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疑似体験!東京入管ツアーの巻

こんにちは、申請取次行政書士のアニキです。

今日は、簡単にですが、東京入管への行き方や、申請の流れについて少し。これから入管業務を予定されている方や、東京入管へは行ったことがないという方に、雰囲気だけでも伝われば幸いです。

私のケースをベースにお話しさせて頂きます。まず、東京入管の場合、申請取次者は、火曜日と木曜日は、申請の予約ができるシステムになっています。予約なしでもいいのですが、とにかく混雑していますので、このシステムは使う方が効率がいいです。具体的には、まず、申請予約の申出書と、申請人のリスト、この二つを、東京入管の予約専用FAX番号にFAXをします(申請日の前日の12時までが〆切となっています)。この際、予約の申出書には、第三候補まで、時間帯の希望を記入することができます(自分の場合は、11時、10時、13時の順で希望することが多い)。そうすると、前日の夕方前くらいに、予約受付のFAXが返信されてきます。この時、たとえば、上記のような時間を希望しても、10時半での予約になったりします(30分単位の枠で指定されます)。当日は、この受付のFAXとリストを持参することになります。

さて、当日です。まずは、品川駅へ。改札を出て、港南口へと向かいます。港南口を出ると、左側に高架の橋が続いていますので、そちらへ向かい、渡り切ったところの左にある階段をおります(自分は、そのまま渡り切ったところのビルに一旦入って、エスカレーターでおりたりしますが笑)。階段をおりた目の前が、ちょうど、東京入管と品川駅の間をつなぐ循環バスの乗り場となっています。外国人が多いので、すぐそれとわかるはずです。バスに乗ると、大体6,7分くらいで東京入管に到着します(10分もかからない。正確に測ったことはないけど)。

さて、到着です。バス停を降りると、本来は、すぐ入口って感じだったのですが、現在は、入口と出口が三角コーンで、仕切られています(コロナの影響で)。取次の行政書士の場合は、バス停をおりて、右側、入口敷地の端に向かいます。そうすると、外国人の方々が、行列で待っています。その入口に職員さんが立っているので、ピンクカード(別名:ファストパス、印籠)を提示して、「取次です」みたいなことを言えば、すっと入ることができます(ちょっと前は、申請の予約表を見せてとか言われることもありましたが、今は、ピンクカード見せたら、基本的には、そのまますぐ入ることができます)。

中に入る前に、金属探知機で検査を受けます(空港みたいな感じ)。その後、カバンを開けて、中のチェックを受けます(そんなにいうほど厳重ではないですが、爆破予告が先日あった影響です)。入ると、すぐ、アルコール消毒液が置いてあるので、しゅっしゅするように促されます。

さて、入りますと、目の前にエスカレーターがありますので、そのまま2Fへと上がります(コロナの影響で4Fに取次専用カウンターが設けられていたのですが、職員の方に感染者が出たため、従前どおり2Fのカウンターに戻っています)。

なお、今回は、事前相談ありの場合を想定します。

例えば、短期滞在からの在留資格変更は原則は認められていないけれども、短期滞在中に、在留資格認定証明書が交付された場合であるとか、特定活動(出国準備期間)からの就労ビザへの変更といった場合に、2Fへエスカレーターであがり、そのまま直進した就労審査部門で、提出前に簡単な書類チェックを受ける必要があることを、事前相談と呼びます。これは、予約の際、申請者リストに「事前相談」というチェック欄がありますので、きちんとチェックしていないと、入管の予約担当の方から電話がかかってきます(事前相談してからということでお願いしますね!という旨の電話です)。これは、一種の慣れが必要ですが、親切に電話をかけてきてくれるので、最初のうちはそんなに緊張しなくてもいいと思います。

就労審査部門のカウンターに行き、番号札をとります。はっきりいって待たされます!逆算して、少なくとも1時間は待つつもりで、スケジューリングしましょう。いざ呼ばれたら、申請書類を提示し、「受理可」という紙をもらうことになります。この紙と申請書類を持って、今度は、2Fエスカレーターをあがって、すぐ左後方の取次者専用のカウンターに向かいます。

カウンターには、バインダーが置いてあり、予約の時間帯のページに、自分の氏名と、認定、変更、更新等の分類の件数を記入します(例えば、認定1、変更2みたいに書きます)。記入したら自分が呼ばれるまで待ちます。

呼ばれたら、ピンクカードを提示し、予約の書類と、申請者の書類を提出します。そこから、また待ちます(件数や混み具合によっては、やっぱり結構待ちます)。再度、自分の名前を呼ばれます。受理票とパスポート類の返却を受け、バインダーに、受領したということで、サインを行います。

これで、申請そのものは終了です。在留カードの受け取りについては、また気が向いたら記事を書きます。

お読み頂きありがとうございました!

※ちなみに、帰りのバスは、来た時のバス停の向い側のバス停から出ています。なんか、宗教っぽい勧誘の外国人の方が、バス停で待ち構えていたりするのも、ご愛敬です。


路上シンガーの前に置いてあるチップのための入れ物みたいなものです。入れて頂いたら一曲歌います(心の中で)。