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腐女子の腐

以前かっこいいな、と思ったことがある俳優さんが出てるのでなんとなく見始め、途中からぐっと面白くなってきた、いわゆるBL漫画原作のドラマ。
最近なんだかさらに面白い、かなり面白い。

かっこいいと思ってた俳優さんの美しさもさることながら、主演の俳優さんの可愛さよ。2人ともいいんだな。でもリアルで会いたい?と聞かれると、なんか違う。きっとあくまで画面の中、物語の中だからいいのだ。

そしてこんな発想してる自分に、ふと思う。

「え、これって腐女子ってことでは?」

そんなことから「腐女子」を検索したりしてたら「用語集」が出てきて、読みながらゲラゲラ笑う。その面白さを相方に説明したものの、さっぱり通じない。そもそも基礎知識がないから、面白さのツボがわからないのだ。

「え、そんなことも知らないの?」

そしてふと、気づく。どうも、自覚はなかったものの、私にはBL基礎知識が若干備わっているのではないかと。

試しに友人にも色々聞いてみたけれど「え、知らない」でぽかんとしている。

うーん。そうだったのか。

でも思い返すと、思い当たる節はありありなのだった。

とにかく小さい頃から「読む」ことが好きだったので、手当たり次第に「読んで」きた。その中にもちろん漫画もあった。床屋さんに連れて行かれると置いてある青年漫画を読んでいた。子供心に小学校低学年が読む内容ではないと思いつつドキドキしながら読んだ。

小学校中学年・高学年にもなると、漫画がいっぱいある友達の家に行っては読み漁っていた。でもって、友達のお姉ちゃんのもの、というちょっと大人っぽい漫画の中にあったのを読んだのがBLに触れた最初だったと思う。

さらには、休みになると行った母の実家は都会で、大きな本屋の一角に「同人誌」のコーナーがあった。手作り感あるその冊子の中には見慣れたアニメや漫画の主人公たちが男同士で恋仲になって…という妄想の世界が微妙な画力で描かれていた。こんな世界があるのかと知った。
そう、前出の私の友人は「同人誌」という言葉すら知らなかった。私的には驚きだけど、ま確かに興味がなければ知らない用語なのかと知った。

好きだったんだよね、漫画。

学生時代までは周囲に読んでる人がいて貸し借りしたり、まだ身近にあったけど、社会人になったくらいからぷっつり読まなくなったような。色々整理する度に持っていたものも処分してきたように思う。

何年か前に、ネットの広告か何かからふと漫画を久しぶりに読んで思った。

「やっぱり漫画、面白いわ」

そこから時々漫画を読む。
まだ課金してまでには至ってないけど。
古本屋でもたまに読む。
何でも読む。
面白いと思う。

この程度なので腐女子とはとても言えない。
腐女子の腐、くらいはあるかな?

とりあえず「攻め」に「受け」と答えるくらいの素養はある(爆)。

何はともあれ

面白いもの面白いって素直に言える思える。

それは大事だなほんと。


年齢とか性別とか属性に関わらず。

面白いって気持ち大事にしたいよほんと。


ああ来週も楽しみだな、ドラマ。

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