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「金銭的な社会保障中心」の発想から「つながりによって個人に寄り添う社会保障」への発想転換。

首相官邸の「全世代型社会保障 会議」で若手代表としてプレゼン機会を頂きました。

自分が提案したサマリは以下。

◯「過去になく不確実性の高い未来への不安と孤独、一方で、テクノロジーをはじめとするイノベーションへの明るい期待」両側面を抱える若者の社会観。
◯その中で求める社会とは、テクノロジーを積極的に活用し、自分らしい生き方を自ら「つくることのできる」社会、そして誰もが孤独を知らず「つながり」によって支えあい、安心を実感することのできる社会。

●シェアワーキングによるシニア起業家の創出。
シェアワーキングの推進は、新たな「支え手」の拡大、年金の受給開始年齢の繰り下げを可能とし。また年金を受給している方にとっては、年金というベーシックインカムが保証された上でプラスの収入を得ることができる。これは年金受給額や医療費負担の見直しを考えるうえでも重要な点。

●シェアによる共助のセーフティネットの実現。
本来、「人とのつながり」を取り戻せば、過度な社会保障コストは不要だと考える。これまで、一人ひとりのリスクや生きがいの創造は、家族・企業・地域コミュニティが担ってきた。その役割は、必ずしも金銭では補うことができない「居場所」や「安心」を実感する機能を果たしてきたもの。一方で、今日の社会は、家族形態や就労環境の変化により、人のつながりを通じたセーフティネットが失われつつある。結果、一人暮らし、引きこもり、子育ての孤立化など、多くの人が「孤独」を感じやすい社会に。シェアリングの活用は人と人、人と地域のつながりをテクノロジーによって生み出し、血縁や地縁に基づかない無数のコミュニティやセーフティネットを生み出すことができる。

「金銭的な社会保障中心」の発想から「つながりによって個人に寄り添う社会保障」への発想転換という側面も議論が必要。 

会議内容の詳細はこちらから確認できます。

終了後、安倍総理からは、「シェアリングによって共助の仕組みを社会化していく。新しい形態のコミュニティの中で負担を分かち合えないか、というのは一つの考え方だと感じました。本来社会保障とは一人一人のQOLを実現するもの。」とお伝え頂きました。

今回、財務省の方に今の社会保障の現状をかなり詳細にレクチャーを頂いたり、自分でも社会保障の歴史を勉強する中で、

負担額の見直しや制度改革は重要な一方で、本当に本質的な点というのは、なんのために社会保障があるかという原点にたちもどることだと自分の中で至りました。 

誰もが孤独を知らず「つながり」によって支えあい、安心を実感することのできる社会。を実現すべく自分も自分のできることから引き続き頑張りたいと思います。

最後に、最近改めて見たこのTEDトーク。人とのつながりがなぜ人の人生に必要なのか、について。

写真引用元:官邸HP


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