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アートは何のためにある?

今、現代アートが日本でも日の目を見るようになってきました。ブームとも言えるような風潮ですが、これからどのように向かって行くのか…いずれにしろ、個人的にはアートは人類に欠かせないものだと認識しています。

アートは心を豊かにする
アートは時代を切り取ったアーカイブである

はたまた、
アートは救済である

いろいろ見解があると思いますが、

「アートが脳を進化させる」

これがアートに付加価値が付く、一番の理由だと思っています。インテリアとしてのアート、自分の価値観や世間の標準値の中におさまるアートは別です。

私が現代アーティストの側でサポートするようになって15年ほどになりますが、昨年のちょうど今日こんな事がありました。

兵庫県立美術館の400平米ほどの空間で作家が個展をさせて頂く事になり、せっかくの機会なので、外部からの視点を取り入れたイベントを試みました。2021年2月20日の事でした。

「アートと感性について」広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター 笹岡貴史准教授(京都大学情報学博士)とzoom対談を行い、

脳は予測するものだ。
予測に反するとき誤差が生じる。
その予測誤差が新しいシナプスを形成する。

このようなお話を伺いました。

やはりアートが脳を進化させるのだと個人的に納得し、光明を得ました。そして、歴史に残る残らないに関わらず、アートに人生をかけた人々の存在に感謝したのでした。

世界のどこかで出会ったアートによって、
人の脳は進化して、
今の自分達があるのかも知れない。

それは、
人間の持つ、とても豊かな側面だと思います。


参考:県立美術館での様子
「鬼の回帰・テオヘイズ展」
https://youtu.be/GWq2XRvcX2I

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