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SXSW中止を受けて。

SXSWが開催6日前にして中止になりました。もう、色んな感情が渦巻いていて放心状態というか、ぶっちゃければ「あああああ”〜〜〜〜〜〜😭コロナーーーーーーー😂😤😭」と叫びたい感じです。涙笑。 

主催側は強気での開催を望んでいたものの、この1週間に5万人の中止署名運動が起きていたり、Twitter、Facebook、Apple、Netflix、Tiktok他次々に辞退の申し出が起きていたり、テキサス州でも感染が見つかるなど、総合的に考えれば英断だっただろうと思います。

何より、ここまで来るまでに、たくさんの方に応援をして頂いたので、この場を借りて、感謝を伝えたいです。

まず、この機会をもらうきっかけとなった北村さん。Social Innovation WeekのKeynoteで登壇させて頂いた時に、「アンジュさんの思想やビジョンは、きっと世界の人の心にも響くはず。」と、SXSWに推薦をしてくださって、まだまだ経験の浅い私を、米国に強くプレゼンしてくださり。。今回の登壇の機会が叶いました。

そして二人三脚でスピーチをつくってくれていたスピーチライターの千葉佳織さん。考えても考えても言語化できなくてジメジメした気持ちで迷走した時期も毎回本気で向き合ってくれて言葉になるまで寄り添って一緒に伴走してくれました。(原稿やばいよ〜って泣きついてる瞬間、、、)

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Ciftのみんな、投票・シェアしてくださったみなさん、応援してるよ!と声をかけてくださったみなさん、シェアエコ協会、PMIメンバー、広報マネジャーのさおり。応援してくれたり、支えてもらったり、自分のことのように喜んでもらえるつながりがあることに改めて幸せを感じています。有り難うございます。

いま、必要なのは「ともにある」という共生意識。 それは、「私たちは、"すでにつながっている"」という思想。

言うまでもなく、いま、私たちは未曾有の試練を地球規模で経験している。個人が、企業が、国が「自分さえ守ることができれば」と境界線を引き、目に見えて広がっていく分断が、目に見えない心の分断を生んでいく。

コロナによる目下の経済や生活のダメージもそうだが、何より心の分断が、ヘイトを生み身体の疲弊や孤独を生む、そんな現象に心が痛くてならない。
どうしたら心の分断を食い止めることができるのだろう。

今回、私がサウスバイで話そうとしていたスピーチのコアメッセージ、それは「人は、すでにつながっている」という思想への意識と実践だ。

境界線を引こうとしても、実は引くことなんてできない。私たちは切り離されたものではなく、関係性の中でお互いが存在し合っているから。その教えは実は日本の中で紡がれてきた。全てのものに神が宿り「自分は全体の中の一部であり、一部である自分が全体を構成する」という自然、他者との共生意識と調和と融合を図る心。「すでにつながっている」ということに目を向ける精神性こそ、今の心の分断を食い止める唯一の拠り所になるのではと私は信じている。

「そんなこと分かっているよ」と頭の片隅では理解できるかもしれない。でも共生意識を持ちつづけることは、私たち一人一人の努力がいる。

信頼の研究で「社会的ジレンマ」という現象がある。

社会的ジレンマとは、みんな一人一人が協力しあえば、トクをする、或いは上手く行くことを知っているのに、他者を信じられないがために皆が結局、反対の行動をしてしまうので、全体が悪い方向に進んでいくという現象。
山岸俊男著「社会的ジレンマ「環境破壊」から「いじめ」まで 」

環境問題や、今回のトイレットペーパー騒動もそうかもしれない。

社会を良い方向へ導くのは、一人一人の心の持ちようと、不安や恐怖を乗り越えながら意志を持って信じ続けることでしか、成し得ない。

国や企業が社会的役割を背負っているように、
私たち個人もまた「意識」の持ち方に社会的役割を背負っている。

だから、みんなで意識のイノベーションを起こしたいのです。

なんだか、せっかく色んな人の力を借りて進めていたサウスバイ が中止になってしまったことの報告と感謝を伝えるために書き始めたnoteだったけど、今回サウスバイ で話そうとしていたことが、コロナという今地球規模で立ちはだかっている試練を乗り越える一つの解になる気がして、つらつらと書いてしまいました。

SXSW側は時期を見ての延期やバーチャル開催などを検討しているとのことで、発表予定だった内容を個人でYoutube発信などもとっさに考えましたが、しばらくその結果を待ってみようと思っています。
ひとまず、応援してくれた方々、有り難うございました。🙇‍♀️

石山アンジュ


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