アニメーション作家さん

経験と感情をぎゅっと握って、お話を作っています。

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最近の記事

自転車だと、あれができない

自転車があれば、どこにでもいけるけど。 自転車があるから、スイスイ走れて気持ちいいけど。 自転車デートすると、手が繋げない。 手が、、、つなげない!! 切ない。

    • 待ち上手。

      旅に出るのは、いつも私の方だったから。 旅に出る人を待つのは苦手だ。 この瞬間に同じ空気を吸えないので、旅人の残した匂いを嗅いで待つ。 写真なんか、言葉なんか送らなくていいから、あなたがいる街のその空気を丸ごと送ってくれないだろうか? って、どうやったって、待ち上手なんて到底なれやしない。

      • ワクワク

        最近、やっとワクワクすることが増えてきた。 ワクワクの芽は、一つ土から顔を出すと、二つ三つっと続けていろんな畑から顔を出す。 こうやって、一生ワクワクして生きたいんですけど。

        • 自転車の街

          私が住んでいる街は、自転車の街だ。 チリンチリーンとベルを鳴らしながら、 ビュンビュンと自転車が行き交う。 パリでは、ケータイをポケットから盗まれて、そのまま 盗られたてのケータイが路上で売られる、というのを目にしたが、 ここでは、盗られたての自転車が、路上で売り叩かれる。 電車に乗ると、お金に困った人たちが、紙コップを持って歩き、 これだけ、困っているからお金を恵んでくれと、訴える。 それが進化すると、もう話す必要もなくて、祖国に残した子供達の写真と 説明が書かれている

          名曲と名作

          Missing linkを観に、映画館へ行った。 途切れなく繰り出される、ギャグ、の嵐。 笑いの起こらない映画館ほど、怖いものはない。 これがもし、私の映画だったら耐えきれず、確実に5秒で走って逃げてる。 本編は、さておき、予告で流れたダニー・ボイルのyesterdayという映画が気になった。 冴えない男の子が、ある日交通事故に遭い、目覚めたときには世界はビートルズと彼らの名曲を忘れてしまう。さも自分の創作物かのように歌いながら、名曲たちと一緒に男の子はスター街道を登ってい

          5月中旬の川辺

          天気がいい。 この街では、天気がいいと水際に寝っ転がって、幸せそうに紫外線を浴びる人と犬で溢れる。 茶色のボクサー犬は、まさにコロンという効果音とともに、木製のデッキの上に寝転び、斜め上にいる私の方を見た。 ええ、着ているのは、まだ冬用のPコートですよ。 彼らを横目に私は室内にこもり、大きな窓の下で、ひたすら絵を描いている。 せっかくなので、と、お日様の下に座ってみるが、どうしても背を向けてしまう。 眩しい。 さっきの犬の飼い主は、上半身裸でにサングラスで、私の