GWEDノート:キャラランクのお話(番外編)

こんばんは、aniです。
前回シェンロンがSキャラから転落していった過程を、気合い入れて言語化したら軽く5000文字超えてて正直自分でも書き終わったあとに引いたんですが、意外にもなかなかの反響がありました。RT、いいねしてくださった皆様本当にありがとうございます。

あ、ちなみに今回も5000字あります。


オラが村のキャラランク

1点申し上げておきたいのですが、前回の記事で結論として出したキャラランクは、主に僕と”エンドレスデュエルガチ勢”氏(以下師匠)+αの3~4名程度の極々狭い村の中のものになります。
現在僕が観測している範囲では、日本で対戦のメタを回しているのは僕らの村だけなので、最新キャラランクとして発表することに何ら後ろめたいところはないのですが、もしかすると観測外のガチ勢の村では依然としてシェンロンが最強かもしれませんし、どちらの村の研究が進んでいるかは村同士で30先でもやって蹴りをつけるしかありません。それまではどの村の意見も等価として扱うべきだと思ってますので、他所で「シェンロンが最強だよ!」という意見を見ても、どうか僕の記事を根拠に否定はしないようにお願いいたします。
とはいえ、もちろん我々の村のやり込みが一番という自負はありますので、あのキャラランクに異論・反論がある村の方がいらっしゃいましたら、いつでも対戦お待ちしております・・・!


海外のエンドレスデュエル村

さて、異なる価値観といえば、前回エピオンのところで軽く話題にした海外勢に触れないわけにはいきません。

海外…主にアメリカでは日本でエンドレスデュエルのオンライン対戦が流行り始めるよりも少し早く、ネットの通信環境がダイヤルアップから光へと移行していく途中の2000年代初頭から、ZSNESというエミュレータのZbattleというツールを使ってオンラインでの熱いバトルが繰り広げられていたようです。

youtubeで検索に引っかかった海外の対戦動画は一通り観ましたが、2007~2009年(動画のアップロード年であって、それ以前の記録の可能性もあります)時点としては相当にハイレベルなプレイヤーがいて、エピオンやメリクリウスは今でも通用しそうな最先端の動きをしてたり、シェンロンやウイングもかなりハイレベルに仕上がってます。いくつかオススメ動画貼っておきますのでぜひご覧ください。

<海外勢youtube動画集>
[GW:ED Match] Hotman (Tallgeese) vs wilmaster (Epyon)
https://www.youtube.com/watch?v=IIM2oOtf3u8
一方的な試合ですが、エピオンの動きが素晴らしいです。

[GW:ED Match] Erv (Wing, Shenlong) vs Steverino ( Mercurius, Wing)
https://www.youtube.com/watch?v=dO3qSYLImz0[GW:ED Match] PFTM(Double Shenlong) VS Steverino(Mercurius, Wing)
https://www.youtube.com/watch?v=1gL-HkI9cUw&t=1s
僕のメリクリウスの初期のお手本となったのがこのSteverino氏です。コンボが高い!

GWED online match
https://www.youtube.com/watch?v=f1VxE4NodF4
この時代のシェンロン戦の王道って感じです。

これらZbattleの戦士…いわばZ戦士(こう書くとさらに強ェやつ感が出てきた)達が、その後どうエンドレスデュエルをやり込んできているのか、、、オラなんだかすげぇワクワクしてきだゾ!


海外のキャラランク

そしておそらくこのZbattleのコミュニティ付近から発信されたであろう、海外のエンドレスデュエル攻略wikiから、以下のようなtierリストを発見しました。

TOP:エピオン
High:シェンロン
Great:ウイング、メリクリウス
Good:ウイングゼロ
Average:ヘビーアームズ、デスサイズ、サンドロック
Low:ヴァイエイト
Bottom:トールギス

http://newchallenger.net/w/index.php?title=Gundam_Wing:_Endless_Duel
より引用

少し古いデータのなので、今現在は変わってる部分もあるかもしれません。
全体的に日本の2011年までのものと似ていますが、大きく異なるのがトールギスの評価です。こちら以外にも個人的なものを含め、海外でのtierリストをいくつか確認しましたが、一番高くトールギスを評価した人でも下から3番目程度で、どうやら海外ではトールギス=弱キャラが定説のようです。wikiにいたっては「皮肉:彼の真の姿(エピオンのこと。隠しコマンドがトールギス選択しながら行われることから)は最強だが、マスクを被っちゃうと最底辺」なんてコメントを書かれる始末。

最近招待された海外のエンドレスデュエルdiscordサーバーでトールギス下位の理由について海外の兄貴たちにいろいろ聞いてみましたが、そこで出た意見を総合すると「立ち回りに目立った強さがなく、火力の爆発力もないから。あとデカいから。」みたいな感じでした。

ちなみに日本だと、地上飛び道具が強くて対空まわりも恵まれてて、1人だけBJ高度とホバリング滑空時間が異様に優遇されており、基本コンボで4割〜5割もっていくのが当たり前・・・総合的には立ち回りが強くて火力も十分という真逆の評価となってます。
普段師匠のトールギスにボコられている僕としても当然海外勢の評価に納得がいないのでいろいろ日本での高評価の理由を辿々しい英語で頑張って伝えようとしたのですが、トールギス=雑魚という認識を覆すにはいたらず…

むむむ…かくなる上はやはり…


オラが村30先対抗戦、やるしかねぇゾ!



トールギス以外にもゼロの評価も結構食い違ってるので、ここは是非とも直接やりあって、この2キャラの強さを海外勢たちにわからせたい…
しかし海外勢とはいったいどうすれば対戦できるのか…
オンラインは遠すぎて対戦になるようなラグじゃないし…

どこかでたまたまZ戦士が日本に住んでるような奇跡でもない限りなかなかそんな機会は…

……


いや、待てよ…そういえばこのdiscordチャンネルに誘ってくれた海外勢のDMに確か…

「やあ、Ani。(中略)僕も2000年~2004年頃、ZSNESでエンドレスデュエルをやりこんでたんだ。僕は今東京に住んでるよ。オンラインでエンドレスデュエルプレイしたりする?


Z戦士日本にいたぁ!!!!


なんという偶然でしょう!まさかのアメリカのトッププレイヤーの1人と対戦するチャンスがありそうです。

今はあいにくのコロナ情勢だったりお互いのプライベートが忙しかったりで、実現まではまだ少し時間がかかりそうですが、日米のエンドレスデュエルガチ勢同士が対戦できる機会なんて中々あるものじゃないですから、これは絶対に実現させたいですね。

いやー、まさか発売25周年を迎えるこのエンドレスデュエルにも、”鉄拳のパキスタン勢””超ドラゴンボールのマカオ勢”のような世界の他のガチ勢と合い見える熱い展開が訪れようとは…最高に燃えますね…!

【超DBZ】日本vsマカオ・香港 交流戦♯1【SuperDragonBallZ】https://www.youtube.com/watch?v=yxAj7ykuMZ8

超ドラゴンボールZというアーケードゲームが日本で唯一稼働している南浦和の現役ガチ勢と、海外で唯一稼働しているマカオの戦闘力1億越えのガチ勢が相まみえるという激エモ展開。

なんとか今年中には実現させたいところ。対戦した際は必ず動画に収めて、詳細なレポートを書きますので、ご期待ください。


令和のエンドレスデュエル事情

さて、3回に渡ってお送りしてきたキャラランクトークでしたが、最後に最近の対戦でホットなキャラクターたちを紹介して〆ようと思います。
令和のエンドレスデュエルで熱いのはこいつらだ!

①メリクリウス

もともと評価の高いキャラクターではありますが、ここ最近の研究結果ではゼロ・シェンロンをもしかしたら越えるのでは?という手ごたえを感じています。

長リーチ・上に広すぎるカバー範囲・大きな有利フレームを兼ね備える5Aや全技中最速発生の2Bといった通常技の強さは言わずもがな、2147入力で貼る特殊バリア(上半身の判定が薄くなりバルカンで止められなくなる)による攻撃ターン奪取や、画面端で何か刺さったら10割溶かすバカ火力など、もともと攻撃面では高い評価をされてきたメリクリウスでしたが、ここ最近の対戦では、投げ抜け狩りのリターンの大きさや、攻められているときのファジーガードからの2Bによる押し返し(BJに頼らないディフェンスができる)など、防御面でのアドバンテージも出てくるなど、攻守両面で高い評価を得るようになってきました。

シェンロン側が投げ抜けしたところにJXがぶっささるとこのダメージ

多段攻撃が多く、ガーキャンの的にされやすいため、ガーキャンが強いデスサイズやヘビーアームズに対してあまり強く出れないなどの欠点はありますが、全員ワンチャンスから倒し切れる火力と立ち回りの強さを兼ね備えてるキャラクターはこいつだけなので、エピオンをのぞいたキャラクターレースの優勝者になれる可能性も秘めてます。


②トールギス

一般的にはBJ性能とホバリング性能といった空中戦の性能に注目されがちですが、我々の対戦コミュニティでは地上戦の強さが注目されてます。
デスサイズの強バスターシールド(236+強)よりも速い弾である強ドーバーガン(236+強)を持っており、遠距離では一方的に相手を削れ(ただしデスサイズにやると死にます)、嫌がった相手にたいしてはJBや2Bといった高性能対空から有利をとっていけます。
さらに中間距離からかっとんでくるダッシュ5Bや置きの5Bがとても強力で、何か刺されば4割程度は簡単に奪う安定した火力も魅力です。5B後は-3F不利を背負うのですが、発生勝ちできる相手に対しては再度の5Bを強気に狙っていけます。(伸び切るまでの速度が優秀で、密着だと発生負けする場合でも距離があれば意外とおかわりが効きます。)
5Bは5Aまで入れ込んでおけば、ヒット時に強ドーバーガン>メガ必までつながり、しかも5Bが少し離れていてもこのコンボが成立するので、中間距離の触り合いで最も安定的に火力を出せるキャラであるといえます。
5B>5Bを確実に返されて、空中でもやりたいことをやらせてもらえないメリクリウスは苦手ですが、その他のキャラクターには五分以上を狙える良キャラクターです。
ファジーガードが横行して下段が通りづらくなってきたことも、もともと下段にはあまり頼ってなかったトールギスにとっては追い風で、トップ4の座を虎視眈々と狙っています。

5B>5A>強ドーバーガン(236+強)>MSスラッシャー(236236+弱or強)基本コンボでこの火力。差し合いから安定してダメージを出せるのが魅力。


③ヴァイエイト
サンドロックと並ぶ弱キャラ
として不名誉な地位を確立しているキャラですが、
・速くて刻める下段
・歩きが速く下段2発や投げ抜け後など、少し遠目から歩き投げを狙える
・ダウンがとれるリターン十分な投げ抜け狩り
・追撃込みで1/4減る弱投げ
・相手の遠目BJを封じれる飛び道具通常技
・相手対空の外から殴れるリーチがありヒット時ダウンを奪えるメインけん制技のJX
…etc
と強い要素はたくさん持ってます。
特にしゃがみバルカンと飛び道具通常技のおかげで相手の遠距離BJをほぼ自分のターンに出来る点は強力で他のキャラにはない要素なので注目していきたいところ。

目下のところの欠点としては、
①信用できる対空がない
②近距離下段からのヒット確認膝コンボが超絶ムズイ上にド密着限定

の2点。
①の対空をごまかすセンスがあって、②をしっかり練習して密着下段の期待値を上げられるような人がいれば、立ち回りのJXが強い分弱キャラ軍団の中で頭1つ抜けた存在になれる可能性を秘めてます。
特に飛び道具を持たず、向こうから接近するしかないキャラクターには理論上強いはずなので、シェンロンにちょっとイケるキャラかもと言われてたり言われてなかったりします。

体力1/4を持っていく弱投げ。近距離の読み合いのパーツはすべて揃ってるので意外とやれるやつです。


以上、最近の対戦で注目されている(一部僕が個人的に注目しているだけのやつもいますが)キャラクターたちでした。

いったんキャラランクのお話はこれにて終了しますが、各キャラクターが何故強いのか、何故弱いのかの掘り下げが足りない部分もありますので、そのあたりは今後も記事にしていけたらと思っています。
特にデスサイズが何故弱いのか?は気になってる人も多いと思うので、どっかで特集します。

ではまた。

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