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安芸高田市臨時記者会見(2023年9月28日)

記者:
不認定が本会議で決まりましたが、市長の受け止めを伺います。

市長:
3回目ぐらいの感想なんですけども、全く意味がわからない、という受け止めです。
今日も同じ話を反対討論で山本優議員はされたと思うんですが、日本語として成り立ってました?
「議長に報告していると市長が発言されていますが、報告のみで提案修正については一切受け付けをされていません」って意味わかりました?
私は何を言っているのかわからないまま、今日は違う言い方するかなと思ったら同じ言い回しだったんですよ。
議長に報告しているって私は発言しました?してないと思います。
事務局に確認してもらっているって言ったはずなんですよね。
言ってないことを理由にしている時点で破綻していると思うんですよ。
どこか訂正させる機会があるんですか?
ないのかなと思って同じようなやりとりをこれまでも議会としたんですね。
言ってないことを勝手に解釈して市長がこう言ったと主張するんですけど、言ってませんよっていうのを物押し入れしてみるんですが、聞く耳もたないというか受け付けないので、完全な事実誤認に基づいて判断しているなという感想です。

記者:
今日も山本優議員の討論の理由が、財務的なこととあまり関わりがないような広報誌と配布での対応ということだと思うんですけれども、そういった理由で決算の不認定となったことについてはどういうふうに受け止められていますか?

市長:
ちょっと意地悪な聞き方をしてみると、あまり関係がなかったとおっしゃったんですけど、どの辺に関係がありました?
全然関係なかったでしょ?関係ないですよ。
議員必携に書いてある内容を、この前の定例記者会見とかで言及しましたけれども、どこにもかすってないのが反対討論であり、その前にあった委員会での質疑ですよね。
なので本来やる仕事をしていなくて、勝手なことをやっているというのが今の議会の多数派になっています。

記者:
勝手なことをやっているというのを、もう少し具体的にお願いします。

市長:
本来やるべき審査をやらずして、私の批判をしたいだけ。
根拠がないので私からすれば誹謗中傷ですので、何のためにあそこに座っているのか、足を引っ張りたい上げ足取りたい以上の動機が見当たらないんです。

記者:
不認定となりましたが、これまで不認定となっても法的拘束力はなく、市の予算執行に影響はないというふうにおっしゃっていますが、そのお考えは今日も変わらないということでよろしいですか?

市長:
私の考えといいますか、そういう立て付けになっていますので、これは事務的に何も揺るがないです。
議会の議員の一部の主張として、何か執行部に改めてほしいというような話もあったんですけれども、具体的に指摘しないと意味がないんですよね。
なんとなく気に入らないと言われて改めることってできませんので、その意味でも今回も、何がどう不満なのかというのは意見聴取を申し入れようと思っています。
去年も申し入れましたが拒否しています。
今年もこちらとしてやるべき対応は取ろうと思っています。

記者:
決算の話と変わって、大きい視点でのご質問になるんですが、石丸市長がずっと言われている公共施設の削減であるとか、これから人口が減少していくという現状が安芸高田市であると思うんですけれども、市長の考える10年後20年後の先の市の未来というのは、どうお考えですか?

市長:
明るい未来を精一杯描こうとはしているんですけれども、そんなわけにはいかないと思っています。
かなり厳しい状況にこれから突入するので、そうした中やるべきは生き残り戦略をどのように展開し実現していくかです。
上向きの発展というのはまず見込めないです。
うちに限らず、この人口が10万人を切っているような自治体はやがて消えゆく存在です。
不可避のはずで国も分かっていると思います。
なので、これまで10年20年30年前ぐらいから平成の大合併というものを進めてきたわけなんですが、それも中途半端に終わってますよね。
もう一息進められればよかったんですけれども、進められぬまま今に至っているので、あとはここから各個別の自治体が歯を食いしばって踏ん張るしかないと。
具体的にというふうに聞かれたんですけれども、私は少なくとも私が生きている間においては、安芸高田市というものを自治体の単位で残したいなと思っています。
願いが叶うのかどこかで告げるのかわからないんですけれども、この3年間取り組んできた中でおそらく5年か10年は稼いだと思います。
残りの任期と、またその先に市長が変わることもあると思うんですが、その時その時で市長、執行部、議員議会がまた5年10年を稼いでいく。
それしかないのかな、言葉がちょっと頼りないんですが、自転車操業ですよね。
ただやることは力いっぱい目いっぱいやるしかないと思います。

記者:
要因として人口減少や財政の厳しさが一番大きな要因になってくるのでしょうか?

市長:
一言で言えば人口減少ですね。少子高齢化人口減少、これにつきます。
日本はもう2010年でしたっけ、人口減少に転じているので急がないといけないんですけれども。
急いでいる政治家ってあまり見当たらないんですよね、国も県もそれぞれの自治体も、随分悠長にやっているなと思うので。
よそはよそでうちはしっかり急ぎたいなと思っています。

記者:
今のお話に関連してなんですけれども、市長はすごくリアルに現実的なお考えで物事を進めているからこそ、先ほどのような発言があったと思うんですけれども。
私が一般質問や議員さんの聞いている中で、鉄道を何とか地元で残さないといけないとか、あったほうがいいけれども少し現実路線というよりかは、理想路線でお話しされる議員さんの方が多いと感じています。
市長の現実路線の考えと、議員との理想路線の考え方、そこのギャップというものが、議会と市長の溝というものに考え方の違いというのが関わってきているのではないかなと思うんですけれども。

市長:
そうなんですか?私も理想論というのは掲げますし、やっぱり必要だと思います。
ただ現実的にどうかというのを最終考えて動かないと世の中って進まないじゃないですか。
彼らがその理想論に固執しているのは単なるポジショントークじゃないですか。
要は今のこの現実を直視できていない、受け入れられていないんですよね。
市民に対して耳障りのいい聞こえのいいことばっかり言いたがるという、それは単なる自己保身です。
ただ、分かっているはずです。
いくら何でも、議員席に座っている以上、この街の現実や厳しさというのは、この3年間で言ってきましたし、その前から厳しい話はずっとあったので、分かってて知らないふり、目を逸らしているだけだと思います。
でなければ、本当に寝ぼけているのか寝ているのかどっちかです。

ちなみに今日、中国新聞いらっしゃいます?
市局長はどちらに行かれたんですか?
電話してもいいですか?
記者会見の場でいちいち言わなくてもいいから調整してくれたらいいんですよって言われてたんで。
いらっしゃるのはいらっしゃるんですか?

記者:
ちゃんと存在してます。

市長:
本当に心配してるんですよ。電話していいですか?
無断欠席続けたら確認の電話はするでしょ?
着拒されてたらどうしましょう。

お伝えいただければと思うんですけど、市局長としての職責というのがあると思うんです。
私が口を出す範囲内ではないのかもしれないんですが、少なくとも職業人として仕事の相手方なわけでじゃないですか?もう違うんですか?

記者:
市長のお考えはちゃんと伝えます。

市長:
都合が悪くなったら逃げてるようにしか見えないですよ。
逃げてますよね?逃がしてるんですか、本社は?
本人の意思じゃないですよね、さすがに。
本人の意思でやってるとしたら大問題ですよね。
それこそ罰せられますよね、職責者だから。
本社の指示だと思うんですけど。
だとするならば、中国新聞社自体のガバナンスがやばいと思います。
これまでもお伝えしているので、ご理解はしていただいているかなと思うんですが、そんな政治が許されないじゃないですか、メディアの皆さんからして。
逆の立場になったら自分は特別扱いですよってダブルスタンダードって反転可能性テストに照らせば悪ですよ。
というのはこれまでもお伝えしているので、ぜひ社会の公器として恥ずかしくない対応を社としてとっていただければなと思います。
改めて社の方には市としてお伝えをしようと思います。
ぜひ胡子さんに、いつかまた来てくださいとお伝えください。
この前たまたまそこですれ違ったんですよ、市民文化祭の時に。足早に去られましたけど。
そんな噛みつくようなことはないんで、普通に挨拶をしてくれればなと思います。

皆さんあんまり聞かれないんですけど、なんで僕が千葉に行ってたかって気にならないですか?
うっかり行くような人間じゃないです。
当然ですけど計算して狙ってます。

実は去年の12月か、議会が噛みついてきた時に、職員には説明をしたんですけども、わざと言ってます。
わざと言った理由は何かというと、一言で言うと話題にするためです。

ただ残念ながら今回も昨年も答弁した通り、クリティカルな問題がないんですよね。
なので食いついたメディアは中国新聞ぐらいでした。
胡子記者がこことぞばかりに、大々的にしょうがない、という風に書かれたんですけども、理性のあるメディアは飛びつかなかったんです。
そのギリギリのラインを狙いました。

参考にしたのは、数年前にやった当時千葉県知事の、災害、まさに台風ですね。
台風が直撃した翌日に別荘かどこかに行ってたんです。
それで一斉にメディアが集中砲火を浴びせたっていうのがあって、これはやっぱりネタになるって正直思いました。
かすめるぐらい、当たらないぐらいのアクションは話題になるんだろうなと思って計算して行きました。

もう一個は大事で、さっき熊高議員が千葉県の一宮町というところも言及されてたんですけども、トライアスロンが大事なんです。
なんでかというとトライアスロンをやっているトライアスリートって所得階層が高いんですね。
富裕層ですね。
富裕層の目をこっちに向けるっていうのは、安芸高田市にとって極めて重要な戦略です。
ふるさと納税だけでも何千人かいるトライアスリート、もっといるかな。
安芸高田市に注目して関心持ってもらったら、何万円か何百万円がもしかしたら入るじゃないですか。
入った時は丸儲けなんです。

もちろん災害対策に一点の穴もないという条件です。
市民に迷惑かけたり、市に損害を与えたら元も子もないので最低ラインは完全に死守した上で、昨年はああいう対応をしています。
もし台風が半日、もう数時間早く安芸高田市に来てるならば、私は離県して帰ってきています。
ただそれだけです。
万全の準備をもって、当日出かけていったというのが真相です。
そこまで計算してやってます。

皆さんあまり漫画読まないですか?
封神演義という漫画に聞仲というキャラが出るんですよ。軍師かな武人かな。
そいつが言うんですよ「真の陰謀家というのは一つの行動で二つも三つも効果を狙う」
私は本当に大事だと思います。
その場の思いつきで、ああだこうだやっててもすぐ詰まるんです。
そうじゃなくて2手3手4手5手10手先まで見通してやるっていうのが、仕事の上では大事ですし、特に政治家、さらに言えばこういう小さな自治体においては、生き残り戦略ですね。
本当に生き残りなんです。
生きるか死ぬかがかかっているので、私はそれぐらい感覚を研ぎ澄ませて職務に当たってます。
というのを誰も聞いてくれないから、自分で言いました。

記者:
あえて話題性を狙ってということなんですが、今後もされていくつもりですか?
災害が目前に迫っていて戻ってこれなかったら、市民に対して不安を与えかねないことでもあるので。

市長:
バッファを持って全部対応してます。
ギリギリの追われるところで動いているわけではなくて、かなり余裕を持って対処しています。
同じようなことをやるのかというご質問ですが、広い意味ではやります。
これからも、注目を集めるというのが大事です。
ただ災害関連でやるかといえば、やらないと思います。
何故かと言うと、二番煎じだからです。
同じことを2回やったって芸がないじゃないですか。
それは狙わないですけれども、他の意味や観点において、使えるものは全部使うというのが、これまで通り私の基本戦略になっています。

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