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ODした時のメモ

・飲んだもの
プレコール 1箱 ブロン 2瓶
レクサプロ ありったけ(3シートぐらい?)
ハイプロン 1シートぐらい そんなに飲んでない

液体
ZONEのユートピア 2本
モンスターのパイプラインパンチ 1本
メンヘラ女がよく飲んでるエナドリって大体これの気がする。てかZONEのグラフィティホリックって大体パイプラインパンチと味同じじゃないですか?
あとはポカリいっぱい飲みました。ほぼ吐いたけど。この世でいちばんおいしい飲み物、ポカリスエット。

飲んですぐ〜30分
全身の体毛が逆立つ様な感覚。ぶわん、ぐわんと脳の裏が脈打つ。聴覚が鈍る。音楽でもかけていないと気が狂いそうだと思った。ずっとおいしくるメロンパンの「色水」「あの秋とスクールデイズ」「シュガーサーフ」「架空船」「走馬灯」が入ったプレイリストを流しっぱなしにしてた。気持ち悪くてイヤホンやヘッドホンはつけていられなくて、外してた。血の中でカフェインとザレプロンが喧嘩してたり、ベッドの上のぬいぐるみ達の一部になったりすることを考えた。

1時間ぐらい
イマジナリーフレンドと会話する。動けないので口だけ動かしてる。
「なんでこうなっちゃったんだろうね」「今日は天気がいいな」「こういう時ってバンドの音が聞きたくなる」「逆にDTM系の曲は脳をやられそうで恐ろしくなる」みたいな。
イマジナリーフレンドはクリープハイプの「憂、燦々」が好きって言ってた。わたしは以前、雑誌のインタビューに載ってた尾崎世界観の発言が何故か気に食わなくて、クリープハイプをあまり聴いたことがない旨を伝えた。どこにその雑誌をしまったのか探すために立ち上がろうとして、床が流動的な、まるでダイラタント流体のような拍を打っていることに気が付いて、爪先が付く前に頽れた。近くに落ちていたフィジェットキューブのボタンも押せないぐらい、身体に力が入らない。

2時間
少し眠れたような気がする。女の子じゃないほうのイマジナリーフレンドがわたしの皮膚の上を這うように辷ったり、睨むような視線を投げかけてきたりしていた。水を飲もうとして、意識だけはペットボトルを取るために身体を動かしているのに、肉体そのものは全く動かない。ペットボトルを取ってキャップを回そうと力を込めたところで、まったく動いていない肉体に引き戻される不思議な感覚。シラフに戻ってからは全然、説明がつかないが、そうとしか言い様がない。

4時間
日が暮れていると思った。眠る様に意識を飛ばしては嘔吐し、ポカリスエットを少し飲んで嘔吐して、また意識がどこかに飛んで、宇宙と将来のことを考えて、ポカリスエットを飲んで吐いた。嘔吐物が粉っぽくて「そりゃあ錠剤あれだけ飲んだら出てくるわよ」とイマジナリーフレンドが言ってた。彼女は口調や姿形がわりとすぐ変わるが、とりあえず女性に近い話し方や感性を持っていることだけはいつも確かだから、女の子だと思う。

6時間
プレコールの箱の成分表示を読みながら「マジでプレコールもう一生飲まねえ‼️‼️‼️」と宣誓していた。皮膚と脳がぶわぶわ逆立つ感覚が続くので熱を測ったら37.8°だった。約2日間、平均して38度前後の発熱が続く。嘔吐の最中に電話が掛かってきて、何も考えずに応対したせいで相手にゲロ音を垂れ流す。相手はビビってた。脳が回らないせいでまったくそれを疑問に思わず「はい××です」と至って普通に応対する。相手はビビってた。

8時間
夜中も眠れなかったので、嘔吐したり意識を飛ばしたりを繰り返した。水分を摂らないと頭痛を起こすのでポカリスエットを飲んだら、10分も経たない内に吐き戻した。胃に何かが入った途端に吐き戻す様になった。
めちゃくちゃ頑張ってお茶漬け食べたり、どこかでスマホを開いて友達と雀魂やってた気がするけど、何時間経った辺りかわからない。よく38度も熱出しながら麻雀出来たな。発熱の自覚はなかった。あの弁護士ゆるさない。

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