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自民党総裁選候補者が誰も言わない減税なぜ?

立憲民主党代表選挙が始まり、そして自民党の総裁選挙も始まっていきますけれども、今日は自民党の総裁選挙の各候補者がいろんなことを言ってますけども、共通していることがあるんです。
それは誰も「減税」は言わないということについて、今日は解説させていただきます。

財政政策って、補助金を出したり公共事業やったりと同時に、減税というのは実は大きな政策手段なんですけれども、それを10人ぐらい出ようとしている中で誰も言わないっていうのはどうなのかなと。
私は少なくとも所得税の恒久減税、今4万円を1回減税して、事務ばっかりかさんで、効果がないじゃないかと言われてるんですが、所得税減税を1回やっても効果なくて、むしろ恒久的に減税していく。
その中で私はずっと申し上げているのは基礎控除を引き上げてはどうかと。

予算委員会でも使ったものです。

https://www.tamakinet.jp/panel/7677/

インフレになってくる、あるいは賃上げということになると、総雇用者所得は伸びてるんです。
でもそれ以上に伸びているのが税収なんです。
つまり国民の懐が豊かになる以上に、国の懐のがより豊かになっているということなんで、ある意味、税金を取りすぎてるんです。
そこは返したほうがいいんじゃないのと。

返し方ですけども、私たちが従来から言ってるのは、定額減税とかそういうことではなくて、哲学に基づいたきちんとした減税しようと。

https://www.tamakinet.jp/panel/7677/

所得税のインフレ調整をきちんとやっていこう。
しかもこれ昔やってました。
これは基礎控除と給与所得控除を足した額なんですが、だんだん1970年代80年代っていうのは物価の上昇や賃金の上昇に合わせて基礎控除を引き上げてきたんです。
これが1995年に、額がいわゆる103万円。
103万円より少ないお金には税金かけないということ。
どういうことかというと、人間が生きていくために必要な最低限のコストを賄う所得には税金かけないということです。
取り上げたら生きていけなくなるから。
だからその最低限生きていくためのコストを賄う所得のレベルっていうのは、インフレなどに応じて上がっていって、1995年に103万円になったんです。
見ていただくとズーッと横ばいでしょ?
何でかというと物価の上昇率が止まってデフレになったからです。
それが最近ぐっと上がってきてるんだったら基礎控除も上げなきゃいけないんじゃないですかと。
生きるコストが上がってるんじゃないですか、ということでまっとうでしょ?
これは1回きり上げるんじゃなくて、インフレが定着していくんであれば、まさに恒常的にこれを引き上げることが必要だということを申し上げてます。
主張としてめちゃくちゃまともだと思いません?

なのに自民党の総裁候補は誰も言わないんです。
やっぱり生活の実感に対しての想像力が乏しいんじゃないかなと。
この103万円を130万円に上げたいなと思ってるんですけど、そうすると今大学生とかからよく相談があるのは、やっぱ103万円を超えると自分にも税金かかるし、あと扶養から外れるので親にもいろんな意味で税負担が増えちゃうということで、バイトして頑張ってるんだけど、やっぱ103万円を超えないように働いていると。
もっと働きたいのに、という声をいただきますので、国民民主党を応援してくれれば基礎控除を130万とかさらに引き上げますから、そうすると皆さん、もっと働けます、もっと稼げます。
でも自民党に任せていたら誰も言わないので、結局、今の候補者の中で誰も言ってないことは誰を選んでもできないってことですから。
立憲民主党もこれ言ってませんから、国民民主党だけなんです。
維新も言ってませんから。
うちしか言ってないんだったら国民民主党が頑張るしかないんで、是非応援してください。

これがまず一つです。
二つ目はガソリン減税です。
我々はトリガー条項凍結解除によるガソリンの減税、リッター25円10銭、軽油だと17円10銭、「ガソリン減税しましょう」ということはもう何年も言ってきましたけど、今回の自民党総裁候補も誰一人ガソリン減税言ってません。
じゃあどうすんのと。
2024年で終わる補助金を続けるのか。
やめちゃってどーんとまた上がるのか。
小泉進次郎さんはやめるって言ってますけど、でもエネルギーの高騰対策をしなきゃいけないし、それをいつまでも補助金でするんですかと。

そして3番目の消費税の減税ですけれども、これも将来的には引き下げることもあると高市さんなんか言ってますけど、逆にと下げなきゃいけないのは今なんです。
今下げて経済がある程度良くなれば、将来的には逆に下げなくても良くなるので、むしろ将来じゃなくて今なんです。
そういうところが自民党は消費税の減税などはやる気はないのかなと。

立憲民主党も野田さん・枝野さんは減税反対。
泉さんと吉田さんは食料品を複数税率でゼロにしようと言ってるんですけど、確か立憲民主党は複数税率反対だったんじゃないかなと思ったんですけど、それでいいいいんですか?
むしろ私は全部を5%に合わせて、一律の単一税率にすれば、それでインボイスもいらなくなりますから。
そういう意味でも、消費税の減税ということもやはりこのインフル対策としては今考えていかなければいけない時に来ていると思います。
ただこういうことを全部やったらインパクトあるし、今の時代に合っているこういう政策を、自民党9人出ようが10人出ようが、誰も言わないから誰を選んでも同じです。

今回、自由民主党と立憲民主党で、両方が総裁代表選挙やる中で、逆に国民民主党の差が浮き彫りになってきて、その大きな一番差は経済政策で、しかも体系だった減税政策を言ってるかどうかということで、もっと皆さんの負担を減らして、経済も、そして個人も元気になれ、家計も元気になれと思う人は、国民民主党にお力添えをいただきたいと思っています。

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