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2回目の移植

2回目の移植を前に、私がゲットできていた受精卵は、
・培養3日目で育ちの良いものを凍結した初期胚2個
・培養5日目で胚盤胞に育っていた2個

初期胚を凍結したのは少し珍しいかもしれない。
単にその前の採卵・培養が胚盤胞までいかなかったことがショックで、(胚盤胞より妊娠率の低い)初期胚でもいいから移植の望みを持ちたい...という気持ちだったからなのだが、
結果として「ニ段階胚移植」ができる状況になったことに気づく。

二段階胚移植をゼロから説明するのはなかなか難しい、、
素人がすごく雑に書くと、同じ周期内で初期胚を移植、その2日後に胚盤胞を移植する、結果的には「2個移植」。基本は複数回移植しても結果が出ない患者さんに使われる手法らしい。
受精卵は子宮へ移動していく過程で「来ますよ〜」とシグナルを出すらしく、その状態を初期胚を移植することで作り出す効果もある。
しかし多胎児のリスクがあるので、現在は通常凍結した時の培養液を注入することで代用するSEET法がおそらく通常。(私も1回目はそうした)

多胎児のリスク…
ここも今となっては正直浅はかだったなと思うところ。。
うちは元々高齢ということもあり、子供を持つなら双子もいいよねとお互いに思っていた。
なので、双子になってもいい、時間と費用を抑えるために二段階胚移植でいこうと決意したのだが、
産んでみてわかる、(1人でも)出産子育ての壮絶さ!
どれだけ母体にリスクがかかるか。
私が双子産んでたら出産か子育てどちらかで死んでました…(多胎児のママさん本当に尊敬します)
もちろん多胎児ならではの幸せもあるでしょうが、
私はこの方法だったからこそ結果授かれたのかもしれませんが、、
おすすめは…してはならない、という心境です。

というわけで、クリニックに希望を出し、2回目の移植を二段階胚移植で行った。

初期胚と胚盤胞を一つずつ選ぶわけだが、先生からどの組み合わせにします?と聞かれる。
えっそんなの素人にはわからない、、、

私が残り持ってた卵の評価は、
初期胚(最初の数字は大きいほど育っている、Gの後の数字は小さいほどグレード高)
・10G3
・12G2

胚盤胞(最初の数字は大きいほど育っている、アルファベットはA〜Cの三段階でAに近いほどグレード高)
・3BB
・4BA

困っていたら先生が、では初期胚はグレード低い方の10G3、胚盤胞は高い方の4BAにしましょうと提案される。

一番育ちの良かった(でも妊娠率の低い初期胚で凍結してしまった) 12G2の卵がなんかすごく気になってはいたが(母の動物的勘?)、先生のチョイスに従い10G3と4BAを移植することに。

雑談ですが不妊治療をしていると簡単に金銭感覚がおかしくなる。
毎回数万円を支払い、30000円を3000円の感覚で支払っちゃうような感じ。
採卵や移植の日は10数万円請求されるわけだが、詳細な明細ももらえないので、面倒な気持ちを奮い立たせ計算したら5万円間違って多く請求されてるなんてこともあった!
雰囲気的に悪質なものではなかったが、人がやってることですから…治療中の方お気をつけください。。

続く…

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