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安定発進、ダート自転車型三神ザシアン

 こんにちは。安城新撰組のみずたま(@yoah_pokeca)です。
 12月13日にポケモンセンターナゴヤでおこなわれたシティリーグシーズン2ジュニアで息子(ようすけ、小4)と娘(あかり、小1)が59枚同じ三神ザシアンデッキを使い、あかりが準優勝し、ようすけがベスト4入りしましたので、記念に書いてみました。

 12月20日現在CSP0の父親と小学生の息子で作ったデッキですので、競技プレイヤーの方にとっては、当たり前のこと(+トンチンカンなこと?)しか書かれていないと思います。また、レギュレーションマークBのカードが多めに採用されていますので、来年1月22日以降の新スタンダードレギュレーションでは使うことができません。ただ、現在のカードプールでは安定性の高い構築になっていますので、本記事から何か気づきがあれば幸いです。
 また、それぞれの項目をおこなった時期を書き添えていますので、これから初めての公式戦を迎えるジュニアプレイヤーとその保護者の方の参考になりましたらうれしいです。

なお、本記事内では、カード名を一般的によく用いられている略称で表現しております(例:アルセウス&ディアルガ&パルキアGX→三神)。

本記事の構成は以下のとおりになっています。


1,自己紹介

ようすけ(小4)
世界大会出場権獲得に向けて奮闘中?
大会前にならないと頑張れない典型的な一夜漬けタイプ…
今シーズンの成績は以下のとおり。
・シティリーグシーズン1ジュニア 優勝(ルカメタザシアン)
・シティリーグシーズン2ジュニア ベスト4(三神ザシアン)

あかり (小1)
年少でポケカを始める。もしかしたら現小1世代で最も若いIDを持つ存在?
知り合いとの練習を嫌い、知らない人との実戦を好む自由人…
今シーズンの成績は以下のとおり。
・シティリーグシーズン1ジュニア 予選落ち(ムゲンダイナ)
・シティリーグシーズン2ジュニア 準優勝(三神ザシアン)

みずたま
12月21日現在CSP0。気がつけば、子どもたちとポケカを始めて3年経つも、永遠の初心者。家族を愛知県に残し、茨城県に単身赴任中。2,3週に1回愛知県に帰省する身。


2,環境予想(11月中旬頃開始)

以下3点を考慮しました。
・ジュニアではマスターで流行ったデッキが少し遅れて流行る
・シティリーグ参加者の顔ぶれはシーズン1とほぼ同じ
・カードプールに大きな変化はない

その結果、予想したTier(使用率)は以下のとおりになります。

Tier1 三神ザシアン、ムゲンダイナ、セキタンザン
Tier2 ズガドーン、マルヤクデ
Tier3 FTB、ブルーレシリザ、ピカゼク
Tier外 モクナシジュナイパー、ルカメタザシアンなど

Tier1
シティリーグシーズン1ジュニア・ポケモンセンターナゴヤ参加者50人中、9人が三神ザシアン、6人がムゲンダイナ、8人がセキタンザンを使用していました。シーズン1から三神ザシアンはくちたけん、ムゲンダイナは覚醒ドガースで強化されており、練度を上げてシーズン2に臨むプレイヤーが多いと考えて、Tier1と判断しました。さらに、その中でも三神ザシアンを最上位と目しました。

Tier2
ここでのズガドーンは、メインアタッカーを火の玉サーカスズガドーンに頼ったデッキを指しています。青天井の火力とサイドレースでTier1に対し有利ではあるものの、初動での事故率が高く、本格的なVMAX環境に入り以前よりエネルギー管理の難易度が増したため、Tier2と判断しました。マルヤクデは、単体での性能が高く、また鋼軸のデッキの弱点を突けるものの、ドローが弱いことによる事故率を考慮して、Tier2と判断しました。

Tier3
ここでのFTBは、火の玉サーカスズガドーンに加えてファイアロー・レシリザ・ボルケニオンなど多様なアタッカーを採用したデッキと指しています。FTBとブルーレシリザはともに回すことができれば強いものの、ジュニアにとっては難易度が高いため、Tier3と判断しました。ピカゼクは対セキタンザンがあまりにも苦しいため、Tier3と判断しました。

Tier外
モクナシジュナイパーは、シーズン1参加者50人中10人が炎軸のデッキを使っていたため環境的に厳しいと感じたこと、さらにはこのような環境下であってもモクナシジュナイパーを持ち込むプレイヤーはスキルが高く勝つのは難しいと考え、切りました。ルカメタザシアンについては、「難しい」、「ジュニアだったらルカメタザシアンを使うならば三神ザシアンを使うだろう」という声をよく耳にすることから、ほぼ切りました。ただ、ようすけ本人は、後述しますが、これまで自身がルカメタザシアンの三神ザシアンに対する優位性で戦ってきたことから、切れていなかったと思います。いるはずもないもう1人の自分がTierに入っていました。


3,デッキ選択の経緯(3週間前まで)

シーズン1でようすけはルカメタザシアンを使用しました。

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ルカメタザシアンを選択した理由として、当時もTier1であった三神ザシアンに対し、以下3点から有利であったことが挙げられます(あくまでジュニアでは、です)。
・オルタージェネシスGX宣言後の三神に対して、フルメタルウォールGXを返すことで三神が確実に止まること
・フルメタルウォールGXによるダメージ軽減によって、ルカメタ・フライパンもしくはゴーグルが付いたザシアンが相手ザシアンの攻撃に耐えること
・ようすけがルカメタザシアンでの対三神ザシアン戦に自信を持っていたこと

シャイニースターV収録カードの発表前までは、ルカメタザシアンをシーズンでも使う可能性がありました。しかしながら、このカードの出現によって状況は大きく変化しました。

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くちたけんが付くと、オルタージェネシスGX後のザシアンのブレイブキャリバーは290ダメージとなり、フルメタルウォールGXによる30ダメージの軽減があっても、ルカメタ・フライパンもしくはゴーグルが付いたザシアンが相手ザシアンの攻撃を耐えられなくなります。
三神ザシアンに採用されているかいないか微妙なカードですが、この1枚の出現によって、ようすけの対三神ザシアン戦における精神的余裕が失われたため、ルカメタザシアンは選択肢から外れ、改めてデッキを探すことになりました。

候補としたデッキとそれぞれを採用しなかった理由は以下のとおりになります。

FTB:        試したけどデッキコンセプトを理解するに至らず挫折
ズガドーン:    久しぶりに使ったら事故りまくって挫折
ブルーレシリザ: 即答で「嫌だ」(←知っていた…
セキタンザン:  じならし・さるぢえで云々が性に合わないだろうと思い提案せず
ムゲンダイナ:  デッキリストをいくつか送ってみたけれど、無反応だった
ピカゼク:    セキタンザンが大量にいそうなのにねぇ…

最終的には以下の理由から、私が三神ザシアンを強めに推して、三神ザシアンに決定しました。
・初見でもオルタージェネシスGXのおかげで何とかできてしまいそう
・当日までにミラーでも戦える練度にもっていけそう
・定員16人のシティで環境を読み違えたとしても何とかなりそう(←フラグ
「そう」、「そう」、「そう」となんとも根拠の薄いいい加減な理由ですが、セキタンザン・ムゲンダイナでミラー戦に挑むより高い勝率を見込んでいたことは間違いないです。


4,デッキ構築の過程(2週間前まで)

三神ザシアンの理想的な戦い方は以下のとおりになります。

先攻1ターン目 三神にエネルギーを付ける。ザシアン、ふとうのつるぎでターンエンド
先攻2ターン目 オルタージェネシスGX
先攻3ターン目 ボスの指令、アルティメットレイでデデンネ・クロバットを気絶させる
先攻4ターン目 アルティメットレイかブレイブキャリバーでサイドを取りきる

当然ですが、3ターン目以降の強い動きは、2ターン目にオルタージェネシスGX(以降、先2オルジェネ)を宣言できてこそです。そこで、まず安定して先2オルジェネを宣言できる構築を目指しました。また、同時に、対Tier1で止まらない、負け筋を作らない構築を目指しました。

以降は、私とようすけが以下のように役割を分担しておこないました。
私:    茨城の家でひたすら初動の検証
ようすけ: 愛知で実戦投入
ようすけは平日学童やら習い事やらでポケカにあまり時間を割くことができない、また単調な1人回しを数十回繰り返すことができないヘタレ(笑)だからと、三神ザシアンは各ターンにおける達成目標が明確で、私からようすけへのフィードバックがスムーズにできると思っていたからです。


①初期案

確かこんな感じだったと思います。

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私がこのデッキの初動を確認すると、先2オルジェネの確率は50%程度で、The紙束。
ただ、ようすけが実戦に持ち込んでみると、5戦中4戦(先攻後攻は不明)で2ターン目までにオルタージェネシスGXを宣言できたらしいです。私は自他共に認める手札事故体質ですから、ようすけが使うと私よりも高確率で先2オルジェネに行き着くのかと思いました。しかし、これは幻想で、翌日には「オルジェネ打てない泣泣泣」という連絡が来たので、改変に取り組みました。

②ジラーチ型デッキ

初期案で先2オルジェネに行き着かなかった理由は主に以下の2点でした。
・三神に鋼エネルギーと水エネルギーをつけることができない
・スタートしたバトルポケモンとベンチの三神をいれかえることができない

課題をクリアするため、段階的に以下の変更をおこないました。
・ズガドーン対策カードのカプレヒレは一旦抜いてみる
・ジラーチスタートを強いと思わなかったので2枚から1枚に減らす
・逃げるためのエネルギーが2個のポケモンを入れかえやすくするために、エスケープボード1枚をふうせんに変更する
・いれかえ手段がポケモンいれかえ4枚とふうせん1枚では足りないと感じたため、ふうせんを持ってこれるぼうけんのカバンを採用する
・エネルギー関係は、トキワの森をなるべく採用したくなかったので、エネルギースピナーを試したが、思うように安定性が上がらなかったので、結局トキワの森を採用する

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先2オルジェネ確率は80~90%まで向上しました。ただ、後1マリィなどの手札干渉は想定しておらず、またデデンネ・クロバットを両方使って何とか行き着くという綱渡りも多く、不安が残ったことから、さらに改変を進めました。

②ダート自転車型デッキ
・中盤以降エスケープボード付きジラーチを場に置けていると強いと思いましたが、序盤あっての中盤以降と割り切って、エスケープボードとジラーチをダート自転車に変更
・ダート自転車を採用することでエネルギーに行き着きやすくなったことから、トキワの森を3枚から2枚に減らし、ダート自転車を3枚採用

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先2オルジェネの確率自体はジラーチ型とほぼ同じでしたが、ジラーチ型と比較して余力を残し行き着く印象がありました。先2オルジェネに行き着けない場合でもブレイブキャリバーを打てていたりしたので、以降の改変は実戦で使ってからとしました。
改変が一段落したことから、ダート自転車型で後攻1ターン目にオルタージェネシスGXを宣言できる確率を一応調べてみましたが、30%程度と低確率でした。ジラーチ型での後1オルジェネに関しては、先攻の1人回しから、ダート自転車型より低い確率と見込んでいたため、調べませんでした。


5,練習(前日まで)

ようすけにジラーチ型とダート自転車型の両方を渡して私は役割を終えました。
渡す際に伝えた注意事項は以下のとおりです。
・共通
初動は確認した。中盤以降は知らん!
・ジラーチ型
ジラーチを置くことで1-3-2、3-2-1でサイドを取られる危険性がでる
中盤以降、山にジラーチとボードがあって、余裕があったら、ジラーチを置きにいけばいい
・ダート自転車型
ジラーチを採用していない分だけデデンネ・クロバットスタート率が上がる
ジラーチ型よりも初動は安定している
中盤以降はジラーチ型の方が強い、多分

ここからいつも通り、主にケイ兄貴にシティリーグで対戦する可能性があるデッキを使ってもらい、実戦練習を開始しました。
ようすけがダート自転車型ばかり使っていたので、ジラーチ型も試すように促してみると、数回続けて事故…そんなに高頻度で事故らないように構築したはずでしたが…ようすけに元々気に入らない気持ちがあって、それがデッキに乗り移ったのではないかと思いました。こうして、シティ前週の日曜日にダート自転車型三神ザシアンを使うことが決定しました。


6,採用カード

当日ようすけが使ったデッキです。

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ポケモン 9枚
・アルセウス&ディアルガ&パルキアGX 2枚
1枚は必ず使い、1枚はほぼトラッシュするので、2枚採用。100回に1回は2枚ともサイド落ちします。前日の練習で初めて2枚ともサイド落ちし、これで明日は2枚ともサイド落ちしないと妻に報告したら、白い目で見られました。
・ザシアンV 3枚
2枚使うことが多いので、3枚採用。1ターン目に場に置いてふとうのつるぎを使えるか、置けないでターンエンドするかでその後の戦況は大きく変わります。
・ザマゼンタV 1枚
1枚使うことが多いが、使いどころが難しいカード。対ムゲンダイナ・セキタンザンでは余裕を生んでくれることが多いですが、対マルヤクデではむしろ簡単にサイドを献上するカードに。
・デデンネGX 1枚
・クロバットV 1枚
ドロー兼負け筋ポケモン。デデンネ2枚、クロバット1枚の構築が多いですが、スタートすることと負け筋になることを嫌って各1枚採用。これ以上減らすとさすがに回りませんでした。
・フロストロトム 1枚
自由枠。前日まではクチートGXでしたが、前日の練習でマルヤクデに対する勝率があまりに悪かったので、差し替えました。マルヤクデ側が場にエネルギーを6個貯めてくれると、(20×6+10+30)×2=320でマルヤクデをワンパンできます。

グッズ 28枚
・ポケモンいれかえ 4枚
安定して先攻2ターン目にオルタージェネシスGXを宣言するためには、ポケモンをいれかえるカードが6枚必要と感じたので、最大枚数の4枚採用。(残り2枚は、ふうせんとふうせんにつながるぼうけんのかばん)
・メタルソーサー 4枚
最大枚数の4枚採用。鋼軸デッキの強みで、減らした構築を試したことはないです。たとえ鋼軸デッキの事故原因がこのカードと感じていたとしても。
・エネルギーつけかえ 3枚
フロストロトムのようなポケモンでの奇襲を狙うのであれば、3枚以上の採用が必要。デッキコンセプトによって2枚から4枚まで採用枚数が変わるカード。個人的には4枚採用は事故率が上がるのでしたくないです。
・ダート自転車 3枚
デッキコンセプト。ドローポケモンの採用枚数を減らし採用。メタルソーサーとの相性は抜群で、ベンチに鋼ポケモンがいる時に、ダート自転車で基本鋼エネルギーとメタルソーサーを引けると、破顔しそうになります。ただし、欲しいカードがない場合には、終盤の山札を強くするためにマリィで戻したほうがいいです。ダート自転車3枚採用は自他共に拒否反応が強いので4枚にしたいところ。
・グレートキャッチャー 1枚
本格的なVMAX環境に移行する今、採用に迷うカード。くちたけんを採用しており、ザシアンでTAG TEAM GXをワンパンするルートもとれることから、1枚採用。
・ともだちてちょう 1枚
デデンネ・クロバットと同様の理由でワタシラガを不採用。即効性は下がるものの、中盤で引けると終盤の山札を強くできる。序盤で大量のサポートとともに抱えてしまった場合には、まずクイックボールやトキワの森でサポートをトラッシュし、その後、ともだちてちょう、博士の研究orデデンネの順で使います。
・ツールスクラッパー 1枚
・リセットスタンプ 1枚
どちらも1枚採用で、使いたい時に都合よく引くことは難しいけれども、かといって不採用にする勇気もないです。
・ぼうけんのかばん 1枚
2枚目のふうせん・おまもり・くちたけん、サイド落ちしていなければ。序盤で引いた場合には、ふうせんとおまもりを持ってきて、それぞれをバトルポケモンとベンチの三神につけることが多いです。このカードを採用することで、スタートしたバトルポケモンを逃がせないためにオルタージェネシスGXを宣言できないことが減りました。
・ふうせん 1枚
スタートしたバトルポケモンを逃がすために使えれば役目を果たしたと言えます。
・大きなおまもり 1枚
相手によって付ける先が変わる道具。多くの場合は三神かデデンネ。
・くちたけん 1枚
げんきのハチマキ派とくちたけん派に分かれますが、ようすけはこのカードの出現によってルカメタザシアンを諦めており、このカードを採用していないとルカメタザシアンに勝てないと思ってたので採用しています。相手がふうせん・おまもりを剥がすためにツールスクラッパーを使ってくれた後で付けられると理想的です。

サポート 10枚
・博士の研究 4枚
・マリィ 3枚
・ボスの指令 3枚
再現性を高めるためシンプルな構成になっています。

スタジアム 2枚
・トキワの森 2枚
当初は混沌のうねりを採用していましたが、先攻2ターン目までにオルタージェネシスGXを宣言できない確率が高かったため、トキワの森に変更しました。

エネルギー 11枚
・基本鋼エネルギー 8枚
・基本水エネルギー 3枚
スタジアムとしてトキワの森を採用したため、基本エネルギーに統一しました。枚数はテンプレートどおりです。


7,自由枠

今回、ようすけのデッキでフロストロトムを採用した1枠は自由枠であり、あかりのデッキでは基本鋼エネルギーを採用しました。デデンネ・クロバットでスタートしないことと、初動におけるメタルソーサーでのエネルギーの付け先を考えた場合、この枠には鋼ポケモンを入れることが無難と思われます。

以下は自由枠での採用が考えられるカードです。
・クチートGX
前日練習でようすけが有効に使えていなかったことから不採用としました。
・ザシアンV(4枚目)
初動の安定性は間違いなく向上します。でもトラッシュするためのザシアンを増やしても…
・ザマセンタV(2枚目)
前日練習で試しましたが、ようすけにジャマゼンタ呼ばわりされて1枚に戻りました。
・ギルガルドV
ジュナイパー対策カード。モクナシジュナイパーを切ったことから、不採用としました。採用した場合、逃げるためのエネルギーが3であることから、ふうせんで逃げられなくなるため、先2オルタージェネシスGXの確率がやや低下すると予想されます。
・カプレヒレ
ズガドーン対策カード。ようすけは2020シティリーグシーズン1以降何度もズガドーンに煮え湯を飲まされてきたので、心情的に外しづらかったですが、シーズン1での使用率(3/50)を根拠に外しました。もしズガドーンとマッチアップしてしまったら、てちょうで戻してでもマリィ連打で事故らせろと無茶苦茶なアドバイスをしていました。
・ダート自転車(4枚目)
・ボスの指令(4枚目)


8,シティリーグでの対戦内容

以降、少々文体が崩れます。そしてようやく娘あかりが登場します。
ここまでであかりがしてきたことと言えば、
・新イラストのザシアンをどちらが使うかでようすけと小競り合い。
→「旧イラストの方がかっこいいと思うよ(パパは新イラストの方が好きだけど…)」で収める。
・(自由枠について)珍しくようすけと60枚同じデッキにこだわり、「鋼エネルギーが足りなくなるから、トレーニングコートを入れたい。にいにもトレーニングコートを入れよ。」と要求。
→ようすけ当然の拒否。「基本鋼エネルギーにしようね。ふとうのつるぎでエネがつきやすくなるから」で納得させる。こっちは心の声なし。
・「練習しないんだったらシティキャンセルするよ。練習しなくてあーちゃんが負けるのはいいけれど、ルールを間違えたり時間切れしたりして相手の子に迷惑を掛けるのはいかん」と度々叱られる。

・予選開始前
受付を済ませると集合時間まで30分程度あったことからショッピング開始。
あかりに決勝トーナメントに残ったら追加で何か買ってあげることを約束させられる。
ようすけは優勝したらで約束。

・予選1回戦 
予選が始まって全体を見渡して、まさかのマルヤクデ祭り(5人?/15人)に青ざめるところから。ようすけ・あかり以外に三神ザシアンがいない、セキタンザンもいない、ムゲンダイナは辛うじて1いた。見事な環境読み間違え。ようすけはマルヤクデ対策にフロストロトムを積んだけれど、あかりは対策カードなしだったので、心の中で「あーちゃん、ごめん」とつぶやく。

ようすけ マルヤクデ 勝
全体を見渡してから、ようすけの対戦卓に近づく。しっかりマルヤクデを引いてますがな~。普通に攻撃していっても勝てそうな盤面であったにも関わらず、フロストロトムを起動して、マルヤクデVMAXをワンパンするルートを選択し、勝ち。決めた本人は気持ちいいだろうけど、見ている側としては心臓に悪いので、やはりようすけの対戦は近くで見ないでおこうと心に決める。

あかり 三神カメポチャ 負
ようすけの横の卓で対戦。ようすけの対戦が終わってから見始めたから、序盤の展開は分かりません!ダメージを負ったポケモンを(珍しく?)うまくベンチに下げながら戦っていたけれど、フィオネひきよせのうずで相手の攻撃に耐えられるポケモンを出せず、負け。

・予選2回戦
ようすけにマルヤクデ祭りであること伝える。2回戦勝ったら、3回戦でもしマルヤクデにあたってもフロストロトムは使わないようにと伝える。
あかりは、「決勝に行けなくても予選でひとつ勝ったら、お土産買ってくれる?」とハードルを下げようとしてきたので、「まだ残りのふたつ勝ったら決勝トーナメントに行けるよ」と言ってとりあえず却下。

ようすけ モクナシ 勝
外から見づらい卓での対戦。終盤何か変な動きしているなと思ったら、相手バトル場にジュナイパーがいたらしい。ベンチに倒せるポケモンがいたらしく、ボスで呼んで勝ったらしい。予選勝ち抜けを決める。

あかり マルヤクデ 勝
着席した段階で対戦相手がマルヤクデであることは分かり、終わったなと思う。不利マッチで負けるところを敢えて見に行かなくてもいいのではと思い、近寄らず。でも勝っていた。(ようすけもあかりも見に行かず、離れたところで雑談していました…)

・予選3回戦
とりあえずようすけが予選勝ち抜けを決めたので、楽な気分に。

ようすけ ミュウミュウ 負
またもや外から見づらい卓での対戦。スタートポケモンを置く際に首をひねっていたので、演技が?それとも本当に事故か?と気になり、スタートポケモンを見に行くと、演技ではなく本当にクロバットスタート。本当に事故ったなら首をひねらず涼しい顔しときなよと思いつつ離れる。いつの間にか負けていた。

あかり モクナシ 勝
終盤から様子を見に行く。ジュナイパー分かっているのかな?と思いながら見ていたら、きっちりボスの指令で倒せるポケモンを呼んで、勝ち。対戦後、話を聞くと、「ジュナイパーはちゃんと知ってるもん!(ドヤ」普段しっかり練習しないから不安になるんですけど…

ようすけは6位、あかりは7位で予選突破。始めて兄妹揃って決勝トーナメント進出を決める。

・決勝1回戦
ようすけとあかり、隣り合った卓で対戦。当然そこには近づかず。近くは見えないけれど、遠くはよく見える目を持っているので、死角になっていなければ離れていても見えるんです。

ようすけ 三神カメポチャ 勝
オルジェネ・くちたけん・ブレーブキャリバーでカメポチャをワンパンして、詰み盤面を作って勝ち。

あかり マルヤクデ 勝
予選全勝者のマルヤクデ。さすがに無理だろうなと思っていたけど、勝ち。この段階で前日の練習相手のマルヤクデが強すぎたのでは?と思い始める。

・準決勝
ようすけは、準決勝の相手が予選で負けたミュウミュウでなく、有利マッチのほっぺすりすりと知り喜ぶ。が、これは完全にフラグに…

ようすけ ほっぺすりすり 負
三度外から見づらい卓での対戦。バトル開始直後に、うわずった声で「どうぞ」。後で聞いた話では、デデンネスタートからドローゴーしたらしく、オルジェネの宣言すらできず負け。

あかり ムゲンダイナ 勝
相手が事故っていた上に、あかりがサイドを取り始めたところで、スクラッパーも引いてカウンターゲインを剥がしたので、相手にほぼ何もさせずに勝ち。

・決勝
ようすけよりあかりの方が勝ち進むとは…いつもあかりの方が先に負けて時間を持て余すので、あかり用switchを持ってきているけれど、まさかの使わず。

ようすけ
シティ連覇が見え始めたところでの盛大な事故は流石に辛かったらしい。無茶苦茶落ち込んでポケセン内を徘徊する。

あかり ほっぺすりすり 負
今回のシティリーグでこの対戦だけは最初から最後まで目を離さずに見ていましたね。最初の手札はなかなかよかったにも関わらず、プランニングを間違え、オルジェネまで3ターンかかってしまう。挽回できずに負け。見た目にはあまり分からなかったけれども、盤面と手札を照らし合わせると相当に緊張していたのかな?

結果、あかりは準優勝、ようすけはベスト4でした。

―以降はデッキ構築とは無関係の所感ですー
 序盤の安定性に拘ってデッキを組んできたにも関わらず、シティ本番でようすけが盛大な事故を起こしてしまったことは悔やまれますね。ただ、あかりが準優勝という望外な結果を残すことができたことを踏まえて、間違った選択ではなかったと納得しようとしています。おそらく、ようすけとあかりの結果が逆だったらもう少し素直に喜べていました。
 今回、優勝者は、準決勝・決勝と明確に不利な三神ザシアンを突破しているので、実力は勿論のこと、当日一番「持っている」プレイヤーだったと思います。ようすけがシーズン1でルカメタザシアンを使って優勝した時には、準決勝の最も不利な火の玉サーカスズガドーン戦で、相手が事故ってくれて比較的楽に勝てたようです(見ていません、所用で会場にいませんでした)。シーズン1の日はようすけが持っている日でした。そしてシーズン2の日は持っている日ではなかった。それでもベスト4に入りポイントを上積みできたことは大きいと思います。(あかりは最高に持っている日でしたね)
 子どもたちのシティリーグに付き添ったのは今年の2,3月以来でしたが、とりあえず対戦態度に関しては、ようすけは世界大会出場権を狙うプレイヤーらしくなってきたかなと感じました。自動車に例えると、練習の時は、アクセルベタ踏みノーブレーキよそ見をしながらコーナリングしているような感じですが、公式戦では、明らかにアクセルとブレーキを踏み分けて目の前に集中しているように見えました。使い分けができるようになってきているので、練習や普段のジムバトルでの「アクセルベタ踏みノーブレーキよそ見をしながらコーナリング」は公式戦での余裕を生み出すものとしてある程度許してあげようかなと思います。(無論度が過ぎたら、いかりのまえばを入れます)
 ただ、世界大会出場権が欲しいのであれば、公式戦直前だけでなく、もう少し普段から練習して欲しいですね。帰りの車内で私からは「シティとシティの間にもっと色々なデッキを触ろうね。今回で言うと、ムゲンダイナとセキタンザンを触っていなさすぎて、候補デッキに推すことが難しかった。」と伝えました。ちなみに母親からも同様の苦言を呈されました。母親からの苦言、他には「バトル終わるまでクジを引くのは止めようね。」ようすけは昼休みにポケモンクジを引いて特賞のキョダイマックスニャース(トップ画像)を当てるやらかしをしたので。。父親は単身赴任であまり家にいない、母親もフルタイムの仕事で平日はなかなか対戦できないので、平日に練習時間を確保することは簡単ではありませんが。そういう意味では、今回あかりが準優勝できたので、欲を出して普段から少しでも練習するようになってくれたらいいなあと淡い期待を抱いています。(ほぼ透明な期待感…)
 今シーズンは大変難しいシーズンで、世界大会出場権を獲得したとしてもその先に世界大会があるのか分かりません。でもウチにとっては世界大会があるかないかはさほど重要ではないです。勿論、あって行けたらうれしいですよ。でも、たとえなかったとしても、ようすけ本人が設定した目標「世界大会出場権獲得」に到達するために自分で考え行動することが大切だと思っています。

駄文・長文にお付き合いいただきありがとうございました!

追記)あかりさんは、目標をクリアした上に、さらに決勝進出までしてしまったので、賞金?ご褒美?が増額され、次回ポケセンで3千円分何か買ってあげることを約束させられました。。