからんかったな…

「お盆休み」
じゃなくて
「夏休み」
がたくさんあればもっと気分的にも楽しめてゆっくり出来るんじゃないの?
今でも帰省してくる大勢の親戚にてんやわんやしてる嫁がいるであろうと思われる。
怖い…
ゾッとする…
嫁だって帰省したい人はしたいよね!
遊びにだって行きたいよね!

せっかくの長期休みがあっても自分の好きに使えないなんて、長年悲しくつまらない思いをしてきた。


「大勢の方が楽しい」
って皆んながそう思ってる訳じゃない。
私は一人でゆっくりと日頃の疲れを癒やしストレス解消したいのだ。

「ある事」が引き金となり、
私の義実家への帰省はパッタリと無くなった。
心からホッとした。

自分の実家へは墓参りだけ行く。
両親が亡くなり、今まで冷たかった兄嫁が何だか優しくなった。
兄嫁も母との生活が辛かったんだと思う。
今は孫にも囲まれて幸せそうだが。

こういう ごちゃごちゃした親戚一同の何かを見てしまうのも大嫌いだ。

またお盆休みが始まった。
うちの子供は仕事上、帰ってこない。
特に寂しいとも思わない。
普段と変わらずの日々なのだが、
世間は「お盆」である。
やっぱりこの言葉は嫌いだ。
私をゆっくりさせてくれない。

夏休みが小学生のようにひと月くらいあればいいのになぁ~
夏は暑すぎるから秋休みにひと月もいいなぁ~
皆んなが気楽に休める世の中になってほしいな。

日本人って働きすぎなんだよね…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?