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ワインテイスティング  //vinblanc//   味わいのコツ

ソムリエが行うワインテイスティングについての2回目。
今回は白ワインについて。

①から②は前回の赤ワインとほぼ同じです。ですので3番目の香りについてから。

③ 白ワインには爽やかな果実の香り、例えばレモンやグレープフルーツ、ライム、青りんごの香りなどがあります。収穫時の葡萄の凝縮度が高くなるに従いパイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツの香りが伴ってきます。葡萄の品種や産地によってもそのワインが持つ香りは異なり、冷涼な気候の下で育った葡萄で造られたワインは爽やかスッキリ系、比較的温暖な産地のものには凝縮感のある南国系フルーツの香りが強く出ます。

④ 味わいはまず酸味を感じます。白ワインには欠かせない要素でこれが少なすぎてはぼやけた印象のワインになってしまいます。ワインの中に含まれる酸味はリンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、琥珀酸、酢酸などがありますが、一般的にリンゴ酸が多いと爽やかでフレッシュな感じ、乳酸が多いとまろやかな印象を受けます。
渋味ですがこれはワインに欠かせない要素で、主に種子や果皮に含まれるポリフェノール類からの触覚的感覚です。白ワインにはこの渋味はほとんど感じられませんがこれは醸造する時ほとんどの白ワインは種や果梗(カキョウ=茎や軸)を取り除くからです。

テイスティングは頭で解ろうとせず自分の感覚を優先させるといいです。
感じたままをノートにメモしておくのも良いと思います。
例えばフランスの「シャルドネ」という品種のワインを飲んでみた時とカリフォルニアのそれを比較してみると明らかに印象が違うと思います。
「私はこっちが好きかも💛」となればその理由は自分で解るはずです。
解るということはテイスティングできてるって事なのです。

プライベートで愉しむワインはそれでいいのです。あくまで嗜好品ですから・・・

 私など「水」のテイスティングしてましたもん、
 ずっと昔( ^ω^)・・・


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