見出し画像

佐賀県飲食店の営業時短要請について


明日1月21日から佐賀県の飲食店に対する営業時間短縮の要請対応がスタートする。当店も要請に対応することを決定し、その旨告知をさせていただいた。

時短要請告知20210120_2

私が平日の昼間は会社勤めをしているので、夜営業を自粛すると、平日は全く営業できなくなる。。あったかいぜんざいが美味しいこの時期に。(泣)

ただ、要請に協力すると決めたからには、飲食店が一斉に夜の営業を自粛することで、コロナウイルスの感染拡大が収まることを切に願っている。

しかしながら実際は、飲食店が夜の営業を自粛することで、全てが解決するのではない。この期間は、佐賀県民一人ひとりの行動が試されているのだと思う。

先日昼間に、佐賀市内の某店にて一人で食事をしていたら、カウンターの向こう側で若者3人組が食事中に、あっち向きこっち向きしながら、ずーーーっとおしゃべりをしていた。(会話の内容から医学部の学生みたいだったのがさらに残念でもあった。)
テレビを見ていたら、夜にお店でお酒が飲めないからって、昼間に飲み会をしている人たちがインタビューされてた。
いずれもとても残念だった。こういった事例を反面教師にして、今回の飲食店の時短要請期間で、ちゃんとコロナを封じ込めた結果が得られる期間になければならない。「飲食店が時短営業しても意味なかったね!」「経済が冷え込んだだけじゃん!」みたいなことはゴメンである。

また、昼間の飲食店に対して営業自粛の要請がでていない意味もちゃんと理解しないといけない。
今さら間違う人はいないと思うが、「昼間はコロナ感染のリスクが低い」から要請していないのではない。昼間でも食事中におしゃべりをすれば飛沫は飛ぶし、昼間でもアルコールを飲めば自制できずにリスクが高まる行動をおこしがちになる。感染リスクは昼でも夜でも一緒。

昨春の全国一斉の緊急事態宣言の時は、「未知のウイルスによる最悪」を想定した予防をする必要があった。一旦社会を止めることでしか、ウイルスの感染拡大を抑えるすべがなかった。

画像2

しかし、私たちはそれから数ヶ月でいろんな事を学んだ。

・一人で食事したり、会話せず黙々と食べてたら、感染しにくい。
・都会の満員電車や、映画館がクラスタになっていない。
・マスクや手洗い消毒が感染予防に有効。
・3密を避ける。
・ソーシャルディスタンス、咳エチケット    などなど

我々は感染症が広がらないための様々な対策を学んだはずである。
そして、経済の冷え込みがもたらす弊害が「減収」「倒産」「解雇」「自殺」などという形でじわじわと表面化してきている。

ここ数ヶ月での学びを駆使して、完全に経済を止めずとも現状の感染拡大を阻止できるかが試されているのだと思う。

飲食店の時短要請が解除されるであろう来月2月8日に、
「飲食店の時短営業をやってよかった!」
と思えるような状況にすることを目指して日々の生活を送りたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?