見出し画像

国会議員に忍び寄るハニートラップ?

私はハニートラップ引っかかったことないんですが、実際にハニートラップの一つの事例ではないかなという話を今日はお伝えしたいと思います。

2月21日に一つの事案が書類送件されたんですけども、コロナ対策の持続化給付金を騙し取ったということで、2人の中国籍の人が対象になったということなんですが、なんとそのうち一人は自民党参議院議員の元秘書だったということで、アレということで非常に話題になっているわけです。
この元秘書さん中国籍の女性ですけれども、議員会館の通行証を持っていたと。
この通行証って何かというと皆さんよくわからないかもしれませんが、ここは衆議院第一議員会館なんです。
参議院の議員の秘書として、議員会館の通行証を持っていると、参議院議員会館は出たり入ったり、し放題なんです。
そこでいろんな情報にもアクセスできるということで、これは非常に重い話なんです。
さらに日本福州総会(日本福州十邑社団聯合総会)の元常務理事ということなんですが、福建省を代表するような総会という名前がついてるんですが、ここが実は中国の秘密警察の拠点ではないかと。
外国においた秘密警察の拠点ではないかということで、警視庁の公安部の外事二課も追ってたということだと思います。

この秘密警察拠点については、スペインのセーフガードディフェンダーズという、NGOがレポートを出しています。

イギリスのBBCも報じたんですけれども、世界に54の拠点があるということで、例えばオランダとかアイルランドは、こういった拠点について違法だというふうに批判もしているわけです。
なんで問題かというと、いろんな理由で中国は言論統制したり、いろんなことをして海外に逃げたり、身を隠したりしている人もいるんですが、それも追っかけていくとか、そういう意味では警察権の行使を域外(国外)にも及ぼそうとするということで、これは非常に日本・外国からすると主権の侵害に当たるんです。
そういう海外拠点の役員をしていた、その役員をしていた人がなんと日本の国会議員の秘書になって、議員会館を入り放題出放題ということになっていたとしたら、これは非常に国益に関する極めて重大な問題ということです。

週刊誌でも一部報じされていますが、美人だということ、私写真見たことありますけど確かに美人な方なんですが、それが自民党の参議院議員に食い込んでM議員と書きましたけれども、このM議員はどんな形でこれを秘書として雇って何を任していたのか。

例えば私もそうですけど、議員会館に役所の人来てもらったり、いろんな人に来てもらったりして、秘書が同席していると、そこで微妙な話、法案の話、他の人が知り得ない話を前もって知ることができたりするので、そういうものがもし仮に、これは断定するわけにはいけませんけども、中国の秘密警察拠点の一つである日本の組織の役員であって、それが秘書として日本の国会議員に深く浸透していたとしたら、情報が漏洩した、既にしている可能性もあるわけです。

報道によると、この秘書さんの力で、今まで1千万弱ぐらいしかパーティーやっても売り上げなかったのが2.5倍になったと。
中国人の方もパーティーに来ていたということなんですけども、それを見て外国人からの献金というのは我々政治家、国会議員は禁止されているんですけども、パーティーだったら外国人に売れるんです。
その結果、入ってくるのも同じです。
外国人献金の迂回ルートにパーティーが使われる可能性があるんですが、その売り上げ1人2人入っていたらそういう人もいたのかななんですけど、もう多くが中国人が来て、それで売り上げを上げていたということになると、外国人からの献金の禁止規定の抜け穴になっちゃってるわけです。
そうなると外国からの影響を受けやすくなってしまうということなんで、外国人のパーティー券の購入は規制すべきだということを、この事案も見て改めて思いました。

あとは今国会の重要法案の一つであるセキュリティ・クリアランス法案です。
国会の重要な機密に関する情報にアクセスする会社および会社の従業員については、大丈夫な人かどうかをちゃんとチェックするという、そういうセキュリティ・クリアランス法案というのが今回出てきます。
高市大臣が中心になってますし、我々も「やるべきだ」と。
例えば民間企業が共同開発を、特に機微に触れる軍事関係・宇宙関係の技術開発をするのを他国とやる場合、あるいは同盟国とやる場合に、そういう大丈夫な人じゃない人が入っていたとしたら情報が漏れます。
だからそういうことがないように「この人は大丈夫です」ということを証明するセキュリティ・クリアランス法案というのが今回出てきますが、セキュリティ・クリアランスはまさにこういうことがあるのであれば、国会議員にも求めなきゃいけないんじゃないか。
あるいは国会議員もそうですけども、秘書さんについても本当に機微な情報にアクセスしていいかどうかということについての最低限のチェックもやはり必要なんではないのかということで、こういった議論をセキュリティ・クリアランス法案の法案審議の中でもしっかり取り上げていき、我が国の大事な情報、特に国家機密に関わるような情報がです外にやすやすと出ていかないような防御を固めることが必要だということを、この事案からも伺い知ることができます。

全容はわかりませんけれども、是非警視庁を含め、捜査当局においては単なるこの詐欺事案ということではなくて、国会の中枢にまでそれが及び得るという現状があるんだということを認識した上で対応していかなければならないと思います。

今日はハニートラップというか、外国の影響を受けやすい、あるいは受けないためにどうするのか、こういったことについてのお話をさせていただきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?