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安芸高田市臨時記者会見(2023年9月25日)~後半~

公共施設の廃止

記者:
公共施設の廃止に関しては、現在、計何施設ある中で、何施設を廃止の方向で検討されてますか?
費用に関しては、解体費用がかかると思いますが、いくらぐらいを見込んでいるかと、市長に、今後も公共施設は維持していけるかどうかという見通しを伺います。

市:
施設ですが、全体数、計画で343施設となっています。
50平米以下のものは除いた施設となっています。
今回廃止するのは表の通りになりますが、解体費用については、基本的には廃止する施設があれば、民間提案を受けて、売却できるものは売却していきたいという考えです。
建物が使えないものについては建物除却費用を引いたもので売却して、財政の負担をなくしていきたいという考えです。

記者:
解体費用の見込みとか出てるわけではないのでしょうか?

市:
解体費用については、そこまで見込んでおりません。

市長:
補足しますと、公共施設の廃止というのは、公共施設としての役割を終えるという意味です。
解体というのはその先のオプションの一つであって、今説明があった通り、できれば民間、市以外の主体に有償なり無償なりで、譲渡して使ってもらうというのが、市にとっては一番ありがたい選択肢となります。
ベストの希望的な観測ですが、解体費0円というのも一応理論的にはあり得ます。
その上で、この2034年時点で37%までは見通せたという状況なんですが、これで大丈夫とはならないと考えてます。
そもそも2015年の時に打ち出した、20年で3割以上を減らしましょうという、当時としては頑張った目線なのかもしれないんですが、まだ甘いと思います。
実際、広島県の自治体23市町でありますが、確か半数以上6割か7割は、公共施設を総合管理計画というものの中で、具体的な目標数値を載せていますが、高いところは45%を削減しますという計画もあります。
それに比べると、うちは3割以上、ちょっと控えめで、今回少し上積みして37%なんですが、先ほどグラフ等でもありましたが、今よりかは負担は軽減、間違いなくできるんですが、当然今からもう10年先には、市の財政状況は間違いなく厳しくなっていますので、この見直しで終わりではなく、さらにここからもっと切り詰めていかなければならないと考えています。

ふるさと納税 石丸市長との体験型返礼品新設

記者:
3組限定で1万円という、今後も市長との体験型返礼品というのは、例えば市長が公式Xでリプライをするとか、メッセージを送るとか、もっと拡充を考えてますか?

市長:
はい、できることは全部やって、この街の収益につなげたいと思っています。
ただ、何がウケルのかというのは正直、手探りと言いますか、これも1組1万円で3組まで寄付を募るというものなんですが、盛大に空振りする可能性もあると思います。
そうした時には私がちょっと恥ずかしい思いをするわけなんですけども、言ってしまえば、そこだけがリスクなんです。
それさえ許容すれば、1万円は丸儲けなので、私としては私の都合が許す限り、これでいいのであれば、いくらでも講じてみたいと思います。
ただ、何がいいんですかね。
市のX(Twitter)に書き込んでもらうみたいなのでどうですか。
コメントで募集しますみたいな投稿をして、それだったらお金払ってもいいというアイディアがあれば、載せてもらえればなと思います。
なんとなくのイメージであるのは、私が飲み会に混じりますみたいな。
お昼ご飯を一緒に食べるっていうのもあれなので、何か一緒に飲みましょうみたいなのでもニーズがあると思うので、そのあたりを考えています。

記者:
寄付金額を1万円にされたっていうところで、何か意図はありますか?

市長:
自分のマーケットが1万円かどうかわからないんですけども、ふるさと納税によくある金額価格帯が1万円ぐらいからと思って、それに合わせました。
私との1時間が1万円というのが高いか低いかは、やってみて評価されると思います。

記者:
初めてのことですし、これをやってみて今後どうなっていくかというのを考えられていくというふうな認識ですか?

市長:
そうですね、まずこれが盛大に空振ったというニュースにならない限り、味を占めてもっともっといい意味でエスカレーションしていければと思います。

記者:
元々の希望として返礼品に石丸市長に関わるものを追加してほしいという希望が多かったということですけれども、これは市長と一緒に何か話をしたりする時間を持ちたいという声が多くて、このスタイルにされたんでしょうか?

市長:
応援メッセージの中に、市長の講演を聞いてみたいとか、あとグッズを追加してほしい、例えばフィギュアが欲しいとか、サインが欲しいとかいろいろありました。
市長と話をする中で実現可能なものからちょっとやってみようということで、昼食会という形になっています。

記者:
改めてそういう声がたくさんきたことについて市長の受け止めと、市長としてこういう市外の方とのお話の機会を持つことで何かアピールしたいことがあると思っていらっしゃること、現時点であることを教えてください。

市長:
まずフィギュアはいらんだろうと思ったんですけど、そうですね、声にありましたね。
いろんな意味で、私であり安芸高田市に関心を持っていただけているということだと思います。
ご質問の中で言えば、わざわざここまで来てくださる本当に奇特な方もいらっしゃるわけです。
昨日もお会いしたように、その方はきっとこれからも安芸高田市をいろんな面や方法で応援してくださるんじゃないかなと思うので、そういう関係人口というんでしょうか。
これを従来なかったトリッキーなやり方ではあるんですけども、うまく使ってどんどん増やしていきたいと考えています。

記者:
参考までに他の市町でこういうことをされている市町があったり、何かアイデアで参考にされたものがあれば教えてください。

市長:
実は前からちょっと考えていたところはあります。
とある自治体の市長が元ボートの選手だったという方がいらっしゃるんですね。
返礼品が市長がボートのトレーニングにつき添うというのがあって、でも価格は結構高かった50万か何かで申し込みがあったのかどうか、その後伺ってないんですけども。
市長の特性を生かして返礼サービスっていうのもあるんだなというアイデアは知ってたので、今回環境が整ったといいますか、全国からそういう声がたくさん届くようになったので、これは需要があるんだろうという判断をして実現したという経緯です。
説明の中でコメントがついているという話がありましたが、まだ途中なので細かく見てないんですが、年間通したコメント一覧表が出てくるんですね。
私はちゃんと目を通してますので、もしコメントを書きたいという方があればぜひともお願いします。
それを読んですごい励みにさせていただいています。
ものすごく個人的な話なんですけども、実は前の会社の、かつての上司というか先輩が、「ふるさと納税したよ、石丸頑張れ」というコメントをしてくださってたのを昨年分ですけども発見をしたりというのもあっりました。
ちゃんと目を通してますので、このふるさと納税のメッセージもですし、あと市役所に来たメッセージ、先ほどの1,300件、良いのも悪いのも含めて全部メッセージは目は通しています。
メッセージどしどしお寄せください言えないんですけども、ふるさと納税の方は何本でも送ってくださって大歓迎ですので、ぜひともお願いします。

「あきたかた焼き」認証店の募集

記者:
これまでに認証店に申請された店舗、何店舗ありますか?

市:
まだ申請は出てきていない状況です。

記者:
これからまた随時募集していくという形ですか?

市:
今日から市内の店舗の方にも訪問してまわるように予定しています。

市長:
募集してます、という説明はしたんですけども、実質今日が募集開始と言ってもいいと思います。
公に大々的に発表するのは今日の記者会見の場が最初です。
Twitterの投稿ではちょこっとだけやりましたが、市の公式のフォロワーがあんまり多くないので、これからかなと思っています。

スタディサプリの導入

質疑なし

投票カードのデザイン

質疑なし

職員による営利企業等の従事制限の見直し

記者:
副業の解禁の第一歩という点で、具体的にどういう職種を想定されていらっしゃるのかというと、これはちょっと認められないみたいなのがあればお伺いできればと思います。

市:
職種の想定なんですけれども、時間の制限は設けましたが、あらゆる職種を想定をさせていただいています。
非営利・営利ともに想定をしています。
また認められないという部分なんですが、こちらの方は職員が事業主となるというところ等は認められないというふうに考えています。

記者:
完全に素人質問で恐縮なんですが、例えばデイトレーダーというのはOKだったりするんですか?

市長:
デイトレは職業か。私も自信がないんですけど。
ただ禁止する理由はないんじゃないですか。
金融業界と違って、資産運用自体は特段縛り込みないですよね。
金融機関は為替は触っちゃいけないとか、株もこれはいいけどこれはダメとかありますが、公務員は資産運用は各自がやっていいはずです。
どこからがデイトレとか、職務中にやったらダメっていうのはありますが、夜やってる分には特段制限ができないというのが実態かなと思います。

記者:
とりあえず禁止するっていう職業は今のところは想定されてないという理解ですか?

市:
はい、その通りです。

不法投棄防止条例の施行について

記者:
2020年度が非常にゴミの回収量が多いのは何か理由があるんでしょうか?

市:
2020年度につきましては、コロナ禍に入って、掃除などをされている団体が公共施設などに入れないので、それに代わる活動として、不法投棄、ゴミの清掃活動をされました。
その団体が1ヶ月に2、300キロずつ毎月されたので、その団体だけでおよそ3トン前後の不法投棄を解消されたという経緯がありまして、それによって2020年度、飛び抜けて投出しているという状況です。

記者:
不法投棄は具体的にはどういったものが多いんでしょうか?

市:
山間部が多いものですから、大きいものですと、タイヤ、家具、テレビとか冷蔵庫などの家電用品目、小さいものですと、生ゴミとかそういったものまでありとあらゆるものが捨てられているという状況です。

記者:
報奨金は生ゴミであったり、すべて対象にしてお支払いするのですか?

市:
あまりに少量の場合は、どうしても立件が難しいという状況があります。
そのため、たとえ不法投棄がわかったとしても、立件ができないような場合には対象とならない可能性があります。

記者:
立件できるもののみが対象と?

市:
そうですね。
それに有用な情報が入った場合です。

未登録犬の火葬料金の変更

記者:
狂犬予防にかかる注射代はいくらでしょうか?

市:
1頭あたり注射代は3,100円です。

記者:
注射代よりは火葬代の方が高くつく?

市:
登録料も生涯で1頭3,000円かかるんですが、それを含めても。

記者:
34頭中9頭が未登録犬だったということですが、未登録犬だった理由については何か理由はありますか?

市:
情報を統計的に拾っただけで、その9頭についてなぜ登録をしなかったのかという考察は、また今後に必要だと思っています。

記者:
全国的にも珍しいとあるが、もう少しこの珍しい部分を具体的に言えるものはありますか?

市:
葬祭場自体が全国組織である株式会社に、指定管理者として委託をしています。
全国組織株式会社五輪という指定管理者ですが、そこに問い合わせした結果、他の火葬場でもそういった取り組みはないということ、社会環境課の方で独自にインターネット等で情報を調べてたところ、他の自治体で同様の未登録犬について火葬料金を上げるとか、登録を上げるための施策をしているというような情報がなかったものですから、少なくとも全国的にも珍しい、もしかしたら全国初かもしれません。

市長:
せめて県内初とか言えたりしますか?

市:
県内では確実に初です。

安芸高田市公式LINEアカウントの機能拡充

質疑なし

各課からの説明案件

市:
財産管理課です。
今載っている廃止施設は、廃止したものも含めて、116施設がこの表に載っています。
小さい共同作業所については、まとめて17施設と書いてあります。

市政の動きに係るご質問

記者:
先週の市議会委員会の昨年の決算についてご質問させていただきたいんですけれども、昨年度の決算案が委員会審議で否決、不認定という結果になりました。
改めてこの場で市長の受け止めを伺います。

市長:
一言で言えば語るに値しないという受け止めです。
なぜかというのは、すでに臨時の記者会見の中で動画でも言及をしたんですけれども、昨年に引き続いて、昨年と同様に不認定とする根拠が抽象的すぎると思います。
これは何となく気に入らないから否決、不認定にするという、それ以上でもそれ以下でもない反対のための反対になっていたと思います。
これは中国新聞にもまとめてくださっているわけなんで非常に凝縮されてたと思うんですが、これは広報誌と昨年の秋、9月の台風の災害対応の動きについて、市民に不安を与え適切な事務執行ではないというような説明がされていました。
しかし、市民に不安を与えているのはそう言っている彼らの主張自体であって、広報部の対応は市民に不安を与えるようなものではないと、きっちり説明をしたところです。

議員必携、私が読み上げるのも変なんですが、この中で決算認定とは何ぞやというのが書いてあります。
今回で言えば歳出の審査になるわけなんですけれども、読み上げると長いので端折りますが、大枠、支出が適法適正になされているか。
2つ目、扶養額は妥当であるか。
3つ目、予算の流用が適正になされているか。
4つ目、予備費の重要は適正であるか。
5つ目、補助金の効果が上がっているか。
5つ目、その他。
なので、具体的には5つ目線が示してあるんですけれども、一体どの目線で審査をして不認定としたんだろうか、改めて、もし機会があるなら問うてみたいところです。
それぐらい意味が不明な支離滅裂な内容だったと受け止めています。

記者:
こちらの際に反対討論に立った最大会派の山本優議員なんですけれども、先ほど市長がおっしゃられたように、理由にまず市の災害対策本部が設置されていた時期に、千葉県のトライアスロン大会に市長が参加していて、市内に不在で、市民に不安を与えたということをおっしゃられたと思うんですけれども、石丸市長は委員会の採決の前の審議のときにもご質問に対して返答されていましたが、改めて、そういった山本優議員の指摘についてお伺いします。

市長:
繰り返すと長いのですが、一言で言えば、適宜適切に対処してましたが、ここだけテレビとか使うと、全然説明していないように映るので繰り返します。

まず、事前に想定をし準備をしていました。
3連休だったんですけれども、土日、月曜日が祝日ですよね。
月曜日に台風が来るだろうという予報になっていましたので、金曜日時点で職員と協議をし、取るべき対策は用意しました。
私の動きとしては、「お太助フォン」という情報発信媒体があるんですけれども、台風が来るので、確かその時のメッセージは、風が強いので物が飛ばないように早めにしまっておいてくださいとか、固定してくださいという内容だったと思うんですが、それらを吹き込んで、当日か翌日土曜日だと思うんですが、市民に発信できる体制をとっています。
それだけではなくて、市としての災害対応として、この先何が起きたらどう動くんだというのも、具体的にも計画を立てて金曜日を終えています。
なので私はその後、土曜日にこの町を離れたわけなんですけれども、日曜の夕方には帰ってきています。
夜、いよいよ明日、やはり予報がほとんど変わらなかったので、月曜日の朝から昼にかけて安芸高田市に台風が再接近するという話なので、私はいつから市役所に待機しようかというのを危機管理官と相談をしました。
その時に危機管理官の方から、特段慌てて準備するものはない、準備は終わっているということで、台風が再接近する時ではあるんですけれども、明るくなってからで全然大丈夫で風が強いので気をつけて来てください、という話を聞いて、月曜日は明るくなっていたと思うので、多分6時台に市役所に私は出てきました。
再接近している時には視聴室とかで他の職員の様子を見ながら待機をしていました。
議外でも説明したんですけど、どこに不安に感じる要素があったんだろうかと逆に聞きたいんですけど、今のところで何か不安にさせるのがありましたか?
もしあるのであれば、改めて私に指摘してもらいたいです。
確かに受け取り方の問題なので、そういう状況で市を離れてはいけないという人もいるかと思うんですが、これも議会で言った通り、私がいたら何か変わったのかです。
少なくとも市の対応は何も変わらないです。
これは危機管理官もそのように答弁をしました。
あとはもう気持ちの問題としか言いようがないんですけども、私がここに控えてじっとこう座禅でもしてたら市民が安心するのかといったら、しないですよね。
そんな非科学的なことはないので、変な感情論を振り回すのはやめた方がいいと思います。
それこそ危険になると思います。
そのようなマインドセットで災害対応であったり市民に接すると、そこから事故が起きかねないので、そういう意味がわからない市長はやめるべきだと個人的には思います。

記者:
この決算の否決、不認定とすべきという理由に、いわゆる財政的な部分ではないと言いますか、こういった台風の石丸市長の対応というものが決算の不認定の理由にそもそも入ってきているということについては、どういうふうに受け止められますか?

市長:
質問に質問で返したいんですけど、メディアの皆様はこれをどう受け止めてらっしゃるんですか?
そんな議会がここに存在するわけなんですよ。
決算の認定の是非を議論する場で、その中身ではなく、執行部の市長の態度が気に入らないというような議論に落ちてしまっているわけです。
そんな議会がどうなんですかというのを、私は世に問うたほうがいいんじゃないかなと思いますし、由々しき事態だと思います。

今の質問にちょっと派生するんですけども、私が就任するまでの決算認定がそもそも狂っているんですね。
私が就任して直後の9月の議会で2019年度の決算審査がありましたけども、あれはすんなり通ったんですね。
当時はまだ居眠り云々をやる前かそれくらいだったので。
ただ中身というのは、全然いいものではないですよ。
経常収支比率は98.2%だったかな。
過去最高まで上がって、市の首が回らなくなっている。
それまでも赤字状態が続いてたんですけども、実質短年度収支という指標があって、5年連続赤字だったんですよ。
その後、確か山根議員が3年連続赤字で大変なんですっていきまいて発表されたことがあったんですけども、いや認定したのはあなた方ですよねと。
3年でいけないものを5年も認定し続けてたのが安芸高田市議会の決算に対する向き合い方です。
根本が狂ってます。
平気で今回も決算の中身ではなく関係がないところで不認定という結論を出してしまう。
何回も言ってますが、完全な機能不全だと思います。

記者:
山本議員の反対討論の中でもう一点、市の広報誌の取り扱いが不適切というふうな言及もありましたが、議会でも何度も主張をしてられると思います。
改めて、反対討論を受けて、広報誌の取り扱いが不適切という主張に対して、市長のお考え、見解を伺います。

市長:
採決の前の段階で、本来そうあるべきじゃないんですが、主義主張を議員がされてました。
6月の一般質問だったと思いますが、山根議員がされてた通り、市政の動きについて不平不満がある、そういう議員がいるというのは認識をしています。
ただそれは自分たちに都合が悪いからダメだって言ってるだけであって、それ以上の批判にはなってないと思います。
それがまかり通るんだったら、不祥事を起こした人間はメディアに対して都合悪いから報道しないでくださいっていうのが通ることになります。
そんなもの許されませんよね、絶対に。
事実は事実として市民に伝えなくてはならないと思います。
それが市の広報誌である私は必然性、概然性が十分あるというふうに捉えています。
なぜならば市民はこうした状況、市政の状況、議会の状況をこれまで全くといってほど認識してなかった、認識できてなかったんですよね。
改めてこうやって白日の下にさらしてみれば、明らかにおかしいと。
それこそ全国から注目を集めて、全国から批判が議会に届くほどの実態だったんです、前から。
その意味で広報誌等を使って情報発信をするというのは何ら間違ってない、むしろ正しい必要な対処であるというふうに捉えています。

もう一個付け加えるならば、議会が出している広報誌、「議会だより」の方が不適切です。
明らかに事実でない内容が、虚偽の内容が載っていますので、私は予算を来年度落としていいんじゃないかとすら思っています。
まだ決めてないんですけども、市民に誤った情報を発信し続けて垂れ流しているんです。
これこそ害悪なので、あの是非を私は真剣に考えなければならないと思っているところです。
一方で、執行部の広報誌、市政の動きについてはどうなんだと問いがあるかもしれないんですが、内容については議会事務局に確認をしてもらっています。
細かいところのミスは確かにあったんですけども、必要な訂正は行っています。
それ以外については何ら誤りがないというのが、市としての公式な見解になります。

記者:
報告のみで提案修正については一切受け付けていないと討論の文言があったんですけれども、事実が違うことになるんですか?
議会の中継を見てそういった文言があったので、議会側は報告のみで提案修正については一切受け付けていないというふうに山本議員はおっしゃってます。
市長は適宜、事実に違いがあれば修正をしているというふうな表現だったので、ちょっと言っていることが違っていると思いました。
市の執行部としては事実が違うことがあれば、修正してという行動、行為を取られているということでよろしいですか?

市長:
はい、そうです。
具体的に、どこがというのもちゃんと適宜指摘をしています。
抽象的な何かが間違っているという批判ではなく、具体的に指摘をしないと意味がないと思います。
逆にメディアの皆さんから見て、どっちが是で非なのかっていうのを、いい加減に報道してもらいたいなと思うところです。
両論並立というか両方を書くっていうのが、政治に対する向き合い方みたいなメディアのスタンスを感じるんですけども、本当に合ってますか?
議論が分かれるところならまだしもです。
国会、国政で与党と野党があって、争点が原発の用費であったりすれば、それは当然両論併記すべきです。
ただ今回に関しては、是非を論じているわけですから、どっちが正しいのか、どっちが間違っているのかっていうのは、私は評価をして報じるべきじゃないかなと思います。
考特に市民なんかが、どっちもどっちなのかなっていう、これ誤った印象ですよね。
どっちもどっちにはならないはずなんですが、メディアがそういう曖昧な良くない中立のスタンスを取るので、多くの市民は誤解をしてしまっていると思いますので、改めてお伝えします。
真に公平な報道をしていただきたいと思います。
でなければ、私は誤った方に与していると捉え方をします。

記者:
28日本会議でこの決算、否決される見通しですけれども、メンバーがあまり変わらないので、本会議での結論も変わらないのかなと思うんですけれども。
その際の影響は去年と同様、市にとって予算執行に影響はないという認識でよろしいでしょうか?

市長:
はい、ご指摘のとおりです。
事務的には何にも影響しません。
ただ、あるとすれば、余計にこれまでにも増して、議会への風当たりが強くなるんだろうなと、その影響は必至だと思います。

記者:
動画について、市長もおっしゃっていた収益はかなり全国的にも注目が集まっていて、その受け止めを改めて伺いたいのと、どうして注目が集まっているか、改めて理由を伺いたいです。

市長:
まず一つ目の、今のこの情報が非常に拡散されているという状況についての受け止めなんですけども、非常に好ましい、狙い通りという受け止めです。
いろんなところで話をしているんですけども、この小さな弱小自治体がこれから先生き残るには、ワンチャン狙うしかないんです。
そのためには使えるものは何でも使おうと、使っていこうというのが私のかねてからの方針です。
議会対応というのはそれ自体にもちろん意味はあります。
政治再建というものを掲げて市長になりましたので。
なのでその一義的な意味はあるんですけども、副次的に町の知名度、認識度の向上にかなり寄与しています。
最近聞いた話だと、東京に行った広島の方がレストランでご飯を食べていたら、隣のテーブルで安芸高田市長の話をしていたという。
最近も子どもが北海道か東北の大学に行っているんだけども、めちゃくちゃ安芸高田市長の話をしているという親御さんの話を聞いたり、そこまで市の名前が知れ渡るってこれまでなかったはずですし、他の自治体でもまずないと思います。
その意味では広告効果、宣伝効果といいますか、これも金額に換算すると何億円ぐらいの力があったんじゃないかなと思います。
それをゼロ円で実現していますので、大きな収穫だったと思っています。

二つ目の、何で注目が集まったかという原因、背景の自己分析なんですけども、本質的には世の人たち、日本人が知りたかったもの、それを出せたということなのかなと思います。
何かというとちょっとエンタメ的な側面もあるんですが、それを置いておいて、地方議会、地方政治、もっと言えば広く政治って自分たちにとって何なんだろうという、このもやもやした問いです。
選挙の度、メディアの皆さんは投票率がまた下がりました。
若者の選挙離れだと、もっと政治に関心を持ちましょうと、声を上げられるわけですが、それ虚しく響いてましたよね。
そうじゃないんですよ。
国民が、市民が聞きたかった話というのは、何が起きているのか、どこに問題があるのか、じゃあどうすればいいのかという問いと答えですよね。
これを私なりに定義して発信をしてきたつもりです。
それが本質的な意味では、YouTubeであれば視聴者の方に響いたんじゃないかなと思っています。

記者:
今後も発信を続けていくのか、狙いは安芸高田市の知名度向上にあるということでしょうか?

市長:
一つ目は、無論その通りです。
ここでやめる理由はないと思います。
そして二つ目は、安芸高田市の知名度を上げたいっていうのもあるんですけども、やはり第一には政治再建ですね。
市政、私がすれば議会に問題があるというふうに捉えてるんですけども、これを改めていくためには徹底的に情報発信をする必要があると思います。
もうちょっと大きな話をすれば、安芸高田市に限らずです。
いろんな自治体、国においても、見えないところで同じような現象が起きてます。
なので、それらを掘り起こし、国民主権とは何ぞや、というのを国民がもう一度考えるようにならないと、この国立ちゆかないと思っています。
安芸高田市は20年後厳しいねっていうのは他人事じゃないんです。
1,700ある自治体のほとんどに共通する話で、ほとんどに共通するならば、残りのわずか生き残りそうな大都市も20年後巻き込まれます。
無傷じゃ済みません。
その時に日本という国家は崩れると思います。
そうならないように、今からちょっとずつ立て直していくべきだと思いますので、まずは安芸高田市の政治の話ではあるんですけども、広く全国、国においても必要な動きなんではないかなと思っています。

ちょっとだけ私の構想をお伝えするとネタバレなんですけども、この1ヶ月でものすごいYouTubeの再生数が回っているかと思います。
だいぶ皆さん見飽きたんじゃないですか。
しかも似たようなのが出てくるじゃないですか。
まだまだストックはあるんですけども、やっぱり流行っているもののまとめ動画が氾濫するので、だいぶ食い飽きた、ちょっと吐きそうみたいなステージに入っていると思います。
私は全然それを厭いません。
私は、タレント、芸能人、アイドルじゃないんで。
芸能人であれば露出をントロールするんですよね。
自分のバリューを高め続けないといけないので。
私には高め続けないといけないバリューはないので、もう飽きられていいと思っています。
安芸高田市長が売れないコンテンツになるんですね。
でも私は実はその未来を願っています。
なぜならば、安芸高田市長がもうネタにならなくなったところまでいけば、味を占めた編集をされている方々は、次の材料を探すはずなんですよ。
「次どこに面白議会があるんだ、どこに面白市長がいるんだ」と探すと思います。
小さな粒が落ちた波紋は広く広がっていくんじゃないかなと読んでます。
そろそろ飽きられていいんじゃないかなと思うので、飽きたあかつきには、次のステージに進んでほしいと願っています。

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