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鶴の恩返し名医

ずっと痛みを与えてきた歯に制裁を下すべく歯医者へ行ってきました。

私的には、やられた時点で即制裁したいタイプではあるのですが…

ただ、単独ライブの準備があり忙しかったのと…

あとは歯を削るときの痛みと音が人生上位の苦手さなのもあって「目先の痛みから逃げて何が悪い!」と開き直って逃げてきたのです。

しかしある日、なぜか急に覚悟できた日があり、急いで予約をし、歯医者へ向かいました。

なぜ急に行けると思ったのかは全く分かりません。
分からない境地でした。

だから分かんないんですけど、鶴の恩返しのツルもいつでも恩返しに行ける状態ではあったけど、なんか「あ、今日いこ」と覚悟が決まった日があり訪ねたんじゃないか?という気付きがありました。
ほんと、分かんないんですけど。

そうして歯医者へ行ったツル、いや、私に看護師の女性は丁寧に受付をしてくれました。とてもありがたかったです。

ここで冷たくされて「やっぱり今日じゃなかったかも」と振り絞った勇気が萎えて、朽ちて、その種が落ちて、春になって新しい命が芽吹いてしまう可能性も全然ありました。

歯医者の受付にそんなものが芽吹いていたら困っちゃうと思うので、受付が丁寧というのはそういうリスクも回避していると言えます。

そして席に案内され、レントゲンを撮り、また席に戻り…すると後ろから先生がやってきました。

あの、歯医者ってあれですよね。

患者が壁を向くように椅子が設置されている場合、先生の顔がガッツリ振り向かないと見えないですよね。

でも、かと言ってそこまでして顔を見たいかというとそういうわけじゃないので、結局顔を見ずに施術してもらうことになりますよね。

そうして顔も知らない人に歯を削られるという現象は起きますよね。

「やっぱり顔見とけば良かったかな…」

顔を知らないってどこか不安です。
そう思うも、もう椅子を倒され、顔にタオルをかけられた私にはどうすることもできません。

麻酔をされ、痛い場所を削ります。

そこはもう2年くらい前に治療をした歯だったのですが、当時通っていた歯医者さんに「この歯は麻酔が効きづらい場所にある」と言われて削られては麻酔が効いておらず痛み…を2度繰り返し、つまり麻酔を3回もブーストしてまで戦った歯だったのです。

「今回もブーストされちゃうかもな…」と、思って耐えていた矢先…

「終わりました」

と、椅子を起こされます。

えっ…!?

先生曰く「レントゲンで見たら虫歯はなかったんですけど、見てみたら小さい虫歯があったのでもう治して詰めておきました。これで大丈夫です。」

め、名医だ………!!!!!!!!!!

思わず顔を見ます。
すると、その名医は……

なんかすごい大学2年生って感じでした。

雰囲気が良い意味で大学2年生ぽかったのです。
チャラチャラしているわけではなく、なんか、真面目な大学2年生って感じでした。

なんか、大学3年生ではないというか…

いや、3年生だったら就活を始めたりでどこか社会への気概や焦りみたいな闘志が出てしまうというか…

でもそういうものもない、だからと言って1年生のような初々しさがあるわけでもない、安定と落ち着きと若さの時期、大学2年生。

「名医って、大学2年生っぽいんだ。」

初めて気付いたこの世の事実でした。

やっぱり名医といえば、顔に傷を負っていたり黒髪の一部が白かったり「私失敗しないので」が口癖だったり、なんか名医ゆえに見た目や言動に突飛さがあるイメージでした。

あれなんですかね。

小さい子どもが、そういうアニメとかドラマとかで作られた名医のイメージを知らず、この先生と先に出会っていたら名医のイメージは大学2年生になっていたのでしょうか。

いやしかし、現実にそういった名医はいても、やはり脚色された物語の中の鮮烈な名医がイメージを持っていってしまうんでしょうか。

歯も治った上にそんな気付きも得た良い日になりました。

ちなみにその名医、私が午前最後の患者で少し長引いたらしく治療の途中で助手に「お昼行っていいよ、時間になったら戻ってきて」と、残る私という業務を1人こなし、院長ながらお会計と次回の予約までしてくれました…。

名医って、気が回せるんだ…。

名医って天才すぎて気配りができないなどの欠点も技術の高さで補填しているイメージがあったので…。名医のイメージが塗り替えられました…。

そんな感じで今日は終わりです。

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では、ここまで読んでくれた方に感謝の気持ちを込めて私からお礼のひとりごとです。

窓際に青いタオルかけてあるだけで空の色と勘違いして「いいお昼だな〜」となって、本当はもう夜だったっていう絶望、結構いやです。

よい一週間を。

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