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岸田総理と赤いネットワークについて

岸田総理と赤いネットワークという記事についてお話をしたいと思います。

本日、8月15日は終戦の日です。
先の大戦で、この国のために犠牲となられた方々に心より哀悼の意を表します。
本日は朝、靖國神社のほうを参拝をしてきました。
その後に、武道館での全国戦没者追悼の会に出席させていただきました。
その後は少し時間を空けて、千鳥ヶ淵戦没者墓苑のほうも参拝をさせていただきました。
こちらは無名の戦没者の方のご遺骨が納められているところになります。

今回は岸田総理と赤いネットワークという月刊Hanadaに掲載されていた記事の紹介になります。
皆さんご存じの通り、昨日岸田総理は勇退の表明をされました。
まずは岸田総理、3年間お疲れさまでした。
まだ少し任期残っていますので、引き続き任期まで任務を全うしていただければと思います。

今から紹介するのは岸田総理にとって少し否定的な意見となります。
赤いネットワークということなんですけれど、池田良子さんという方が記事を書かれているんですけど、恐らく共産系の左寄り・左系の「赤」、そういう意味なんだろうと思います。
まず池田良子さんの著書を紹介したいと思います。
「実子誘拐ビジネスの闇」ということで、この本をご献本いただいたんですけど、Kindleでも読みたいなということでKindleの方は買いました。
帯のところに書いてあるを注目なんですけれど、「この本を読んで安倍元総理は激怒した 内閣情報調査室は何をやっていたんだ!」ということで、そういうことが書かれている内容は注目かなと思います。

実子誘拐ビジネスということで、日本はこれまで離婚後の子どもの親権については単独親権だったわけです。
実子誘拐ビジネスというのは離婚した後に主に母親が子どもを連れ去っちゃう、連れ去ったもの勝ちみたいなそういうところがあったんですけれど、これは先の通常国会では結局共同親権になりました。
ということで実子誘拐ビジネスというのはしにくくなったということになります。

この赤いネットワークの方は単独親権を維持したいということなんですけれど、岸田総理は結局共同親権を進めたということで赤いネットワークに反対するような方々の意見も取り入れたということで、そういう意味では幅広く意見を取り入れているのかなという感じはします。
行政の長としてバランスよく政策を進めているという感じはしますし、岸田総理3年前の就任の時に「聞く力」というのを言われていて、そこはその通り実践されたのかなと思います。
悪く言うと二枚舌外交という言い方もできるかもしれません。
明日の動画で二枚舌外交みたいなのは紹介させてもらおうと思いますが、単独親権の方に話し戻します。

何が悪いのかというと、ざっくり言ってしまうと弁護士が儲かるということで、しかも単独親権だとトラブルが乱発しますので弁護士が儲かる。
それはよろしくないだろうということで、かなりざっくりしすぎましたので、そこまで単純じゃないのかもしれませんし、もちろん共同親権は共同親権で問題がないわけではありません。
ただ世界を見渡しますと共同親権の国が大半になっている状況なので、やはり通常国会で共同親権が原則とされたのは非常に大きな変化なんじゃないかなと思います。

もう一つ、今から紹介する赤いネットワークがしていることで、私がまずいんじゃないかなと思うのはNPO法人です。
お金をどんどん使っている、政府のお金がどんどん投入されているということです。
ネットスラングで公金チューチューという言葉がありますけれど、要は皆さんの納めた税金がそういうところに使われるということで、それイコール悪いと即座に決めつけられるわけじゃないんですけれど、ただお金使うのであれば、しっかりと良いことに使ってもらいたいですし、もちろん良いことに使われているところもあると思いますけど、それをしっかり監視するのってやっぱり手間かかりますし、めんどくさいなというところはあります。
当然問題ある使われ方っていうのは監視しきれないわけですので、そこはこういうお金配りをする以上仕方ないのかなと思いますが、できれば私としては税金を下げて、そういう変なところに行くお金を絞ると。
税金を下げてしまって政府に入る収入を少なくしてしまえば、そういう怪しいNPOとかに行くお金っていうのは必然的に減っていくんだろうなと考えているわけで、それで「減税しましょう」っていうお話をしているわけです。

もう一つあらかじめ知っておくといいということで、清和会vs宏池会というのがあります。
清和会は自民党のいわゆる安倍派で宏池会は今の岸田派です。
派閥はもう解消されてしまったので今はないのかもしれません。
もしかしたら残っているのかもしれませんが、背景に安倍派vs岸田派の争いがあったということです。
いくつか名前が出てくるんです。
古賀誠元自民党幹事長、そして野田聖子元子ども担当大臣、加藤紘一衆議院議員、そしてその娘さんの加藤鮎子衆議院議員です。
子ども担当大臣されてました。
あとは自見はなこ衆議院議員、山田太郎参議院議員、そして橋本龍太郎さん。
ハニートラップの話も出てきます。
あとは塩崎恭久衆議院議員、塩崎彰久衆議院議員、坂本龍一さんです。

この記事10ページぐらいあるんですけれど、そのうちの4ページぐらいのところを見ていこうと思います。
私も知らなかったことが結構あったということです。

池田良子さん
岸田総理と赤いネットワーク


岸田総理と赤石千衣子、「月刊Hanada6月号岸田総理の復讐」は非常に興味深い内容であった。

その記事によれば自民党に激進が走っている政治と金の背景には、2,000年に加藤紘一元自民党幹事長が引き起こした加藤の乱に端を発する宏池会・旧岸田派と清和会・旧安倍派の権力闘争があるという。
岸田文雄は加藤の乱以降、非主流派としての地位に20年以上甘んじてきた。
そして総理となり主流派となった今、かつて宏池会を非主流派に追いやった清和会の議員に対し、徹底的に復讐を図っているという見立てである。
確かにそう考えると全ての辻褄が合う。
ただこの記事には一つ大事な視点が欠けている。
それは岸田と赤いネットワークとの関係である。
岸田をはじめとする非主流派の復権に向けて、影で支えたのが野田聖子元こども政策担当大臣であり、その裏には古賀誠元自民党幹事長がいる。
彼らは権力奪回のため赤いネットワークと呼ばれる極左集団とまで手を組んだ。
現在の岸田政権は赤いネットワークとの連立政権といって良いような悲惨な状況にある。
ここに一枚の写真がある。

首相官邸のウェブサイトに掲載されていたものです。

岸田政権発足のわずか8日後の2021年10月12日、NPO法人シングルマザーズフォーラム理事長の赤石千衣子が岸田総理と一緒に写った写真である。
これが首相官邸のX・旧Twitterに投稿されているのだ。
拙著「実子誘拐ビジネスの闇 飛鳥新社」で取り上げたように、赤石はかつて「ふぇみん婦人民主クラブ」の代表を務めていた。
この団体は1946年に結成された女性団体・婦人民主クラブが分裂した際、過激派暴力集団を支援する活動から作った団体を母体とし、1984年に中核派系と第四インターナショナル系で内ゲバが起き、再分裂した結果、設立されたとのことである。
なお第四インターナショナル日本革命的共産主義者同盟は、成田闘争に積極的に関与したことで知られる団体だ。

極左グループとズブズブ
赤石は2015年1月17日、安倍政権に女性たちからレッドカードという横断幕を並べ国会を取り囲むデモ活動に参加し演説を行っている。
それほどまでに安倍晋三政権を意味嫌う人物がなぜか岸田政権となったわずか8日後に岸田総理と同じ写真に収まっているのである。
赤石の横にはNPO法人全国子ども食堂支援センター・むすびえ理事長である湯浅誠の姿も映っている。
湯浅は福島瑞穂社民党党首と深い関係にある。
例えば福島との共著「反貧困と派遣切り: 派遣村がめざすもの(七つ森書館)」がある他、2010年11月12日に開催された「福島瑞穂と市民の政治スクール」の第1回目の講師も務めている。
また湯浅は東京都新宿区西早稲田にサポートセンターを置く一般社団法人反貧困ネットワークの事務局長をかつて務めていた。
その時の代表は宇都宮健児元日弁連会長であり、副代表は赤石千衣子である。
なお宇都宮も赤石も福島瑞穂のサポーターに名前を連ねている。
そのような人物らと岸田総理は一緒に写真に収まっているのだ。

赤石千衣子氏については、私は前の国会で質問主意書というのを出しているわけです。

「総額八百万円超の使途不明金不祥事が発生した認定NPO法人の代表が法務省やこども家庭庁の審議会委員であることの妥当性に関する質問主意書」という形で、シングルマザーズフォーラムというNPO法人で、こちらで使途不明金800万円台が出たわけなんですけど、その代表が赤石千衣子氏です。
そういう団体の方が、こども家庭庁とか法務省の審議会の委員をされているということで、それはいいのかという、そういう質問主意書の内容です。

赤石らを岸田総理に繋いだのが一緒に映っている野田聖子であろうことは間違いない。
野田が赤いネットワークと言われる極左グループとズブズブの関係であることは月刊Hanada4月号の拙稿「野田聖子元総務相と赤いネットワーク」で書いた通りである。
その野田が初代の担当大臣を務めたこども家庭庁だが、現在の担当大臣は加藤鮎子。
加藤鮎子は加藤の乱の主謀者である加藤紘一の娘である。
加藤紘一は東大在学時に安保闘争に参加。
外交官になってからはいわゆるチャイナスクールに所属し、香港副領事や外務省アジア局中国課次席事務官などを歴任した。
政界に入り1992年には従軍慰安婦問題についてお詫びと反省を表明する談話を官房長官として発表した(加藤談話)。
その後、自社さきがけ連立政権下で、社会党の書記長である村山富市が総理を務める中、自民党の政調会長として社会党が特に強く望んだ原爆被害者援護法の制定、水俣病認定患者の救済、戦後50年の国会決議、首相談話の実現に尽力した。

政権に関わる赤い面々
加藤紘一はNPO関係についても精力的に活動してきたことでも知られる。
赤石氏と長年行動を共にする赤いネットワークの中核メンバーであるNPO法人フローレンス会長の駒崎弘樹氏は自身のブログで加藤紘一について「むちゃくちゃ良いおじいちゃんな人です。NPO議連は、彼が中心になってやってきてくれて、それがゆえにNPO法も成り立ったわけで、全国のNPOは彼に足を向けて寝られないと思います。」とコメントしている。

駒崎弘樹氏も私は今国会で取り上げさせていただきました。
取り上げた内容はこちらです。
ベビーライフ事件というのがあります。
ベビーライフという団体が養子縁組を進めていたんですけど、かなりの数が海外に行ってしまっていて、それがどこの親に行ったのか行方が追えなくなってしまったと。
しかも結構なお金を取っていって、やってることが人身売買なんじゃないかということを国会の方で取り上げさせていただきました。

違法かどうかっていうのは疑問符はあるんですけど、ただ倫理的には私はまずいと思ったので国会の方で取り上げさせてもらったということです。
YouTubeにもかなり私のフローレンスに関する動画は再生数回っていたと。
繰り抜き動画も出ましたので興味ある方はそちらも見ていただければと思います。

加藤浩一の娘である鮎子は野田聖子の秘書を長らく勤めていたことから明らかのように野田の子飼いである。
つまり父の紘一と同様に赤いネットワークと深い関係にある。
例えば1月16日能登半島地震を受け、加藤鮎子大臣は子どもの居場所作りに取り組むNPO法人などに「500万円を上限に財政支援をする」と発表した。
これに対し「被災地の子どもに支援するのではなく、なぜNPOに対してなのか」とSNS等で大炎上したことは記憶に新しい。
赤いネットワークと深い関係にある閣僚は加藤鮎子だけではない。
岸田内閣で初入閣した自見はなこが加藤の乱で造反した自見庄三郎の娘であることは前記岸田総理の復讐で記載されている通りだ。
その自見はなこも赤いネットワークに深く関係する。
自見とNGOピースボートの元スタッフである山田太郎参議院議員とが共同事務局を務めたチルドレンファーストの子ども行政のあり方・勉強会には赤石千衣子のほか、明石市長の泉房穂、末冨芳日本大学教授、NPO法人キッズドア理事長 渡辺由美子などが呼ばれている。

山田太郎さんのツイートも少し紹介させてもらいます。
西牟田靖さんという方が書かれたものになります。

驚くべきことに当選回数わずか1回の自見と2回の山田が設立したこの勉強会を契機として、こども家庭庁が設立された。
永田町の常識から言っても考えられない大きな力が働いたのではないかとの疑念を持たれても仕方ないだろう。
なお自見と2022年に再婚した橋本岳議員は橋本龍太郎元総理を父に持つ。
橋本龍太郎といえばハニートラップ事件を思い出すものも多いだろう。
1996年駐日中国大使館への勤務経験を持つ中国人通訳女性との関係が取り沙汰された。
後に女性は北京市公安局の情報工作員だったことが判明した。
岸田内閣で政務官を務める塩崎彰久も赤いネットワークと深いつながりがある。
父親は加藤の乱に加わった塩崎恭久。
塩崎恭久は高校時代、音楽家坂本龍一と共に中核派のグループに所属し学生運動に加わっていたと述懐している。
塩崎恭久と彰久親子は前日のフローレンス会長の駒崎弘樹と親しい関係にあることで知られている。
その駒崎が当時厚生労働大臣であった塩崎恭久に対し雑誌でインタビューした際、恭久は「駒崎さんがFacebookでずいぶん褒めて発信してくれているってうちの息子が言っていたよ。もっと駒崎さんに感謝しないとダメだぞ、なんて言われた。」などと答えている。
なおこの駒崎は赤石と共に、こども家庭庁の審議会委員に任命されている。
以上から明らかなように今や政府内は赤いネットワークに接見されつつある。
加藤の乱で受けた屈辱を晴らすために岸田総理らは決して組んではならない勢力と手を組んでしまったようだ。

岸田政権誕生と野田聖子
岸田政権誕生に果たした野田聖子の役割は極めて大きい。
2021年9月29日岸田文雄は自民党総裁に選ばれたが、もし野田聖子が出馬しなければ河野太郎が自民党総裁になっていた可能性もある。
野田は岸田を総理にするために出馬したとも言えるだろう。
これで野田は岸田に大きな恩を売り野田は赤いネットワークの利権を生み出すこども政策担当大臣になることができた。
上期の岸田総理と赤石千衣子らとの会合のセットも岸田総理選出を手伝った見返りであると考えるのが妥当であろう。

ちなみに橋本岳氏は私の自宅のある倉敷市の選出の衆議院議員です。

記事の紹介はここまでにとどめておこうと思います。
先ほど中途半端に紹介した古賀誠幹事長の話とかも出てくるんですけれど、記事気になる方がおられれば月刊Hanadaの方を買っていただければと思います。
少し紹介すると古賀の秘蔵子が野田聖子ということで、野中広務さんと古賀誠さんの繋がりみたいなところもあるし、あとは中国がアメリカ、そしてオーストラリアに工作を仕掛けている話をされています。
当然アメリカ・オーストラリアにしているような工作を日本にしてないわけがないだろうと、そういうお話もされておられてなかなか興味深いです。
記事としては全文読み上げるわけにはいきませんので、岸田総理が勇退を表明されたということで、この話に関してはできる時期も限られるということで今回紹介させていただきました。

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