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安芸高田市財政説明会③(2023年10月22日)

これより質疑をお受けしますが、本日は時間の制限もあることから、先ほどの説明についての質疑に限らせていただきます。
なお市に対する皆様からのご意見については、本庁、各支所の意見箱、また市ホームページのお問い合わせから受け付けていますので、そちらをご利用ください。


質問①

私は市外の者ですが質問がなかったので、先に手を挙げさせてもらいました。
石丸市長に会いたくて今日来たのですが、今の説明の中での質問に限るということなので、この質問をさせてもらいます。
いろいろYouTubeで発信されていると思うのですが、この町の魅力や名産品や観光地などの発信をしていただけたらと思っていますが、市長さんはその辺をどのように発信していくつもりなのか、お伺いしたいです。

主に私の情報発信としては、X(Twitter)を使っているわけですが、その中で昨日サンフレッチェのPRをしてみました。
あれも基本戦略の一つです。
どこまでご存知か分からないのですが、サンフレッチェのマザータウンという位置づけで安芸高田市はありまして、トップチーム、まさに昨日戦っていた彼らが練習する拠点であり、そこを目指して頑張っている高校生、ユースの練習場であり、ユースが実際ここに住んで寮で生活をしています。
なので、サンフレッチェが強くあれば、ちょっとでも順位が上がれば、その分だけ市の潤いになって還元されます。
なので、私は皆さん、どういうふうに見えているか分からないですが、仕事として、順然たる仕事としてサンフレッチェを応援します。

私はここから車で今日2,3時間かけてきたんですけれども、私の住んでいる町もこの町と同じくらいの規模感の町なんですけど、魅力とかその辺が今まで興味なかったもので、よく分かっていないんですけど、市長さんがいろいろ発信されていく中で、自分の町もいろいろと多分変えていかないといけないなとか思っていたんですけど、そんなところです。
今日の夜のYouTubeも楽しみにしています、ありがとうございました。


質問②

向原から来たものですけど、財政説明ということで私もいろいろ噂があるので、よく聞いてみないとと思って来たんです。
それは向原でもいろいろ噂されているのが、石丸市長は何もかも減らすと、こういう噂が広がっています。
例えば、観光協会が補助金が半分になったとか、集会所がなくなったとか、そういうようなことで、年寄りが、早く言えば補助金が無くなる。
それはどうしてかと言うと、今、石丸市長が言われた先のこと、そういうことが分かっていない、市民は。
だからもう少し、みんなに分かるように市長はしてもらわないといけない。
ここに来ているものは、今の聞いたら分かるだろう。
しかし、ここに来ているものは、わずかで10%もいない。
だから市民が全体が分からないなら良いことならない。
そうしたら、どのようにしてみんなに今のことを教えるか、伝えるかいうことをよく考えてもらわないといけない。

それともう一つは、一番大事なことは市長と議員が揉めていること。
これも大変問題になっている。
それはその議員は我々一人一人が選出して出したもんだから、みんなが関係しとることはよく私も知っている。
それが年老りばっかり、早く言えば65歳以上のようなものばっかりが議員になっている。
そういうことで、今市長は40歳くらいかよく知らないけど、それについて来れない。
だから、市長は一番先に議員を説得しないといけない。
議員がしないことには成り立っていかないでしょう。
今まで一人で戦っているから、私もそれは感心している。
だが何とかまだまだ揉めている事は、まだ説明が足らないだろう。
それで私が今まで説明聞いてみた中で、20年先がこうなる、50年先がこうなるような説明がありましたが、これは私が今まで知った中で石丸市長だけです。
今まで市長になって説明したのは一人もいない。
だから、いい加減な事をしていたということ、早く言えば。
だから先のことを見てやるような者でないと、この安芸高田市は続かないことは、よく分かっている。
それでも今まではやっていない。
みんなの機嫌とり「あれやってくれ」「はいはい、やる」ばっかり。
だから機嫌はよくとる。
市のことなんか一つも考ていない。
石丸市長になってから「これはいけない」と思われたんだろう。
若い市長から見られたら。
だから、「これも減らさないと」「あれも減らさないと」「あれも何とかしないと」ということになった。
それをどういうわけで減らさなければいけないということが、市民によく分かってもらわないといけない。
特に議員によく分かってもらわないといけない。
議員は何をしてるんだ、議員に分かってもらわないといけない。
市民もよく分かっていない。
噂が止まることは、「あれを減らしやがった」「これを減らしやがった」という噂ばかり。
それは「先がこうなると困る」と言うけど、そんな事は一つも思っていない。

皆さんに市民によく分かるように、議員さんにもよく説得してもらうように、市長さん、それに努力してもらいたいと思います。

皆さんお気づきだと思うんですが、この石丸伸二という人間は、およそ世の中で一般的とされる市長ではありません。
なので、思ってないことは言わないし、思っていることはなるべくストレートにお話をする人間です。
その観点で今のご主張に対してお返しをすると、今ご指摘もあったんですが、この町において今までこれだけ財政状況を説明したことはありません。
さらに言えば、日本の1,700ある自治体で、ここほど丁寧に財政を説明している町もおそらくないと思います。
私は少なくとも見たことも聞いたこともない。
なので、あとはもう知らないです。
知らない市民がいる、理解しない議員がいる。
知りません。
それは私の責任ではありません。
私の立場でやるべきことは、これまでもやってきましたし、今まさにやっています。
今その話を聞いてくださっている皆さん、市民としてのやるべきことをされている最中だと思います。
じゃああと何をしたらいいのか。
市民の多くが、できれば全員が、自分のこととして気づく、これしかないと思います。

つい先日、確か山梨県の町だったんですけど、1万数千人の町があって町長が記者会見を開いたんです。
もう7年後に財政破綻しますと、財政の非常事態宣言を出されました。
ちょっとした全国ニュースになったんですが、そこで市民の方が説明会に想定の4倍ぐらい集まって、町長とか執行部に詰めよるんです。
「今まで一体何をしてたのか」「謝罪はないのか」と。
僕はその状況を見た時に「もうダメだな」と思いました、正直。
「この後に及んでひとごとかと」「誰の町なんだと」全員が無関係ではいられないはずです。
そこに住んでいる市民、町民、住人である以上、誰かのせいにはできないんです。
それぞれの立場があり役割はあります。
市長、市役所の職員、議会、議員、市民の皆さん、それぞれがそれぞれの仕事を精一杯やるしかないんです。
その意味において、今日のこの場は、きちんと役割が果たしている瞬間だと私は捉えます。
なので、ここから先、変われるのか変わらないのか、安芸高田市民の本質が問われる、それだけだと思います。

市長としての立場で、できる限りはこれまで通りやりますが、申し訳ありません、最終的な責任は取りかねます。
20年後にこの町がなくなっても私は悲しみますが、私はその頃どこか遠くに行ってると思います。
皆さんも遠くに行く準備はできてますか?
できてないでしょ?
だったら、ここで覚悟を決めるしかないんですよ。
根本的に足りないのは危機感です。
「これまでなんとかなってたから、これから先もなんとかなるんじゃないかな」根拠のない期待を持ってはダメなんです。
そうではなくて、「これやばいなと」「もうダメかもしれない」危機感をちゃんと持てば覚悟が決まるはずです。
みんなが覚悟を持てば、私はまだまだ、なんとかなると思ってます。
なんとかなると思って、この3年間やってきました。
なので、今日のこの機会に改めてお伝えするならば、共有したらまず危機感、そして全市民に求めるのは覚悟です。
皆さん覚悟はできてますか?
私はとうの昔にできてますよ。
そのために帰ってきたんです。
今この瞬間からでもいいので、まだまだ遅くないです、間に合います。
覚悟を決めて、20年30年50年100年500年先に向けて、進めていきたいなと思います。


質問③

市民の方が手を挙げられるかなと待ってましたけれども、私も市外からで申し訳ありません。
今日お話しいただいた公共施設の削減ということは、どの市町でも取り組んでいかなければならない大事なことだと思っています。
ただ、今日も市民の方お話を聞かれて、削減、削減つらい話ばかりのようにも伝わるのかなと思いましたけれども、ただそうやって必要のない部分を減らせるところはしっかり減らして、でもそこでできてきた潤いの部分で、しっかりまた市のために取り組みたいことは市長も思っていらっしゃることがたくさんあるのではないかと思いますので、そちらの希望につながる、いらないところを減らしているところはこういうふうにして、市民の幸せをつくっていきたいんだという部分をお話いただけたらと思います。

最後の最後に一番暗い話をすることになったなと思うんですが、私も正直にお伝えします。
嘘偽りない私の見立てです。
この街に限らず今の姿ではなくなります。
日本という国が一億人を割っていく、そうした時に地方から崩壊が始まります。
1,700ある自治体のほとんどは残らないと思います。
一方で私は500年残したいと言いました。
どういう意味かです。
安芸高田市という行政単位はなくなると思います。
おそらく私が死ぬまでになくなると思います。
あと何十年か後。
ただそれでも、安芸高田市という存在、アイデンティティのようなものを次世代、その先に残したいな、日本という国にしっかりと植え付けておきたいな、そういう思いでいます。
だからです。
私が今、神楽をいろんなところに行って外に打ち出して、そこで展開させているのはそういう理由です。
安芸高田市の神楽団、おそらく数はだんだん減っていくと思います。
「昔あったけどもうなくなったね」それを何とか避けようと思っています。
極論、安芸高田市に、もう神楽団がなくても安芸高田神楽団は残せるんじゃないかなと、そのように思っています。
サンフレッチェはまだここで頑張ってくれてますが、いつかは出ていく時があるかもしれません。
でも、うちでJリーグ開幕の当初から、サンフレッチェ広島を支えてきたその事実は決してなくなりません。
ゆえにです。
サンフレッチェをしっかりと応援し、これから先おそらく安芸高田市よりも長く残るはずです、サンフレッチェ広島のほうが。
サンフレッチェ広島がある限り、安芸高田市の歴史もそこに紐付けて維持できるんだと、そのように考えています。
毛利元成も然りです。
それこそ毛利元成がいた当時の国の形、もうとっくの昔になくなってますが、毛利元成その歴史は失われてません。
そういう意味で、安芸高田市を先に先に、つなげていきたいなという思いです。
なので、先ほどご質問の意図は私も分かってるんですが、そんな良い話は簡単には出てこないはずです。
強いて言うならです。
最後に少しだけ希望を伝えすれば、未来への投資、もっと言えば子ども教育における投資、ここに集中をしたいと考えています。
他国の例なんですけども、シンガポールという非常に小さな国があります。
マレー半島の先に人口4,5百万人ですか。
本当に吹けば飛んで消えてしまいそうな小国なんですが、建国したのがリー・クアンユーという方です。
初代の首相ですけども。
その彼が徹底してやったのが教育への投資でした。
賛否はもちろんあるんですが、あそこの国はエリート教育に懸けたんです。
小国でありながら、大きな大国に伍していくため、飲み込まれないために何をすべきかというのは当時からもう明らかだったんです。
その意味で、これから日本は小国になっていきます。
どんどん貧しくなります。
ただそれでも教育の質だけは落とさずにいるべきだと私は思っています。
なので、今日ご覧いただいたように限りある財政ではあるんですが、最大限、教育分野に的を絞って、そこに懸けて一点突破で私は次に繋いでいくのが一番希望が持てる方策ではないかなと、そのように考えています。

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