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関東フットサルリーグ2部第9節(9/2) プレビュー

さあ、地獄の真夏の6連戦もいよいよ最終節です。
最後の会場は山梨県。前も言ったように、これが終わったら全社会人に有給休暇となったりしませんかね。無理ですかね。

今年は、東京で8月が全日真夏日になるという異常気象となり、かなり普通に生きるだけでも辛い夏となりました。そんな中、これだけの連戦をこなした選手たちにリスペクトです。また、審判や運営の方にも、本当に心からの感謝を伝えたいですね。いつも思うんですが、この土日の一瞬のエモーショナルな瞬間というのは、私たち関東2部に関わる全ての人間の、フットサルという1スポーツへの協力によって成り立っているものです。試合に向けて仕事と身体と心を整えていい準備をする選手やコーチ、会場を作り、運営する運営担当者、試合を進めるために1日捧げる審判の皆様方、送り出してくださるご家族の方々。こういったことを忘れず、この6連戦を締め括っていきたいと思いますね。

それではいきましょう!


フェニックス横浜 vs. FCmm(10:30~)


1分2敗のフェニックスと2敗のmm、勝利した方が優勝戦線に残り、敗北すれば優勝戦線から脱落する、文字通りの大一番となりました。6連戦の最後がこういう試合になったのは、お互いに望まないことだったかもしれませんが、それでもこうなった以上、優勝への望みをかけて熱い試合にしたいところです。
昨季は6-3でフェニックスが勝利。mmもいいところは見せたような気がしますが、フェニックスの手を変え品を変えの攻撃を止めきれず、押し切られてしまいました。基本的にあんまりmm目線だと得意ではないタイプの相手ですから、この試合も相当苦しむでしょう。
一方のフェニックスも、今季はやや勝ち点を落とすことが多く、評価としては苦しんでいる、ということになるのかもしれません。確かに、昨季と比べて若干、カウンターのキレがよくないところはあるかもしれないですが、それでもピッチ内の状況に比すればかなり違和感はありますね。なんでこの順位なのかはよくわからないのですが、おかげでフェニックスもシーズンの半ばで大一番となってしまったというところはあるでしょう。
お互いにここは負けられない一戦です。朝の山梨ということで、まず会場入りからお互いに集中して頑張りたいところですね。

アズヴェール藤沢 vs. フウガバッファローズ(12:20~)


こちらも2敗と1分2敗の上位対決。1試合目と同じく、優勝戦線への生存を賭けた大一番となります。
バッファローズはここ最近の試合でも、盤石な試合展開を見せて安定した強さを示しています。現状得失点が17と、リーグ内でも最高順位。得点、失点の少なさともにリーグ内でもトップクラスのスタッツを誇っていますし、攻守共に本当に隙がないですね。加えて、山梨第2試合目ですがチームを後押しする応援団の来場も予定されていますから、山梨で謎のホーム感を作り出せるというのは大きなメリットになるのではないでしょうか。
一方のアズヴェールは、バッファローズと並んで現在得点が32とリーグ内1位タイとなっています。得点王の#4三須選手を要し、その得点パターンも非常に多彩。前節はmmに完勝したのですが、上位対決が続きますね。勢いのまま、バッファローズまで倒すことになるか、注目となります。
長らく優勝候補が絞れず、混戦模様のリーグですが、この第1、第2試合が一つの大きな転換点となります。ぜひご注目ください。

町田アスピランチ vs. クエルボ埼玉(14:10~)


実質首位を走るアスピランチは、前節情熱に勝利し、勢いに乗ろうというクエルボと対戦します。
アスピランチはバッファローズとの上位対決には敗れたものの、前節はAOHに完勝。ひとまず悪い流れを断ち切ることには成功しました。勿論安定感であればどこにも負けないチームだとは思うのですが、ひとまず新しい気持ちでリーグ戦に向かえるというのは非常によいことですね。前の試合のところで得失点に触れましたが、アスピランチは失点が10とリーグ内でも圧倒的な最小失点数を誇っています。フットサルをしていて、8節で失点10は異常ですね。とにかく「不用意な失点」が全くと言っていいほどなく、チームの色がうかがえるところです。
一方のクエルボ。前節の勝利で3勝3敗1分とし、勝ち点10にのせました。例年、大体勝ち点10が残留に向けてラインとなってきますから、ひとまず折り返しで一安心、といったところですね。正直なところ、ガッツリ安定感のあるフットサル、というわけではないのですが、リーグ全体、試合全体で要所を掴み、重要な局面を読み取ることに長けている印象です。この辺の老獪さをアスピランチの若さがどれほど押し潰せるか、というところが試合の見どころにはなってくる気がしますね。

ロンドリーナ vs. シュプレモヴェント群馬(16:00~)


現在降格圏ギリギリの10位のロンドリーナと、降格圏の11位群馬の対戦です。ロンドリーナの勝ち点は6、群馬の勝ち点は1ということで、群馬が勝利しても順位が入れ替わることはありません。しかし、群馬としては勝てばついに降格圏脱出に手がかかるということで、ここも大きな試合になってきます。
関東リーグ2部というのは、各都県リーグから勝ち上がってくる猛者と戦う入替戦が控えており、この降格圏争いも毎年熾烈を極めます。そんな中の今季の裏の大一番、良い試合に期待しましょう。
ロンドリーナは今季、一人一人の能力値はかなり高い一方、クエルボと逆に、要所を押さえるということに苦しんでいます。失点したくない時間に失点してしまったりしていることで、悔しい勝ち点ロストが多くなってしまっていますね。とは言え、特に攻撃陣は躍動しており、27はなんとリーグ内3位。もう少し安定感が出て来れば、すぐに浮上のきっかけをつかめそうです。
群馬は、ここ数試合ピッチ内の内容がよく、この試合に賭ける価値は十分示してきたでしょう。一人一人の能力値が特別高いわけではないと思いますが、他の選手との連携感はバッチリ合っており、主導的な崩しもできます。おそらく、ロンドリーナの攻撃陣をどう止めるか、その戦略面が非常に重要になってくるでしょうね。

栃木シティ vs. AOH(17:50~)


2分2敗の栃木シティですが、上位陣の結果によってはまだギリギリ昇格の可能性を残しています。そのためにも、絶対に負けられない1戦。相手は最下位に沈むAOHとなりました。
栃木シティは今季、戦力のバランスが非常によいですね。セービングと攻撃参加の両方に長けたゴレイロ、強くて散らせてシュートも打てるフィクソ、守備ができて一発もあるアラ、そして降りてきても攻撃に絡めるピヴォといったように、バランスが取れています。戦力バランスというのは、実は勝ち点獲得に結構重要なファクターで、例えばmmは現状みんな上手いんですが、戦力のバランスが若干歪になってしまっているんですね。そういった目線でチーム編成をみたときに、やはり美しいチームはピッチ内の安定感や充実度が、(実際に勝てるかはまた他の要因もあるので少し違えど)かなり変わってくる印象です。
一方のAOHですが、とにかく勝ち点が欲しいですね。引き分けでもいいと思うのですが、勝ち点が入ることはチームの雰囲気を大きく変えるはずです。栃木は守備がかなりいいので、繋ぐスタイルのAOHとしてはかなり大変な試合になるとは思うのですが、ここはスタイルを貫いてぜひゴールを揺らす光景を見たいと思います。

会場情報

真夏の6連戦最終日、会場は山梨県の小瀬スポーツ公園となります。
甲府駅からバスで30分と、あまりに遠い会場ですが、来れない方もYouTubeで「関東フットサルリーグ ライブ」とご検索してご覧ください!
なお、室内履きは必要な模様です。お忘れなく!

長く混戦が続いた関東2部ですが、今節で随分昇格、降格の的が絞れてきそうです。いよいよ中盤戦も山場。張り切っていきましょう!


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