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食物連鎖の頂点 猛禽類について

猛禽類は、鋭い爪と嘴(くちばし)を持ち、ほかの動物を捕食する習性のある大型の鳥類のことを指します。
真っ先に思いつくものとしては、鷲(ワシ)や鷹(タカ)があげられそうです。その他にもハゲワシやハヤブサ、コンドルなども知られているかもしれません。そして、フクロウも猛禽類の一種です。
猛禽類は共通の特徴を持っていますが、形態的解剖学的研究が進むにつれてこれらの類似は表面的なものであり、狩りという習性に基づいた収斂(しゅうれん)進化の結果とみなされています。
このような現象を聞いたことはありませんか?
昆虫の中で狩りに適した進化をしたものが、カマキリのような特徴を得ているという現象です。これが収斂進化の一つの例です。
収斂進化とは、複数の異なるグループの生物が、同様の生態的地位についたときに、系統にかかわらず類似した形質を独立に獲得する現象です。
猛禽類は大きく分けて、タカとフクロウの仲間に分けられて、タカの仲間は主に昼に行動し、フクロウの仲間は夜に行動します。

そんな猛禽類はいったい何を食べるのでしょうか?
種類によって異なるのですが、大鷲は主に魚、ハゲワシやコンドルは死骸、オオタカは小鳥、フクロウはネズミや小鳥などを食べます。ヘビクイワシという猛禽類は、名前の通りヘビを好んで食べます。
猛禽類は、獲物が現れるまで何時間もじっとして忍耐強く待っています。

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