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政治資金規正法をどう変える?

裏金問題なんですが、これを批判するのは世の中みんなやってますんで、どうやって裏金を防止していけばいいのか、その方策を今日は探ってみたいと思います。

自民党の派閥の裏金問題がだんだん広がっていってますけども、どうやって防げばいいのかを今日はお話ししたいと思うんですが、その前に裏金って書いてますよね。
言葉からして怪しいですよね。
裏金があるってことは表金があるんですね。
表金って何かというとちゃんと収支報告書に表に出しているもの、出せるもの。
例えば、いろんな備品を買ったりとか、政治活動の旗を買ったりとか、メガホン買ったりとか、そういうことにも使う。
これは全然外に出したらいいんです。
裏金っていうのは、例えば千葉五区の薗浦健太郎さんが個人としてパーティー券の収入を載せないで裏金づくりをしてたんじゃないのかという嫌疑で略式起訴、公民権停止3年ということになったというわけです。
その時に薗浦さんは何に使ってたかというと、遊興費に使ってたんです。
遊興費といっても夜のお店の綺麗なお姉さんがいるようなところの支払いとかに使っていたとも言われています。
それ以外に、例えば地方議員を飲み食いさせたりとか、あるいは政治資金規正法の対象とならない自民党総裁選挙でよくお金が飛び交うっていうふうに言いますけども、そういうところに使われたり、なかなか表に出したくないというための原資として裏金が作られていたんではないかと言われていますが、それぞれの議員が一体何に使ったのか、捜査の中で明らかになっていくと思います。

この政治資金規正法を、こういうふうに改正したらいいんじゃないかと、いくつかのアイディアを申し上げます。
その前に政治資金規正法って、漢字をよく見てもらいたいんですが、規"正"って「正しい」になってます。
普通「きせい」だと皆さん思い浮かぶのは「規制」、レギュレーションの方だと思いますが、これは「正しくする」ということです。
なんで「規制」の方にしてないかというと、政治家が議員立法で作ったので、政治家が自らを規制するっていうのはおかしいということで「規正法」にしたとも言われています。
国民民主党は政治改革本部の古川元久さんが本部長になって、今回のことを踏まえた政治改革の案をいくつか作ってますが、その主なものを案ですけども紹介したいと思います。

一つは、なんでこんな裏金づくりが出てくるかというと、非常に罰が軽い。
そして罪の対象者が非常に狭いということがあります。
誰がそもそも処罰されるかと言うと会計責任者で、この人が直接の規制なり罰則の対象になっています。
当然その議員本人が監督責任もあるから責任を負うだろう、ということになっているはずだと思ったら、議員本人は規制や罰則の対象に入ってないんです。
じゃあどういう時に議員本人も、さっき千葉五区の薗浦健太郎さんの話しましたけれども、本人が辞めなきゃいけないようになるのかというと、会計責任者と共謀関係にあったと認定された時に初めて罪に問われるわけです。
共謀っていうのは指図をしたり、報告があったところを容認していたりすると共謀関係が成り立つということになります。
ただ今の法律では、基本的に会計責任者を処罰の対象にしているんです。
仮に何かあっても「秘書が勝手にやりました」という余地を残している法体系になっているので、ここはやっぱり皆さんも感じておられると思いますが、会計責任者のみならず雇っている議員本人も罪の対象にすべきだと思いませんか?
これは改正のポイントとして浮き上がってくると思います。

2つ目です。
日本大学のことがありました。
薬物を使用してアメフト部が廃止になるんじゃないかということと同時に、もっと堪えているのは私学助成金という、税金からお金が入っているんですけど、こういう不正を犯すような大学には入りません。
それと同様に、悪いことをした人の属する政党に対しての政党助成金は、悪さの度合いに応じて、減額するか場合によっては止めると。
止められたら困るんで、派閥・党をあげて不正がないのか、ちゃんとやっているのか、ということを調べるようにもなると思いますから、これもお金の面から、かなり抑止力が働くと思います。

最後3つ目です。
パーティー券の取扱いについては、原則、銀行振込・クレジットカード・スマホ決済を使って現金での授受を最小限にする、ということが大事だと思います。
すべて記録に残るので、おかしなことをしても後から遡れますから、やらなくなると思います。
いわば政治資金のデジタル化です。
これが3番目に必要だろうと思います。

こういう改革は少なくとも今回を機に、絶対やるべきだと思います。
古川本部長の下で法案作りをしていますので、他の野党とも協力していきます。
自分で罪を犯した自民党は自浄作用が働かないと思いますから、野党から改正案を出して、他党とも協力して、こういった裏金や不正を根絶するような大胆な政治改革を是非実現していきたいと思います。
来年はこれを旗頭にやっていきたいと思っていますので、皆さんにも後押し・応援を賜りたいと思います。
また、いろんなアイディアもお寄せいただきたいというふうに思っています。

今日は裏金問題、連日本当に永田町これ一色になってます。
「政治資金規正法を国民民主党ならどう変える3つのポイント」を説明させていただきました。

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