大地の再生・矢野智徳さんの全ての生命に応援される「風の草刈り」 2 ane 2024年5月16日 13:17 人間の働きかけでモグラやミミズが応援してくれるというお話に度肝を抜かれました。持続可能な農に絶対に欠かせない世界観と思います。大地も呼吸していて、土の中では空気も水も風も循環している。生き物すべてが繋がって協力している。本当に素晴らしい世界観。衝撃を受けました。あまりに素晴らし内容だったので「風の草刈り」の部分を文字起こししました。動画より一部抜粋軽く風が吹いてくると草の揺らぎのかわり目そこで風が折ったりそいだりしていくわけですよね。何回か風に吹かれたりしているうちに硬かった茎が曲がって折れているだけで今度はどんどん柔らかくなる。栄養がいかなくなるから。時間とともに柔らかくなると普段の風で簡単にそがれていくということが起きる。無理なくその時にできる草刈りを風はやっていっている。そういう自然の環境と一緒に風がやっていることを人がそれに倣って「風の草刈り」をやっていく。はらわれた後、風に倣った作業だと荒れた根が細かい細根に分岐してくる。荒れ根から細根に変わるだけで土の中に空気がよく入って土が柔らかくなっていく結果、草が優しい伸びに変わってなおかつ風通しがよくなってその場の風通しを改善地上の風の流れが変わることで大地の中の風の動きが変わってくるつまり両方の風がうまく繋がって対流しはじめる。そしてそれを植物が地上の枝葉と土の中の根ッこで対流を繋いでいるっていうそういう世界が草を通して見えている。でも人目線だと草を刈る事だけに気が行ってしまってそういう自然の全体の動き、見えない世界を垣間見ることができなくなると思うんですね。でも静かに作業しながら生き物や風の動きをイメージしながら付き合ってくると、風と植物と空気と水の動き大地の中の動きが、実は繋がっているんだなっていうのが見えてくると思うんですけどそういう風の草刈りをイメージしながらやってもらうといろんな楽しみ、見えなかった世界が少しは実感されてくるんじゃないかなと思います。風の草刈りも含めて表層から特に5㎝の詰まっている空気を大気中から大地の中へ送ってやるようなそういう点穴、モグラ穴の作業をやってもらうとモグラはもちろんミミズもありもオケラも色んな生き物たちがそれを応援するようになってくる。動かない植物、下草たちもそういう空気を送ってもらうと急速に荒れ根から細根に根を変えていきますからやたらに草が繁茂しなくなるそういう改善をやっていると今度は大地にひび割れが入り、ひび割れが入って空気や水が通り始めると、詰まっていた地面がひび割れながら今度は団粒化してくる。そうなればなるほど表層の土は水はけがよくなって柔らかくなっていく次々に下へ向かって表層5㎝から10cm、16cm、30㎝と柔らかくなってくるので相乗的に空気が大地の中に入っていって動植物も集いながら元気になっていく大きな改善をするより、むしろ身近な改善をしてやると大地の機能も、生物の機能も動き始めて結果、気象という空気と水の循環が脈を繋いで地上と地下で対流しはじめるそういう生態系の機能が戻ってくると思います。出来る範囲でコツコツやってもらったら人が1をやれば自然が応援してくれて10くらいになっちゃうんですよ。それぞれの単位は小さなエネルギーだけどそれが実は相乗的に連動して掛け算的なエネルギーを生み出していくそれが次元を変えるという桁違いの力になっていくそれが自然のすごさだと思うのでそれを日常的にうまく繋いでもらう応用をしてもらうとすごく生態系のエネルギー循環を体感でき、感動させられると思います動かない植物たちに周りからそれぞれの植物にあった生き物たちが集まって生活の場を作っていきます。それぞれに合った穴掘りをやっていくそうすると急速に大気中の空気が大地の中に巡り始めて植物 下草から低灌木,中木、高木っていう立体的な根の浅い植物から段々根の深い植物へ空気が繋がれて呼吸ができるようになるいずれイノシシも含めた大動物もこの中に加わるわけですけど自然の生き物たちは流域全体でそれぞれこういう生活をしているみんな実は流域の空気や水の循環が良くなるように日夜働きながら、働いた結果として食べ物や生活の場が保証される。そういう循環の世界が見事にあるんだってことを再認識させられた。これを日常的に実感していなかった。だから簡単に草を刈り、小動物を含めて生きもののいのちをみんなが支え合っているんだっていう循環。地球の環境全部が連動して日夜生きづいているこれを侵しているのは残念ながら人だけっていうでも里山を大事にしていた昔の集落、流域の人たちはこの生き物たちと同じ世界の中にいたと思うんですよねでも現代はみんなの大元の機能である空気や水の循環を後回しにして自分達の生活や自分たちの食べ物を先によかれかしと思ってどんどん扱っていく基盤整備もその延長線上にあると思います。自分たちの水脈はどんどん作っていくけどこの生き物たちの水脈はどんどん崩されていくわけですよね。その結果生きものたちはいなくなる大地は固くなるおかしくなってるっていうのは体感しているはずなんですよ。この世界からはずれているのは人だけだなっていうでも自然科学を大事に見ていくと宇宙環境も地球に作用していて天体のエネルギー循環 銀河の渦の世界それらのエネルギーが地球に及んで大地もそして生きものも空気や水の気象も常に循環型で連動しているわけですよね。これが環境なんですよね。 #矢野智徳 #風の草刈り #杜人環境再生医矢野智徳の挑戦 #大地再生 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート