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6月3週目、日記

6月17日(月)

あちい。6月ってこんな暑かったっけ。
なんとなく、まだ冷房をつけるにははやいような気がして耐えている。つけりゃいいのに。

先週寝込んでいて運動不足なので、夜、少し涼しくなってから散歩にでかけた。治安のよい街でたすかる。
光ってるイッヌをたくさん見れた。眼福。

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6月18日(火)

おばあちゃんが明日手術をするのだと、おじいちゃんから連絡がきた。

今、おばあちゃんは痛みにより歩くのが難しい状況で、手術により痛みの根幹を治療するそうだ。

こういう時、いつもなら母が付き添っていたのだけれど、今現在、ささいなボタンの掛け違いにより母と祖父母間の関係があまりよろしくないため、母には手術のことを知らせていないらしい。
だから、おじいちゃんから連絡がきた。

母が付き添わないということは、おじいちゃんが付き添っているのだろうか。おじいちゃんももう高齢だ。負担も大きいだろう。というか、ささいなきっかけからはじまった仲違いはまだ続いているのかよ。さすがに私が仲裁に入るべきか。そんなことより、今はとにかく、おばあちゃんの手術がどうかうまくいきますように。

ぐるぐると色々なことを考えているうちに、なんだかよく分からなくなってしまい、なんかしなきゃという衝動が湧いてきて、とりあえず、近くの神社に手術の成功を祈りに行くことにした。

夜の神社はこわいので、近所の友人についてきてもらった。いつもありがとう。

こわいから、ももちろん本当だけれど、正直言うと、だれかと話したいというのもあった。ぐるぐるした思考のループから抜け出したかった。

さらに正直に言うと、だれか、ではなかった。私はたぶん、近所の友人に断られたら、ほかのだれかに声をかけることなく、ひとりで行っていたと思う。

気持ちがすこし落ちているとき、近所の友人と話すのがいちばん効く。相談するとかではなく、ただ適当な雑談をするだけ。理由は分からないのだけど、なぜか、慰めてもらったり、甘やかしてもらうより、これがいちばん効く。

私はたぶん、落ちているとき、一緒に落ちてほしいわけでも、無理やり引っ張り上げてほしいわけでもないんだろうな。
友人がもしこれを理解して計算でやっているならおそろしいと思う。

神社を2つはしごした。帰りにアイスもたべた。かんぺき。

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6月19日(水)

おばあちゃんの手術が無事に終わったと連絡がきた。トータル6時間にも及んだらしい。本当にお疲れさま。お医者さんにも頭が下がる思い。

ひとまずほっとした。
家族の問題はまだあるけれど、なによりも、全員が健康でいることが大事だし、問題のほうは絶対にどうにか解決できるだろ、と思ってる。ちゃんと話せば分かり合える人達であると、家族として、信じている。

ほっとしたのでお土産でもらったうなぎパイを4つ食べた。うま〜。

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6月20日(木)

飲み屋で知り合った友人が晩ごはんに誘ってくれたので、中華を食べに行った。

イカの高菜炒めがあまりにビールに合って気持ちよかった。


店頭でテイクアウトもやっている中華屋さんだったのだけど、テイクアウトしにきたお客さんが連れていた黒柴が外からずーっと店内を見つめていて、それがあまりにもかわいくて、お客さんも店員さんも全員めろめろになっていた。

帰り際、少しはやいけど、と誕生日プレゼントを渡してくれた。以前にちらっとした会話からプレゼントを選んでくれたようで、うれしいね。

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6月21日(金)

夜、近所の友人とそうめんパーティをした。

山ほど薬味を用意して、そうめんを3種用意。スーパーの安いやつと、ノーマル揖保乃糸と、揖保乃糸の最高級ラインである三神。
唐船峡という、いいめんつゆも用意。神をいただくということで、こちらも相応の準備をさせていただいた。

結論からいうと、三神はレベチだった。
滑らかさと繊細さとコシの強さが同居しているかんじ。レベチだけど、レベチすぎて普段から食べたいとは思えないのがすごい。お中元とかでもらったらめちゃくちゃ嬉しいと思う。

スーパーの安いやつと揖保乃糸も、差は歴然としていた。揖保乃糸のほうが、そうめんです!ってかんじの風味を強く感じられるし、滑らか。
スーパーの安いやつは結構しっかりした食べ応えがあったので、アレンジ麺に使うときとかはこれがよさそう。

友人が買ってきてくれた、近くのブルワリーのクラフトビールもとてもおいしかった。

パーティっていいな。そうめん食べ比べてお酒のんでるだけだけど、パーティってつけると、わくわくが5割増しというか。
日常のささいな夜を、時折パーティにして生きていきたい。

0時を過ぎたか過ぎていないかよく分からない頃、友人が誕生日おめでとう、とプレゼントを渡してくれた。
6月22日が、私の29回目の誕生日なのだ。

近々ギターを買うという話をしていたので、ギターはじめるときにあったらうれしいセットをくれた。うれしい。はやくギター買おう。

そのあと、なんやかんや、朝5時までのんだ。
愉快な29歳の幕開けだった。

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