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努力

努力は誰も裏切らない


一度決めたルールは、
どんな理由があっても破らない


 自分が決めたことは、絶対に破ってはいけない。これは絶対である。一度でも、ルールを破ると、すぐに二度、三度とルールを破るようになってしまい、努力を継続することができなくなるからである。

例えは悪いが、 覚せい剤や万引きの常習犯は、なぜ常習犯になっていくのか。
 彼らだって、最初から自分が常習犯になろうとは思っていない。
 最初は、「一回だけ」というつもりだったのでしょうが、にもかかわらず、一度でもルール違反をすると、すぐに二度、三度と、悪いことをしてしまいがちです。

 いったんルールを破ると、「タガがはずれた」状態になり、それ以降は、もはやルールなど、あってなきがごときものとなる。「もう、どうでもいいや」という気分になりやすく、それまでのルールを完全に無視するようになる。だから、ルールを破るのは、一度でも危険なのです。

 努力をするときもそうで、どんなときでもルールはルールとして絶対に守らなければならない。
 「毎日、漢字の書き取りをする」と決めたのなら、徹底的にやらなければならない。たとえ熱が40度あっても、お正月でも、旅行中でも、必ずやらなければならない。そうしないと継続にならないのである。
 [今日は特別だから」 
 「今日は友だちと遊ぶから」
 などと特例を設けると、そのうちに例外ばかりを認めることになり、努力をしなくなる。どんな理由があっても、一日も休まないことが大切である。継続というのは、何かと理由をつけてサボろうとする自分の心と戦うこと。

 ルールを破っていると、そのうちに「ルールを破ってもいい」ということに慣れてしまう。こうなると、もうダメである。だから、絶対に一回たりとも破ってはいけないのだ。

 ウィスコンシン大学のジャニー・ピラヴィン博士によると、私たちは何度も同じことをやっていると、それに対してあまり不安を感じなくなるそうです。

 ルール違反をくり返していれば、ルールを破っても、罪悪感も良心の呵責も、何も感じなくなる。こうなると、もはや自分を律するのは不可能。
 
 「もう、ルールを破っちゃおうかな?」という気分になったときこそ、自分自身との勝負である。悪魔のささやきをねじふせて、必ず勝利するようにする。

 もちろん、そのルールが完全に習慣化し、完全に血肉化してしまえば、一度くらいはルールを破っても大丈夫であるが、習慣化する前は絶対破ってはいけないのである。


人と同じことをしているうちは、
「努力」とは呼ばない


 普通の社会人は、だいたい、朝九時から夕方五時までは、働く。
 実働七時間である。
 したがって、「私は、毎日、七時間も働いているんですよ!」などと自慢げに話している人がいたら、みなさんは「この人は何を言っているんだろう?」と首をかしげるはずだ。なぜなら、だれでも七時間は働くからである。
 他人と同じことをやっているうちは、それは「努力」とは呼ばない。他人よりもたくさん努力するからこそ、「人に抜きん出る」ことができるのであって、そこまでいってこそ、初めて努力と呼べるのである。
 週休二日をきっちりとって、年間の有給休暇もきちんと消化して、趣味のゴルフだ、旅行だと遊びまわっていて、それで「いつかビッグになってやる!」と言うのは、虫の良い話である。そういう人にかぎって、「俺は、努力している」と言うのだから、目も当てられない。

 たしかに、そういう人も、何かしらの努力はしているのだろう。
 しかし、人と同じ程度の努力しかしていないなら、得られる結果も、平凡なものになるに決まっている。
 みんながやっていることをあなたがやったからといって、「みんなについていく」のがせいぜいのところであって、「人に抜きん出る」ことなどできはしない。
 
 いくら努力しているといっても、決して努力がゼロなわけではないといっても、あなたが毎日30の努力しかしていないのなら、80の努力をしている人には、毎日50ずつ差をあけられていくのである。
自分では進んでいるつもりでも、どんどん後ろに置いていかれてしまう。
 私たちの多くは、自分がやっていることを過剰に推定する傾向がある。
 
たとえば、テキサス大学のケリー・マイケルソン博士が、1000名以上の父親に、「あなたはどれくらい育児に協力していますか?」と尋ねる一方で、母親にもインタビューしてみると、父親は、子どもと過ごす時間を、母親よりも17.6%も長く見積もることが判明したそうです。

たいていの父親は、「俺だって、やっている」と思い込みたかった 笑

 あなたがどれくらい頑張っているのか、私は知らない。

 しかし、本当にそれが努力と呼べるものなのかどうかを、今一度だけ考えてみてほしい。

 私たちは、我が身が可愛いから、ついつい自分がやっている努力を大きくとらえがちです。

しかし、傍から見れば、そんなものは努力のうちには入らないかもしれない。本当に努力しているなら、「人に抜きん出る」ものであり、それができていないのなら、残念ながら、まだまだ努力の余地がある、ということ。

本当の努力は誰も裏切らない

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