見出し画像

メジャー感。

土曜の朝だから、適当なことを書くよ、といつもの書き出しで始めたら今日は金曜じゃん。適当という要件は満たしましたけど。

先日撮影した写真が、なんとなくオッケーになりそうな連絡をアートディレクターからいただいて一安心。毎回違う仕事の内容にドキドキしますよ。同じ方法が通用する仕事なんてひとつもない。

仕事の条件のひとつに「メジャーさ」というのがあります。誰でも顔を知っている人を撮って、たくさんの人の目に触れるというやつ。そこで求められることは当然「メジャー感」なんですけど、メジャーという舞台があらかじめ用意されていると、実はマイナー表現が許されるんですよね。ここ大事。

誰も知らないバンドのポスターを撮るとします。バンドの名前もメンバーの顔も知られていません。そこで仲間が「ケントとシンスケの衣装をいつもと違うイメージでやろう」などと言っても、ケントとシンスケの友達と郡山の親戚にしかわかりません。

マイナーの場合はむしろスタンダードなメジャー感を出そうと努力した方がいいと思います。間違えてメジャーっぽく見えるかもしれないから。

誰でも知っている女優などの時は、ケントとシンスケと違って顔やイメージを知られていますから、今までに見たことがない印象が見せられると新鮮ですよね。ここに自由度があります。

定期購読マガジン「Anizine」https://note.mu/aniwatanabe/m/m27b0f7a7a5cd
定期購読マガジン「写真の部屋」https://note.mu/aniwatanabe/m/mafe39aeac0ea

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。