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7月2週目、日記

7月8日(月)

夕方、件の再検査のために病院へ。もう18:00だというのにうだるような暑さで、息を吸った時の感覚が、サウナに入っているときのそれだった。

大丈夫だと思うけど、せっかくだししっかり検査しときましょう、と、まあまあな量の採血をした。
採血はとても苦手。得意なひとはいないか。自分の皮膚に針が刺さっているところを見るのがどうにもだめで、いつも顔を背けるか、目をギュッと瞑るかしている。
今日は、目を背けた先の壁にアンパンマンと鬼滅のキャラが所狭しと貼ってあって、ちょっとほっこり。

結果は木曜日に分かるらしい。なんでもないやつですように。

帰り、ちょうど駅についた時に近所の友人から熱でちゃったという旨のLINEがきたので、コンビニでポカリやらウィダーやらを買って差し入れた。

前まで私がしょっちゅう熱を出していて、友人に看病をしてもらっていたのだけど、ここ最近は、私は熱を出さなくなり、友人が2連続で熱を出している。
同時には熱出さないんだよな。せめてもの慈悲なんだろうか。助け合えるように。

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7月9日(火)

ボーナス支給日。にこにこ。

まだ奨学金を返している身だし、なんとなく大学生時代の仕送り分も返済しているので、手放しで喜べるわけではなくて、いくらぶんはこっちの口座にうつして、みたいな作業をする。
まあまあなスピードで返しているので、もうすぐ返済がおわる。はやく自由になりたい。

午後から出社。あつすぎ。溶けちゃう。

途中、いつも行列の近所のパン屋さんに並びがなかったので吸い込まれる。これだけ暑いとね、並べないよね。
ちょうど、ソーセージとザワークラウトが入ったパンが焼きたてだったので買ってみる。
会社で食べようとバッグにいれたのだけど、焼きたてがゆえにあまりにいい香りがして、電車で両隣の方が私のバッグをちらちら見ていた。申し訳ないす。

仕事帰り、扁桃腺が破裂しそうなくらい腫れているらしい近所の友人に、ポカリとウィダーを届ける。
最寄駅を出ると、ぽつぽつ雨が降ってきた。駅から自宅までは10分ちょい。駅から友人宅までは3分ちょい。友人宅で傘を借りて帰ったから、7分ぶん雨に濡れずにすんだってわけ。勝った。

勝利のビール

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7月10日(水)

仕事的に、今週の山場な日。

ミーティングのファシリテーター、あんまりうまくできなかったな。もっとちゃんと準備できたところあったなあ。まあでも、それは次回に活かせばいいか。それがスクラム開発だものね。私が!!スクラムマスターだ!!!

という気持ちで乗り切った。

夜、注文していた浴衣が届いたので、簡単に着付けてみた。え、か、かわい〜〜〜。
花火大会、晴れるといいな。欲を言えば、あんまり暑くないといいな。

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7月11日(木)

7/11ってなんかあったような……と思ったら、小学生の時に好きだった(?)男の子の誕生日だった。今思えば、ただ6年間同じクラスで名前の順が近かったから必然的に仲が良かっただけだと思う。けど、当時の私にはそれが「好き」だったんだよな。

ちなみにその子はSNSを一切やっていないから、近況とかは全然知らない。だから、当時のかわいい顔のままで、きれいな思い出になってくれている。ありがたい。

仕事おわり、月曜日の検査結果を聞きに病院へ。なんでもないやつだった。よかったー!ほんとに。

帰りに買ったからあげクンレッドを食べながら、今日届いた「ティンダー・レモンケーキ・エフェクト」を読みはじめた。
" 誕生日を忘れたときがほんとうに恋を忘れたときだと聞いた "と書いてあって、あまりのタイムリーさにびっくりした。私は忘れてなかったのか、初恋を。

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7月12日(金)

帰宅ラッシュには少々はやい電車。悠々と座って「ティンダー・レモンケーキ・エフェクト」の続きを読みながら、渋谷へむかう。
" 日記を書くということは日記を書く視点を手にいれること、とだれかとだれかが話していた "と書いてあって、これ私もなんかで読んだか聞いたかしたな、と思い出した。

前に、大学時代の女性の先輩が「エピソードトークがつよい」という理由で振られたと言っていた。その先輩はたしかにキテレツな人ではあるので、まあ分からんでもないが、男性側はエピソードトークてきなものをほぼ持ち合わせていなかったらしく、それは自分の人生への解像度が低すぎるから別れて正解、という結論に落ち着いた。
エピソードトークがたくさんあるからいいってわけでは決してないけれど、日記を書くというのは、人生への解像度をすこし上げてくれる行為なんじゃないかと思ったりした。

髪を切ってから、シュマッツへ。大学時代の友人ふたりとのむ約束をしている。

友人Aは研究室の友人、友人Bはサークルの友人、ふたりは大学時代同じアパートに住んでいた同士。

友人Aは最近彼女ができて、友人Bは最近彼女と別れて、私は特になにもなし、という状況だったので、ふたりの近況をずっと聞いていた。話が分かりやすくておもしろいので、酔った頭で聞いていて心地よい。
いつの間にか話は日本でいちばんかっこいいバンドはZAZEN BOYSか否かの論争になり、最終的に和解し、おすすめのバンドを紹介しあって、私の終電の時間がきたので別れた。

雨がめちゃくちゃ降っていたので、近所の友人に借りたでかいビニ傘にシールを貼って持っていったら見事にぱくられた。ごめん。そもそも勝手に使うな、勝手にシール貼るなって話だよね。でもでかい傘が使いたくて。あと、シール、かわいかったんだよ。悔しい。

帰り、中央線が遅れていてぎゅうぎゅうだったので1本見送ったら、次にきた電車がすかすかで座れてラッキー。生き急ぐな。

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