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チェロ?それが何の役に立つの?

あれだけ面白いと謳われていたYouTubeも今やオワコンと言われるに相応しい雑多なものになった。メディアに目を通せば他人任せで自らは何も行動していないのに、自分勝手な正義を振りかざす人ばかり。本当につまらない。実につまらない世の中だと思う。そんなつまらない社会に巻き込まれないように、僕は去年から音楽を始めた。
チェロを始めて半年、このまま弾き続けたいと思ったのでついにマイチェロを購入。ウィーンで70年代に製造された僕よりも年上のビンテージチェロです。ちょっとクセがあるからまだまだ良い相棒になるのには時間が掛かるでしょう。チェロの中では全然安い方です。でも楽器屋さん曰く、高いから良い音というわけでもないらしく、100万のチェロと10万のチェロでも好みの音は別れるらしい。これホントらしいですよ。

数多く並ぶ楽器店に、飴色に鈍く輝くボディーは最初から僕の目を釘付けにしました。弾かなくても既に分かるその存在感。弾いてみてもやっぱり渋い音が出てましたよ。

チェロ?仕事道具じゃないのにそれが何の役に立つの?と言われた事があります。僕にとってはかなりウケる質問だったので「いえいえ、ただの遊びですよ♪」とだけ言っておきました。
でも「だからあなたはその程度の人生なんです。」という言葉の裏返しでもありました。そんな表現をしたら喧嘩になっちゃいますからね。その方からの連絡はそれから一切スルーです(笑)

こういった手で作られた手間の掛かる楽器や集中力が必要な遊びというものは人生を豊かにしてくれます。発想も豊かにしてくれます。楽器そのものがアートだから。
こういうものに日々触れる事が仕事にも繋がります。

生産性だ、効率性だと言っているだけでは解決しないような問題に直面している世の中です。だからこそ今アートが必要だと思うわけです。
今後は花だけでなくチェロでもステージに立つ事があると思います。せっかく始めたんだから披露できるくらいまでにはならないと。まぁでも一体それはいつになるんだか…(笑)

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