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新幹線の迷惑酔客の対応は如何なものか。


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飲酒に寛容は許されない

10日前の3月7日(日)の夜の上り新幹線車内にて、名古屋から品川までの間、泥酔した男がマスクなしで騒ぐという大迷惑行為に及んだ。日曜の夜ということもあって、満員の密室状態だった。

テレ朝の朝の情報番組によれば、名古屋駅を出発直後から、とある女性客に対し、「そのコートは何十万円するんだ?」とからみ始めたとのこと。

車掌は後方へ移動させたものの、座席後ろのスペースに入り車掌の注意(迷惑に対する)をしり目にさらに飲酒を続け、マスクはあごにかけただけのまま大声でわめき散らすこと暫し、制止する乗務員に対し「客なんだよ、俺は」、「お客様は神様だ」、「わしは、日弁連(日本弁護士連合会)の役員だ」などとわめき続けた。乗務員らはなだめることに必死なようだが、一向にやめる気配はない。「裁判やれ」、「最高裁まで争う」のようなことまでわめいたようだった。

周囲の乗客は避難し始めるが、「バカタレ」、「ギャーギャー言うな」などとエスカレートする。その後、男が前方へ移動するや他の女性客に酒がかかった。乗務員は床にこぼれた酒をティッシュと思しきもので拭く。

男は結局、品川駅に下車するまで騒ぎつづけたとのこと。

威力業務妨害の可能性

鉄道営業法には、威力業務妨害の場合、車外に退去させることでもできるそうで、鉄道会社の判断ということのようだ。JR東海では「警告をし続けたが、乗車は認めた」という。

これはどうみてもおかしい。飛行機内でのトラブルも報道されるが、引き返すなり、最寄りの空港へ緊急着陸し強制的に機内から降ろすことが当然のように行われている。迷惑客には賠償請求もされるとのこと。

勿論、飛行機と鉄道では危険度の差はあるかも知れないが、新幹線では以前にも刃物を振り回した事件もあった。今回、酔客ではあるけれど取り押さえるなどできなかったのだろうか。暴れ方にも寄るが、サスマタなどを常備するなど、ただちに対応すべき場合も考えられる。

単に迷惑行為と軽く見る傾向のようだが、他の乗客へ危害が及ぶ恐れも考慮する必要もある。車内における乗務員には逮捕権があってしかるべきとも思うし、最寄り駅に緊急停車し、警察に引き渡すなどの措置を講ずるべきではないだろうか。

酔客に甘い社会が、巡り巡って飲酒運転などによる死亡事故が後を絶たないのではと思えてならない。

 司会の羽鳥慎一さんは「警察を呼ぶ方法もあったろう」にと述べたが、全くその通りだ。

今回のJR東海の措置はあまりにもお粗末だし、危機管理の無さは非難に値する。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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