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おれは口呼吸をやめるぞ!(以下略)

 今朝SNSで目にした『低舌位』というワード。ありがたい事にイラスト付きで解説されていたので、スルーせずに済んだ。マジで多謝。

低舌位とは 引用元:森キノコさんのポスト

 「うわー、これ私じゃん!!」と、寝ぼけたままの頭が一気に起きた。思えば小さい頃から延々と、両親から「口ぱかーって開けて息をするな」と言われ続けてきた人生だった。特に医療業界に籍を置いていた父からは「鼻呼吸の方が多くの酸素を脳へ供給できる」などと、事ある毎に指摘を受けてきた。しかし、結果として私の中では『必ず治すべきもの』として分類されなかった。というのも、事あるごとに両親から大量の『アドバイス』が、クラスター爆弾の様に降ってきていたのだ。愛情の深さ故に、と言えば聞こえは良いが、膨大過ぎる指摘を受ける側の私は『後回しでも怒られないもの』と判断したのだと思う。
 そしてもうひとつ、改善できなかった理由に思い当たるものがある。小学生の時に受けた『歯列矯正』による影響だ。私は顎が小さく、舌先が上下の前歯を押し出してしまい、気付けば『出っ歯』になっていた。並びも酷くて治すなら早いうちにと、両親が大枚を叩いてくれた。その後、治療先の歯科医師から『効果が半減するから、舌を前歯に当てないで』とお達しが出た。そんな事言われましても……と、1年以上も舌のポジショニングに苦悩させられることになった。結果として、下前歯の付け根に舌先を押し込めるスタイルを確立するに至り、残念ながら自ら低舌位への道を拓いてしまった。
 あくまで私個人の経験に基づく推論のため、正確性に欠けるとは思う。結果として、舌を上あごに密着させる舌筋が衰退し、口呼吸化に拍車を掛けていたのだとしたら、何とも救われない話だなと思う。

 あれから30年近く経った現在、私は未だに口呼吸のままだ。幼少期に発症したアレルギー症状を、必要に応じた服薬で抑える生活を続けている。正直なところ、『もう今更じゃん』という気持ちしかない。しかし、この先も常時デバフ付与の状態で生きたいか?と問われれば、全力で『NO!』である。こうした脳内会議を経て、改めて脱・口呼吸チャレンジを決意した。
 この揺るぎないはずの決意も、人知れず実行したところで、すぐに飽きてしまう未来しか見えない。だから、セルフビフォー・アフター体験記としてオープンな環境にログを残していくことにする。

できれば毎日やっていくこと↓↓↓
あいうべ体操 
考案:みらいクリニック院長 内科医 今井一彰医師

 ご存知の方もいるであろう、主に子ども向けの舌力トレーニング法だ。実は私は、以前にもこの体操を実践していた。例に漏れず、習慣化に失敗していた。今回はモチベーションが消失しないように、集中力の持続時間、喉や肌コンディションの変化と言った部分を、時々記録していく事にする。
 ちなみにこの記事を書いている昼の時点で、あっさりクリアできている。食後を目安に10回ずつ、1日30回。発声は控えめでもよく、表情筋や口を大きく動かしながら、舌も動かすだけ。ツンデレヒロインのあっかんべーなシーンを、自分でコマ送りしながら再現する遊びだと思えば、何となく楽しくなるかも知れない(ただしオタクに限る?)

わたしが書いた読書感想文に添えられたコメントがトラウマになったまま。国語教師の『良い本を読みましたね』という文章力について完全スルーの評価を下されたあの日、わたしは『書くこと』を諦めた。誰かに伝わらない文字の羅列に意味なんてない。