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第5夜 ゲームに使われる?どうぶつたち

2021年8月14日は、夏祭りシーズンということで、定番の金魚すくいや、すこし前に話題になった、クレーンゲームの景品として生き物が使われた事例を取り上げて、皆さんとお話しました。

1.カメすくいやカラーひよこは、なぜ消えた?

みなさんは、カメすくいなんて見たことありますか?
ではカラーひよこは?
今の20代、30代では見たことがない人がほとんどだと思います。

すこし前には金魚すくいと同じように、カメすくいがおこなわれていたり、ひよこに色をつけたカラーひよこが売られたりしていました。

それらがなぜ、姿を消したかというと、
動物愛護法で爬虫類、鳥類、哺乳類が保護対象になっているからなのでは、という結論になりました。

金魚すくいについて
カメすくいは違法?

2.どんなゲームに使われている?

また、ゲームセンターのクレーンゲームでカブトムシや、カニ、エビ、ザリガニなんかが景品になっていることも紹介しました。

日本だけでなく、海外の同じような事例についても紹介しました。

さらに、乾燥に強いホウネンエビの卵をガチャガチャに入れて販売する事例についてもお話しました。

3.考えてみよう

そのあと、議論の場を設けました。

爬虫類、鳥類、哺乳類で無ければ安易に売ってもいい命なのか?
意識のない、卵なら、飼育を目的にした販売は許されるのか?
食べることが目的ならいいのか?

いろんなことを想定してお話をしました。

4.むすび

ゲームの景品に生き物がいると、たしかに、欲しくなる気持ちもわかります。

でもちょっとまってください。

あなたの家で、生き物は飼えますか?
何を準備すればいいかわかりますか?
何を食べさせればいいか、どんな生活をするか、どれくらい大きくなるかわかっていますか?

安易に生き物が欲しくなってしまう売り方そのものはもちろんいけないですが、
そんな売り方を許してしまう消費者にならないように、
生き物のことを想像して、立ち止まってください、という言葉でこの夜は締めました。

5.次回の掲載予告

次回は
『第6夜 基礎を押さえる!動物福祉・愛護・権利』の内容を掲載します。どうぞお楽しみに!


【第5夜で使用した参考文献】

金魚養殖300年・大和郡山、需要激減 コロナで試練
金魚すくいの道具「ポイ」で国内シェア6割を誇る会社の知られざる素顔

金魚すくいが行われるようになった変遷を知りたい
なぜ日本人は金魚好きなのか!? 室町時代から500年間の歴史と文化を読み解く
全国金魚すくい選手権大会
アカミミガメの問題とその現状
アカミミガメ対策推進プロジェクト
クレーンゲーム景品にハムスター 「命を何だと」vs「金魚すくいと同じ」
カニつりクレーンゲームに「虐待」と批判殺到、稼働中止に
日本のレッドデータ 検索システム
おもしろクレーンゲームのご紹介
子犬や子猫を箱詰めにして宅配 中国の「動物版ブラインドボックス」が問題に
ちょっと待って! その亀すくいは違法です!
【ガチャガチャ】ゲームセンターで海水魚や生き物をUFOキャッチャーで景品にしてる店があることに対してプロの意見

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