憧れの軍団

「あんり軍団が羨ましい。」

ある日、田辺さんからそう連絡が入りました。あんりちゃんには軍団があります。メンバーは後輩のナイチンゲールダンスのなかるてぃん君と令和ロマンのくるま君です。

何かあったのか聞くと田辺さんは「この間あんり軍団とご飯に行ったんだけどさ!」と話始めました。

「食後に二口くらいで飲み終わるヨーグルトドリンクがついてきたの。私は二口にわけて飲んだけどあんり軍団は皆一口で一気に飲んでたのよ!盃を交わしてるみたいだった!あれは羨ましいわ!」

どこを羨ましがってるんだろうと思っていると田辺さんが

「私も軍団が欲しくなった。」

と言い出しました。田辺軍団を作ったら何をやりたいか聞くと

「やっぱりアフタヌーンティーね!」

と言ってきました。

「そしてヨーグルトドリンクみたいに軍団全員で紅茶を一気に飲み干したいね!」

私は驚きました。普段の田辺さんだったらここで『アフタヌーンティーでゆっくり紅茶を飲みながら優雅におしゃべりを楽しみたい』とか言って、私が『いや!ヨーグルトドリンク一気飲み全然憧れてないじゃん!』と言って『あっはっは』と笑い合うような展開になるからです。

私はそのまま田辺さんに言いました。

「え!田辺さんが『アフタヌーンティーでゆっくり紅茶を飲みながら優雅におしゃべりを楽しみたい』って言って、私が『いや!ヨーグルトドリンク一気飲み全然憧れてないじゃん!』って展開かと思ったよ!本当にあんり軍団全員で一気飲みしてた姿に憧れてるんだね!」

「本当にって何よ!私はね!心の底から軍団で一気飲みに憧れてるのよ!!」

だとしたらまずやりたいことがアフタヌーンティーは間違っているのでは?と思いました。

「いや田辺さんのことだからてきとーに言ってるのかと思った!」

「私がいつてきとーなこと言ったのよ!」

そう言われて私はこの前田辺さんから

「今年からR1グランプリ芸歴10年以下出られないらしいわよ!」

って言われたことを思い出しました。(だとしたら田辺さん出られないよ。)

田辺軍団いつかできると良いですね。


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