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週末の記録、希望の夜と酔いの月

7月20日(土)

昼、大学時代からのマブ3人で、サモエドカフェへ。

サモエドたちは、見ず知らずの人間よりもサモエド同士で遊ぶほうが楽しいし、慣れているスタッフさんに構ってもらうほうがうれしいので、自分たちから寄ってくることはない。撫でられるのは別に悪い気はしないから勝手に触れば?くらいのスタンス。それでいいんだ。白いもふもふ達がはしゃぎまわっているのを見ているだけでも楽しい。

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今日は3人の誕生日祝い(3人とも誕生日が近い)という名目の集まりだったので、六本木にちょっと奮発したランチを食べにいった。

乾杯するときに誕生日おめでとう〜と言い合っていたら、それを聞き逃さなかった店員さんがお祝いです、とお赤飯を出してくれた。すごいなあ。ホスピタリティ。お赤飯っていつぶりに食べただろう。おいしかった。
19歳で出会って、ケーキを投げたり投げられたりの祝い方から、随分おとなになったものだね。

友人のひとりは妊娠中でお酒を控えていて、旦那さんも一緒に控えているので家に誰も飲まないお酒がたくさんあるらしい。消費しにきて、と言われたので、私ともうひとりの友人で今度家に行くことになった。妊婦の友だちの家でお酒飲んでべろべろになるの、側から見たらかなりヤバい光景だと思う。でも頼まれたんだもの。仕方ないよね。

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夕方からは、大学時代の先輩宅で、先輩ふたりと近所の友人と飲んだ。家主の先輩とは、実に7年ぶりの再会だったのだけど、一瞬であの頃の感じに戻れて嬉しかった。お互い変わってないだけなのか、ブランクなんて意味を成さないくらい大学時代のつながりが濃すぎるのか。どっちもかも。

事前の買い出しのときにノリで買ったスイカが、かなり夏を演出していてよかった。外の雷雨も、夏の夜っぽさがある。先輩が撮ってくれた写真を見返したら、あまりにも、「夏休みに帰省し、地元のお祭りに行こうとしたが雨で中止になってしまったので友だちと実家で飲んでいたら母がスイカを切ってくれたとき」の光景だった。
時を同じくして足立区の花火大会が中止になっていたそうなので、もしかしたらこの日は東京のあちこちでこんな光景が繰り広げられていたのかもしれない。

記憶はあやふやなのだけど、なんとか電車とタクシーを駆使して帰宅した。寝ればいいのに近所の友人と朝まで飲んでいた。しかも途中、土砂降りのなかコンビニに買い出しに行ってびしょ濡れになった。カメラロールにショーシャンクみたいな友人の姿がおさめられていた。希望に満ち溢れた表情だった。

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7月21日(日)

希望の夜から一転、あからさまな二日酔いではないのだけど、とてもだるい。飲みすぎと寝不足でエネルギーが足りていない。

近所の友人と、昼過ぎまでぐだぐだして、Uberで吉牛を頼んで食べて、またぐだぐだごろごろして過ごした。

ひとりで二日酔いでぐだぐたしているより、ふたりのほうが精神衛生上よい気がする。話す相手がいるっていうのがよいのかな。ひとと話して楽しかったし、1日を完全に棒に振ったわけではないぞ……みたいな。もしくは、共犯者がいるという安寧か。相手も二日酔いであることはとても大事な要素。飲みすぎたことを責められながら過ごす二日酔いの日がいちばん厳しい。

夜、友人が帰ったあと、晩ごはんを調達するため外に出ると、月がすごい大きくてすごい黄色かった。満月らしい。すかさず友人に連絡をする。
友人は眠すぎてもうベッドにいるというので、写真を撮って送ってあげた。コンビニまでの道だと建物や電線が被ってあまりいい写真が撮れず、ポジションを探して30分くらい散歩した。二日酔いの夜に思いがけずよい散歩。
晩ごはんを買うのは忘れて帰った。寝よう。

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