見出し画像

第2回皇位継承に関する立法府の全体会議

皇位継承に関する立法府における全体会議2回目に参加してきました。
参加したものとして感想2点。
立憲民主党のいわゆる過激派の意見、つまり女性天皇派の意見は抑制されていると感じました。
2点目、いわゆる女性天皇派の方々は先送り戦術を見越しているんじゃないかと感じました。

本日15時から皇位継承に関する立法府全体会議がありました。
先週金曜日に引き続いての開催ということになります。
場所は衆議院議長公邸というところで、ここから歩いていけるような距離ということになります。

今回は大きく流れとしては2点ありました。
1点目は衆議院法制局長による各党・各会派の意見・要点まとめ、その後各党・各会派で意見のある方は挙手という形で意見を申し上げるという形でした。
各会派は複数回発言するようなこともありまして、そこは全ての各党・各会派は発言されたのではないかなとは思います。

今回、第1回の会議の内容をいろいろとまとめられているんです。
こちらに関しては近いうちに衆議院のウェブサイトの方で公表されるんじゃないかなと思います。

衆議院のウェブサイトを現時点での確認をしておきたいと思います。
私は皇位継承に関する立法府全体会議と言いましたけれど、正式には「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に基づく政府における検討結果の報告を受けた立法府の対応に関する全体会議」というものです。

前回5月17日、そして本日は5月23日ということで前回の内容がまとめられています。
こちらは令和4年1月18日の会議の概要とかもリンクで見ることができます。
出席者ですけど私は出ていないわけです。

以前は我々と言いますか、会派としては、みんなの党だったわけです。
その時は渡辺喜美さんに出ていただいておりました。
令和4年1月ということで、2年前か。
こちらが今回5月17日のものになります。

繰り返しになりますけど、今回は前回の会議、これまでの各党・各会派による意見表明を踏まえて、衆議院法制局の方で各党・各会派の意見を一覧表にまとめていただいたということになります。
A3用紙3枚分になるということで、なかなかのボリュームです。

本日の参加者、各党・各会派の出席者一覧になります。
網がかっているところが欠席者ということになります。
左が衆議院、右が参議院ということで、自民党から参政党まで、合計13になるわけです。
せっかくなんで名前読み上げていきます。

自民党
麻生 太郎、茂木 敏充、中曽根 弘文、衛藤 晟一

立憲民主党
野田 佳彦、馬淵 澄夫、野田 国義、田名部 匡代

日本維新の会
馬場 伸幸、藤田 文武、浅田 均、柴田 巧

公明党
北側 一雄、石井 啓一、西田 実仁、谷合 正明

日本共産党
穀田 恵二、塩川 鉄也、小池 晃、岩渕 友

国民民主党
玉木 雄一郎、古川 元久、川合 孝典、浜口 誠

れいわ新選組
大石 あきこ

教育無償化を実現する会
前原 誠司

有志の会
福島 伸享

社会民主党
福島 みずほ

沖縄の風
髙良 鉄美

NHKから国民を守る党
浜田 聡

参政党
神谷 宗幣

各大きな政党の幹部クラスの方も参加されているということです。

今回はいろいろと話し合われたわけなんですけれど、冒頭申し上げたように、立憲民主党のいわゆる過激派、女系派の方の意見というのはかなり抑制されているなという感じはしました。
立憲民主党から女系という言葉が出てこないというよりは、憲法14条 平等の観点から女系も認めるべきという意見は、少なくとも立憲民主党からは出てこないという気は感じました。

一方で、れいわ新選組、沖縄の風、社民党さんあたりは女系推進が伺われる意見が述べられています。
こういった会派に共通することとして、拙速な議論はやめましょう、急ぐのはやめましょう、という意見が出されたわけです。
そこも共通してて面白いなとは思います。
共産党も急ぐなというような形でした。
各党・各会派にいろいろと意見が出たわけなんです。

今回すべての会派・政党が発言したわけですけれど、自由にいろいろと意見があったんですけれど、目立った意見としては議事録の公開をするのかどうかということに関して、おおむね賛成だったみたいです。
当初は結論が出てから公開しようみたいなことになったんですけど、それに相対する意見が主流だったと思います。
この会議を今後続けていくにあたって一定の結論は出すべきだと思うんですけれど、決定期限をいつにするのかというようなこともありました。
今国会中という意見もそれなりにありましたし、今国会中はダメだという意見もありましたし、内容によっては今国会中で、そうじゃないものに関しては急がないみたいなそういう意見もあったと思いますけれど、それが妥当なのかなとは思いました。

今後、今回の会も開かれたということで、少しずつ話が進んでいくのかなとは思います。
議事録も結局どうなるのかわかんないですけど、公開されるような方向かなとは思います。
いろいろと意見があって面白いなと思った意見を少しずつ見ていくと、有志の会の福島さんの仰ってた意見で、女性宮家に関しては定義がはっきりしていないんじゃないかと仰っていて、確かにそんな感じはしました。
私もなんとなく、よくわからないというところでありましたけれど、「そこは確かに」と思います。

相変わらず、れいわ新選組さんが自民党の裏金という話は出されました。
前回に引き続いてという感じです。

国民民主党の玉木雄一郎さんはさすがだなという意見を仰られて、裏金という意見はありましたけれど、そこはもう切り離してということを仰って、今国会中に一定の結論を見たいなということであったり、あと重要なこととして自民党と立憲民主党、つまり政府与党と野党第一党の立憲民主党、こちらが意見一致するというのが重要なんじゃないかと仰られて、そんな感じはしました。
それだけに立憲民主党さんの意見が過激な意見がないというのは、そこは私としては一国民としては安心できるところかなと思います。

あとやっぱり議長のリーダーシップです。
額賀福志郎衆議院議長、本当にリーダーシップ発揮されていると思います。
というのも細田議長の時には、基本進み方が遅かったんですけど、額賀議長になってこれが進んでいるということは、やっぱり額賀議長のリーダーシップによるところが大きいんではないかなと思います。
それだけに衆議院の議長が誰かというのは、今回の件ですごく重要なんだなとは思いました。

いろいろと面白い意見はあったりしたわけですけれど、皆がいろいろと好きなことを言い合って議論の内容が発散することを懸念されていた意見もありましたし、それはその通りだと思いました。

この会議なんですけど、進め方といいますか、スケジュールです。
当初は前回と今回において毎週木曜日集まってということだったんですけど、本日の話の流れだと各党・各会派にそれぞれ議長さんチームなのかな、その方々が各党・各会派とそれぞれを意見交換をして、また機会があったら間を空けて全体会議みたいな話になって、そこは正直良くわからなかったんです。
私としては毎週木曜日に、各党・各会派が集まればいいのにと思うわけです。
その中で小さい会派って確かに負担は大きいんですけど、それは無理して出ないのも一つの手なのかなとは思いました。
大きい政党はそれだけ民意を得ているので、発言力が大きくて当然だと思いますし、というような感じでしょうか。

最後に私が何を述べたかに関してお伝えしたいと思います。
進め方に問題を提起された方がいるんです。
その進め方に問題があるということの一つに、今回の政府による有識者会議に沿って進めることに不満をお持ちの方がいるわけなんです。
政府の有識者会議の報告書で、ある程度男系男子を基本として、後はその皇族数を補うために特に養子を取るであったり、旧皇族の方に皇籍復帰をしていただくなどの意見があるわけなんですけれど、それに関して有識者会議に沿って進めることに疑問を呈する方々がいるわけです。
これは先ほどの女系天皇派の先送り戦術みたいなところと共通するかもしれませんが、そういう意見があるので、私としてはやっぱりこの政府の有識者会議の意見に沿った形で、それの枠組みでもいいんじゃないかというような意見を述べさせていただきました。
これは多くの政党の方々も同じことを述べられていたような気はします。
もちろん政府の有識者会議の意見以外のことを言ってはいけないというわけではないわけなので、それはそれでいいのかと思います。
ということで、私なりに説明をさせていただきました。

現地の情報を大雑把なところ、伝わるところは伝わったんじゃないかなと思いますが、冒頭を繰り返しになりますが、私としては2点です。
立憲民主党の過激派の意見というのが抑制されているということ。
そして女系天皇派の方がいろいろな先送り戦術のようなことをされている、これはあくまで個人の感想であります。

というわけで、私なりにお伝えをさせていただいたところです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?