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関東フットサルリーグ第10節 レビュー

試合から2週間が経過してしまいました…。
全くもってなぜだかわからないのですが、この2週間、フットサルに対してモチベが強く湧きませんでした。フットサル以外のことでめちゃくちゃに忙しかったというのはあるのですけれど、とにかく試合どころか練習の動画を見るのすら結構苦痛で、中々動画に手が伸びませんでした。こういう時もある!と済ませてしまえればよいのですけれど、やっぱり長いシーズンの中でも一定の力で頑張るというのは大切にしていかないといけませんね。この辺の経験値が少ないのはまだまだ未熟な証拠です。

そんな中の10節でしたが、これが終わればリーグ戦もあと3節。いよいよシーズン終盤戦へ突入しました。昇格と入替戦がかかる試合が続きますが、とにかく全チームが力を出し切れることを願います!

レビューです!


シュプレモヴェント群馬 vs. AOH
結果:5-1 群馬の勝ち

入替戦を賭けた大一番でしたが、開始から10分で3点を先行した群馬がそのまま逃げ切る形となりました。試合全体を通して見ればAOHもそれなりにチャンスを作っていたとは思うのですが、開始1分で先制点を食らった後に比較的イージーに失点を積んでしまったのはかなり致命的でしたね。mmもたまにあるんですが、試合全体を通してみた時に善戦の時間が長くても、ある一定の時間で失点を重ねるとそれでゲームが終わっちゃうことはよくあるんですよね。
加えて、群馬が一人退場者を出した後に3人の群馬にゴレイロのロングボール→ヘディングで失点を食らってしまったり、その退場中に得点が奪えなかったりと、勝つってなるとちょっと不用意が多かったかもしれません。
この結果を受けて、群馬の勝ち点が4となり、残留の可能性を残す結果になりました。群馬は残りがフェニックスとアズヴェールの神奈川コンビですが、勝ち点3ずつが必須です。一方のAOHに関しては、残りがアズヴェール、クエルボ、情熱。こちらも勝利できなかった時点で入替戦が確定します。まさに絶体絶命の両チームなのですが、だからこその底力に期待していきたいと思います。

<個人的MIP>
群馬#10 小倉真選手
重要な1戦で開始早々の先制点!と、前半に4点と突き放す追加点を産んだ選手です。ピヴォのポジションなのですが、周りを見て仲間を上手に使えるタイプで、絡めるタイプのこの手のピヴォは割とリーグでも珍しいかもしれません。
ただ、その後イエローを2枚もらって退場してしまいました。余談ですが、実は群馬は緩やかなプレースタイルとは裏腹にFPPポイントを相当貯めてしまっていますね。警告12、退場2ということで、ここは結構致命的です。次節も主軸の彼が出られない中の角番ということで、厳しい戦いになると思いますが、味方の奮起を期待したいですね。

栃木シティ vs. アズヴェール藤沢
結果:5-2 栃木シティの勝ち

この後半戦で怒涛の追い上げを見せる栃木シティですが、この試合も好調のアズヴェールを押し切りました。マジでここに来て、走力と火力がグンと伸びたような印象です。男子3日会わざれば刮目して見よみたいな諺があったような気がするのですが、このチームの伸び幅が一番大きいんじゃないでしょうか。
この日も早々にプレスをはめて1点奪うと、プレスがめちゃくちゃに効いて前半のうちに4得点。後半に入るとアズヴェールも勢いを取り戻し、プレスから得点を返しますが、盤石に逃げ切りました。アズヴェールは前節バッファローズに終了間際の痛恨の失点で優勝戦線から離脱したということもあったのか、やや精細を欠いていたような気はするのですが、それでも恐ろしい火力です。
これで得点は43に。1試合平均がほぼ5点となっており、とんでもないスタッツになってきました。何より先ほども触れた通り、プレスがめちゃくちゃに強くて早い。それも相手の身体に対してきちんとアタックして、バランスを崩させてミスを誘うような形なのが素晴らしいですね。身体的強度あってのことですが、きちんと計算がされています。
これで栃木シティは実質4位をキープ。上位の転落があれば、昇格もまだ可能性があります。次節はmmということで、ここは邪魔をしていきたいところですね。

<個人的MIP>
栃木シティ#17 柳内崇佑選手
シュート4本で4得点!おめでとうございます。バケモンですね…。栃木シティ、基本的にフォルムが大体みんな一緒なので、正直この試合の画質くらい荒いだけでも、誰が誰だかわかんないんですよね。おお!すげえ!って思っても誰だ?ってなってたんですが、終わった後試合表見て全部同じ選手かーい!ってなりました。
栃木の選手全体に言えることですが、ゴール前も含めた迷いのなさが素晴らしいです。どうしてもさっき上手くいったとしても、ゴール前では色々考える選手が多い中、迷いなくシュートを打ったりゴールに飛び込んだりできるのが素晴らしいですね。

情熱ロンリネス vs. FCmm
結果:1-1引き分け

第2回イエローダービーですが、引き分けとなりました。どっちもちゃんとチャンスを作ったものの、互いにゴール前の感覚がズレてズレて、中々点が入りませんでしたね。チャンスの数と質から言えば、もう少しお互い点が取れた試合だった気がします。一方で、最早優勝が消えたチームながら、割と意図を出し合う高い質の試合はできたのではないでしょうか。
前半は0-0。情熱はセットプレーを初めとしてmmの攻撃を受け止めながらカウンターに。mmはできるだけ真っ向勝負を避けつつゴールへ、という構図になりました。互いにゴレイロのビックプレーなどもありつつ、締まった試合のまま後半へ。その後、mmが一瞬の隙を突いてロングボールの回収からゴールを奪いましたが、直後に情熱もスーパーボレーで試合を振り出しに。その後は膠着して終了、という流れでした。
お互いに得点は、文字通り「こじ開けた」みたいな感じで、相手の本当に微妙な隙を突いた形でした。それ以外のところは割と鍔迫り合いが続いていて、ミス待ちみたいな試合になったのは、今後を見据えてひとまず悪くないといえるのかもしれませんね。残念ながら、来季も第3回イエローダービーが開催される見込みですので、来季は勝てるよう頑張りたいと思います。

<個人的MIP>
mm#15 児玉拓路選手
俺たちの児玉拓路ですが、今季はやたらロングボール担当班としてロングボールを処理させられています。その内容もロンドリーナ戦みたいに身長関係なくなぜかでかいフィクソと競らされたり、この試合のようにこぼれ球を回収してゴールに叩き込む担当であったり、それってあなたの仕事なんですかね?って疑いたくなる感じです。いや、もう少し若手たち頑張ろうぜと思うんですが笑。
ただ、なぜそれができるかって、「走ってるから」という極めてシンプル、かつ難しいタスクをきちんと取り組んでいるからこそ。mm的には彼がいなくなるorもしくは機能しなくなると相当辛いので、あと10年くらいはそのまま頑張ってほしいですね。若しくは、あんまりイメージはないですが若手をこき使って走る担当を交代してほしいものです。

フウガバッファローズ vs. BRB
結果:4-3 バッファローズの勝ち

いい試合でした!
前半立ち上がり、バッファローズのプレスにBRBが捕まってしまい、あっという間に3-0に。流石に優勝を目指すチームと微妙な立ち位置になってしまったチームという位置関係ですし、これは苦しいかな…と思っていました。
しかし、ここからはBRBが怒涛の押し返しを。意趣返しと言わんばかりにゾーンプレスが火を吹き、前半のうちに2点を返すと、最早おなじみとなった#66武藤選手の18mのスーパーミドルが後半頭に決まり、試合を振り出しに戻しました。BRBのよいところは、こんな形で色んな武器を持って点が取れるところで、一旦流れがくると一気に得点を重ねる力があるところだと思います。それが、こういう試合でもきちんと発揮されたのがでかかったですね。
そこからは互いにオープンなカウンター合戦に移行。どっちもあんまりカウンターのイメージはなかったんですが、いや、どっちも本当に配置からシュートまでの流れがハイクオリティでした。勉強になることだらけのかなりレベルの高い合戦でしたね。
最後の結果を分けたのは、シュートの質と球際。バッファローズがカウンターからスーパーなニアハイを突き刺せた一方、BRBは最後のシュートが中々割れませんでした。また、バッファローズが球際で粘って、カウンターの母数を最小限にできたこともかなり効きましたね。

<個人的MIP>
バッファローズ#22 齋藤大輝選手
その最後のニアハイ突き刺した選手です。今季、好調のバッファローズの中では比較的、チームの結果に直結する得点が正直に言えばこの選手に来ていた印象はパッとはないのですが、こういう選手がチームを勝たせる価値は極めて高いですよね。しかも、そのシュートもそのタイミングでそのコース抜けるんか!っていうとんでもないものでした。試合を落とせないバッファローズにとってはかなり重要な試合でしたが、チームを救いましたね。

現在順位

暫定でバッファローズが首位ですが、優勝戦線の実質順位に変動はありません。町田→フウガ→フェニックスですね。
一方の入替戦に関しては、AOH、群馬は勝ち点3をあげられなかった時点で入替戦が決定します。また、情熱が次節で勝利した時点で、両チームの結果に限らず入替戦が確定。まさに崖っぷちなのですが、ここから何かあるでしょうか。期待したいですね。

F共催プレビュー
ロンドリーナ vs. 町田アスピランチ
@町田市立総合体育館 10/21(土)17:30~

 そんな中で、今節行われなかったF下部同士の一騎打ちが来週末にあります。
ロンドリーナは前節の勝利で、残留をかなり大きく手繰り寄せました。中々結果がついてこない中ですが、アウェーの地で首位にどのような戦いをするでしょうか。昨年もロンドリーナは当時の首位ブラックショーツに下位ながら引き分けで勝ち点を奪っていますし、前半戦でも好調だった情熱を返り討ちにするなど、こういう試合に強い印象です。この試合でもかなり可能性があると思います。
一方の町田は栃木やフェニックス、そしてバッファローズが追いかけてくる中、プレッシャーのかかる逃げ切りレースが始まりました。ここで落とせばかなり厳しい戦いになる中、どれだけそれに打ち勝てるでしょうか。どうせ、あんまり気にせず落ち着いてプレーするんでしょうけど、ホームの助けも借りて、どれだけ力を出し切れるか注目したいと思います。


そして、関東2部全体の第11節は11/5(日)の春日部市立庄和体育館です!
張り切っていきましょう!


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