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関東フットサルリーグ2部第6節 レビュー

さて、関東2部真夏の6連戦という銘打ちでここまでやってきましたが、早いもので今節で折り返しとなりました。キツイ連戦ではありますが、こうして半分終わってみると割と早く流れていますね。一方で、リーグ戦は混迷を極めているあたり、やっぱり連戦の影響は出ているような気もします。とにかく移動が激しくて、次節は栃木県で行われる連戦となっていますが、本当に選手一人一人の身体に気を遣って、大きな怪我が発生しないよう注意したいところです。今のところ、試合で大きな怪我トラブルは発生していないように見受けられるので、この調子でいきたいですね。

それでは振り返ります!

プレビューです!


ロンドリーナ vs. 栃木シティ
結果:2-4 栃木シティの勝ち

地元開催のロンドリーナでしたが、栃木シティが上回りましたね。
栃木は今季が始まった時よりも、特に守備が仕上がってきています。その中でも一人目の守備の部分は見事で、アラやフィクソからピヴォへの線を一人目がしっかりとキレたり、裏へのボールを一人目がしっかり管理できたりしていることが、この試合でも効果的に機能していました。ただ、逆に言えばこの試合に関してはそれ以外は互角。0-1からロンドリーナが一時逆転したように、充分ロンドリーナにも勝つチャンスがあったように思います。最も、ロンドリーナは今季、「得点の変動」に対して少しストレス耐性が低いように感じますね。自分達の得点になっても相手の得点が生まれても、それに対して少し焦ってしまったり、集中が切れてしまっているようには感じます。結果的に、相手に連続得点が生まれてしまったりすることが多いような気も。ただ、フットサルの内容自体は下部組織らしく固めに仕上がっていますし、ここでグッと堪えて次節以降結果を出しに行ってほしいと思います。

<個人的MIP>
栃木#9 今村俊規選手
どうした笑?と言いたい2得点の大活躍でした。昨季は知らない人が多いかもしれませんが、mmにいた選手なんですよ。今季はFリーグに挑戦ということで陰ながら見守っていたのですが、突然得点を重ね出して、しかもかなりのスーパーゴールを決めていて、見違えた姿にかなり嬉しくなりました。彼は昨季の中々勝てない苦しい時期にも、チーム最年少として下から一生懸命プレーする姿を見せてくれた選手。そういう姿勢が少しずつ結果に現れていて、いいロールモデルだなと本当に感じました。

町田アスピランチ vs. フェニックス横浜

優勝候補同士の決戦は、町田アスピに軍配が上がりました。これでいよいよ町田の独走体制が築かれつつありますが、各チーム頑張って追いかけたいところです。
この試合に関しては、まずはフェニックスが2点先行。速さと巧さが光る、ボール奪取と球際の勝利からの速攻でした。多少強引でもこういうのをゴールに辿り着かせられるからこのチームは怖いです。あんまり流れとか関係なく、点が取れますからね。
ただ、町田がポイントポイントのチャンスを着実に決め切って、終わっていたら勝っていました。いや、本当に何が起こった?って感じでした。ちょこちょこ町田点取ってるなぁと思ってたら逆転してたんですよね。本当に見ていてなんの違和感もなく、ただ上手いフットサル。これは本当に王者のフットサルなので、ここにどうやな顔をさせるか、今から考えていきたいですね。あと、ひとつ特徴をあげると、ドリブルが町田は全員上手いですね。突破というより、相手が触れないところに運んで1個分シュートコースを作るとか、相手を引き付けるとか、そういうドリブルの技術的な部分が非常によいなぁと思いました。

<個人的MIP>
町田#7 小幡貴一選手
2点目すげえ!というカットインからの左足でした。本当にドリブルがみんな上手い中、きっちり決め切るクオリティが光りましたね。特別な技とかしているわけではないですし、決して速いとも思わないのですが、逆を取るのが本当に上手。1点目のフリーキックも意表をつく速い玉をゴレイロの足元に転がすなど、キック精度だけでなく、そういう駆け引きも持っていて、嫌すぎるなぁと思いました。

アズヴェール藤沢 vs. 情熱ロンリネス

両者譲らずの引き分けとなりました。
スコアとしては、アズヴェールが2度勝ち越したものの情熱が終了間際のゴールもあり、2度追いつくという形。お互いいい形を何度も作る鍔迫り合いの中、気持ち良くゴールネットが揺れました。最後の1分で両者1点ずつ取っていますが、どちらも技術を感じさせるゴラッソでしたね。ただ、多分追いついた情熱側もあんまり納得いく感じのゲームではなさそうでしたから、両者痛み分け、といったところでしょうか。
記事を書いていたら、情熱の監督さんが今季引き分けが多いことについて触れていましたが、引き分けが少ないのはきちんとスコアを動かしに行っているということになると思いますし、よいんではないでしょうか。私なんか平気で引き分けに逃げる癖があるので、素晴らしいと思います。

<個人的MIP>
アズヴェール#8 竹中唯人選手
上手いですね、めちゃくちゃ。動きが滑らかでボールコントロールに滞りがなく、ピヴォ当ての種類も多彩。13番の丹選手との連携も非常にぴったりで、周りとの関係性も非常にいい印象です。mmにこの選手と一緒にプレー経験のある選手がいるのですが、長くこのチームに在籍しているそうで、その辺りも素敵だなーと思いました。

フウガバッファローズ vs. AOH

うーん、AOH、本当に苦しそうです。
この試合は得点で、久しぶりに得意のプレス回避からのゴールが生まれていました。しかし、それで収支が合っているのかと言われると、正直なところ失って失点するリスクの方が大きくなってしまっているような気がします。このままの方針で行くのであれば、この試合のような得点がもっともっと増えてくるとよいですね。得点は素晴らしい形でしたので、今後に期待です。
バッファローズは高校生がU18の選手権で優勝した後の凱旋試合でしたが、いい内容で終えられてよかったのではないでしょうか。やっぱり高校生がいると、連携の質がぐっと上がったような気がします。今後は優勝戦線に残るために負けられない戦いが続くと思いますので、楽しみに見ていようと思います。

<個人的MIP>
バッファローズ#10 春日陵河選手
凱旋した高校生選手の一人です。ただ、堂々としたプレーはベテラン顔負けですね。1点目とか、関東2部で長年やってきたかのようなミドルレンジからの豪快なシュートでした。やはりフットサルを長くやってきた高校生ということで、こういう選手が今後はたくさん現れてくるわけです。まさに新時代ですね。
ちなみに、MCの方もこの選手のプレーに試合中触れ、「フットサルの未来は明るいですね」とおっしゃっていました。確かに間違いないですね。ただ、実際に未来を背負うかは本人の気持ち次第というのもありますので、あまり色々なものを背負わせず、じっくり頑張ってほしいなとも思うところでした。

シュプレモヴェント群馬 vs. FCmm

うー、苦しい試合でした。
得点が産まれたのは後半半分過ぎた後ということで、本当に膠着しました。群馬のゴール前は本当に硬くて、ゴレイロを中心にがっちり守られました。こっちもそこまで危険な形は作らせなかったかなとは思っているのですが、迂闊に戦略を変えるのもそれはそれで副作用が多そうで難しく、あんまりやりたくねえなと思っていました。正直、引き分けコースだったなと思いますね。
ただ、そこはいつも通りの脈絡のなさでゴールを奪い取って、勝ちに持っていくことができました。今季の関東2部のスーパーゴール集とか作ったら、mmのゴールばっかりになる可能性すらありますね。まあ味方としては頼もしいので、よいことにしておきましょう。

<個人的MIP>
mm#11 小松一樹選手
そろそろ関東2部全域に名が知れ渡ったでしょうか笑。もはや単体で戦術兵器となりつつあるピヴォです。この試合も中反転から無茶苦茶なゴールを決めました。選手紹介でも言ったのですが、選抜ではじめてお会いしてからほぼ1年程度。その頃からも一段クオリティが上がったような気がしますね。
ただ、そろそろこの手の脈絡のなさも対策されそうなので、上手く普通に点が取れる形も作っていきたいと思います。

順位確認


現在はmmが首位となっていますが、実質的には1引き分けの町田さんが首位となっていますね。ただ、1撃で差が詰まる6という勝ち点を念頭に置くと、ロンドリーナまで首位が射程に入るという大混戦となっています。こんなに面白いリーグは久方ぶりなんじゃないでしょうか。
一方の入れ替え戦争いは群馬とAOHがやや抜け出す格好となってしまいました。いよいよ次節で関東リーグも折り返しとなります。この混戦の中、いい折り返しを迎えられるチームはどこでしょうか。次節に期待しましょう。
その次節は8/19なのですが、もう今日ですね、、。次第に遅れるnoteですが、とにかく続けます。会場は県北体育館ということで、かなり遠いですが、このまま深夜にこっそりとプレビューもあげておきます…!
それではプレビューで!


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