甲本ヒロトの名言


現在、ザ・クロマニヨンズのボーカルとして活動している甲本ヒロトさん。

私の世代的には圧倒的に、ザ・ブルーハーツのボーカルという印象の方が強いお方です。
(正確に言うと私がブルーハーツにハマった時にはすでに解散していたので、ちょっと世代は違うんだけど。)
ちなみにあと2年程でヒロトさん還暦だって。
かっこよ過ぎ。

ブルーハーツならば、ベスト版の方ですがアルバムを買い漁ったので大体の曲は分かりますが、
クロマニヨンズはあまり詳しくないなぁ。
詳しくはないけど、CMとかで耳にするとやっぱりカッコいいなぁと思います。
ダウンタウンの松っちゃんが出ていたドラマ、
「伝説の教師」の主題歌の『青春』なんかも良かったなぁ、
と思ったらそれはザ・ハイロウズだったか。

記憶が古過ぎる。月日の流れは恐ろしや。


また話が脱線しかけちゃいましたが、
バンド名やメンバーを変えながらも世代を、時代を超えて今もなお現役で名曲を叩き出しているバンドのボーカル、甲本ヒロトさん(もちろんもう一人のボーカル、マーシーも大好き)の数ある名言の中から、
ボロリンと目から鱗が落ちたこちらの言葉を今日は勝手にご紹介させて頂きます。

けれどこのお言葉、どうもラジオで語られたものではあるみたいなのですが詳しい出典は不明なのでその辺はすみません、先に断りを入れさせて貰いますね。
ではではご紹介します。


ー学校に居場所がない子に言ってあげられることはありますか?

ヒロト「居場所あるよ。席あるじゃん。
そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。」

「趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。山手線に乗ってて、『はい、この車両全員仲よく友達ね』って言われても、『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』って。友達じゃねぇよ。」

「ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。
友達でもない仲よしでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ、友達なんかいなくても。」

ここまでです。



もうこれは本当目から鱗ボロボロロンでした。

そっか!
無理に仲良くなろうとしなくてもいいんだ!
たまたま今ここにいるだけで、ここじゃない世界もあるんだ!
と思わせる二段落目で終わったとしても、充分エールになるとも思うんですが、
三段落目に続く事で、居場所がないと悩んでいる子が、この先どこへ行ってもやっていけるように優しく導いてあげているようで、
この言葉は、ヒロトのアウトローっぽく振る舞いながらも隠しきれない真面目さや純粋さが見えてたまらないですね。
(最近のヒロトさんはアウトローどころか随分可愛い寄りですけども。そもそもブルーハーツを初めて聞いた時、子供ながらに刺激的な歌詞には思えたけど、メンバーに無法者のような悪さは全然感じた事ないのですが。)


学校と言うのは、
未成熟で多感な思春期の子供達が集まる場所だから、本人達も気付かないうちに同調圧力の渦みたいなものに巻き込まれて友達を傷つけたりはみ出てしまう事もあると思う。
けれど大人の社会にもいくらでも未成熟な、
もしくは熟し過ぎ所謂腐りかけみたいな奴もいくらでもいるから、
そんな世の中に飲み込まれず自力で泳げる強さを身につけれるように。
泳ぐのに疲れた時は浮かんでるだけでもいいけどね。

誰を傷つける訳でもなく、自分も傷つけない強さを身に付けられるように子供達が生きていけるといいなぁ。

いや、大人もね。そもそも私もだな。


ちなみにザ・ブルーハーツですと、
『皆殺しのメロディ』
『夕暮れ』
『夢の駅』
なんかが好きです。

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