GWEDノート:キャラランクのお話(前編)

全国30億万人のエンドレスデュエル勢の皆様こんばんは。令和に語り継ぎたい超人気格闘ゲーム、新機動戦記ガンダムWーENDLESS DUELーの攻略ノートでございます。

前回いきなりマニアック要素満載の「投げ」をテーマにしたことで、視聴数が30億万人から5人ぐらいに減ったんじゃないかって疑惑があったので、今回はみながとっつきやすく話題にしやすいキャラランクのお話をさせていただきます。


2004年~2011年頃のキャラ情勢

僕がエンドレスデュエルを本格的に触り始めたのがこの時期の終わりの2011年頃で、まだ対人デビューもしていなかったので、正直いうと、この頃のキャラランクを語る知識についてはあまり持ってなかったりします。なので、当時の攻略サイトや5ch(当時はまだ2ch)の過去ログを参考に語らせていただきます。

2004~2011年頃のキャラランク情勢としては、人によって細かい差異はあれど概ねこんな感じだったと思います。

S:エピオン、シェンロン
A:メリクリウス、ウイングゼロ、トールギス
B:ウイング、デスサイズ
C:ヘビーアームズ
D:サンドロック、ヴァイエイト

同ランクは左ほど評価が高いとお考えください。当時の最大手の攻略ページ、ティール氏のサイト(現在はブログへ移転されております)でも以下のようなダイヤグラムが展開されており、ほぼほぼ一致しているかと思います。

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(↑ティール氏のサイトの過去ログより引用)


当時やってる人たちの間では「やっぱシェンロンつよいよね」、「エピオンはエレガント」、「メリクリウスもリーチと火力あってやばいよね」、「ゼロとかトールギスは立ち回りが強いよね」、「エピオンはエレガント」などと語られてたに違いありません。

対人慣れしていない層が陥りがちなデスサイズ最強論はこの時期ではすでに鼻で笑われており、しっかりと中堅に収まっているため、すでに攻略レベルとしては結構煮詰まってきているようです。(なんでデスサイズがたいして強くないのかって話はまたいずれやります。)

シェンロンを初め、リーチの長い通常技や優秀な飛び道具といった、相手を動かすための技を持っているキャラが上位を占め、自分から動かなくちゃいけないキャラ・追いかけられない機動力の低いキャラは下位に甘んじています。この傾向自体は現在も大きくは変わっておらず、やはりリーチ・発生・機動力の3つは大変重要なゲームだと感じております。

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<<閑話休題:シェンロンの通常技について>>

この記事を読みに来てる人には今更かもしれませんが、シェンロンというキャラクターが持っている代表的な通常技についておさらいしておきましょう。その予備知識をもってここから先の記事をお読みください。

立A(以下5A)真横から真上少し裏ぐらいまでの鬼カバー範囲と画面4割ぐらいのリーチを持ち、当たると強制ダウンして追い打ちと起き攻めがもれなくついてくる。皆が認めるクソ技。ダルシムにこの技ください。

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しゃがみB(以下2B)5Aよりもさらに一回り間合いが広い削りつき下段。ガードされたら不利だけど先端ならまず確定反撃はございません。5Aの間合い内でヒットしたら5Aにつないでダウンがとれる。クソ技その2。

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ジャンプ下B(以下J2B)2キャラ分ぐらい相手と離れてても届いちゃうアホリーチのジャンプ攻撃。対空の外から一方的に殴れて、ガードしても削りダメージつき。例のごとく5Aの間合いで当たればだいたい5Aにつながってダウンまでもっていけます。クソ技その3。

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しゃがみX(以下2X):いわゆる大足で、似たような技をいろんなキャラが持っていますが、このキャラの大足だけなぜか硬直がやたら少なく最大で-2F、持続フレームを重ねると最大+8F有利がとれます。ブーストキャンセルしなくても確定反撃がない唯一の大足です。(他のキャラは-17Fとかでキャンセル必須)せっかく下段が薄いキャラデザインになってたのに・・・。この時代だと準クソ技止まりですが、最新のシェンロンだとかなり重要な技になっております。

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対空のジャンプAとかしゃがみAとかもなかなかですが、いったんこの辺で。

通常技に対して必殺技はそれほど目立った性能はないものの、空中強ドラゴンファングがなぜかブースト回数を復活させる謎の仕様を持っていて一人だけ空中でMAX8段ブーストが可能というクソ要素はしっかり持っています。

ブーストで隙を消しながら通常技をぶんぶん振って、相手が転んだら追い打ちと起き攻め、自分が攻められたらさっさと逃げてJ2Bや5Aで追い返す・・・機動力があって、伸ばした手足をガードさせるだけで相手の体力が削れて、どんなに大振りな通常技でも隙をキャンセルして移動するダルシムみたいなキャラをイメージしてもらえればだいたい間違ってないかと思います。

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ブーストでどんな隙でも消せてしまうので、とにかく発生とリーチに恵まれた通常技をたくさん持っているシェンロンはかなり抜けて強い評価がされており、使用者も多かったと思われます。各地の対戦では、5Aに引っかかってダウンとられて…頑張って寄ったけどすぐ逃げられて…また5Aに引っかかってダウンとられて…頑張ってよったけどすぐ逃げられて…また5Aに引っかかって…んがああああああコントローラ投げまぁああす!!…みたいなのが繰り広げられてたんじゃないかと思います。完全に想像ですが。

この頃の環境はこのシェンロンに限らず、待ち・逃げが強いゲームという認識だったようです。実際日本勢の投げ抜けの技術はこの時期から結構レベルが高く、ファジーガード(下段ガードをしつつ投げ抜けを仕込むテクニック)もやってる人はやってるって感じでした。となるとお互い崩しにくくて決定打にかけるので、中間距離でちまちました削りあいが多くなります。そうすると能動的に触りにくるほうが被弾が多くなりますから、その環境なら待ちますよね。ただ待ち合いになると結局シェンロンには誰も敵わなくなる(エピオンはともかく)ので、(エピオンはともかく)シェンロン最強というのはこの環境であれば誰もがたどり着く結論なのかなと思います。(エピオンはともかく)


今回は2004~2011年あたり、エンドレスデュエルの対戦議論が日本で活発になってきた黎明期のキャラランクのお話でした。

次回は2012年~2018年頃までのキャラランクの変遷について語りたいと思います。お楽しみに。

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