見出し画像

入梅に参拝は面白し[坂本八幡宮]

元号が平成から令和に変わったとたんに有名になった神社といえば坂本八幡宮です。元号「令和」のゆかりの地とされています。このnoteを書くにあたって知った事、それは応神天皇が祭神であること。

応神天皇は、第15代天皇。『日本書紀』での名は誉田天皇。記紀によると渡来人を用いて国家を発展させたとされ、中世以降は軍神八幡神としても信奉された。実在したとすれば4世紀後半〜5世紀初頭ごろの大王と推定されるが、考古学上において定かでない。

Wikipediaより

八幡宮なので天皇家ゆかりの方が祀られているとは思っていましたが、八幡宮といえば応神天皇がセオリーらしいです。wiki先生が記載している“渡来人を用いて国家を発展させた“という一文を今回の福岡旅ではよく目や耳にしました。

閑話休題。坂本八幡宮は太宰府天満宮からタクシーやバスで5分程ですが、参拝者は多くありませんでした。太宰府天満宮を参拝する異国の方々には“令和ゆかりの地“とお伝えしても、なにそれでしょうし。

坂本八幡宮は坂本地区の守り神として、地元の方々によって大切に祀られていたのがよくわかる手入れのされている神社でした。流れている気も気持ちよかったです。

参拝者がほぼ皆無なのを良いことに旅の相棒と共にベンチに腰掛けぽやぁ~と過ごしました。私たち以外にもうひとりお嬢様も別のベンチでぽやぁ~とした時間を過ごしていらっしゃいました。

境内でくつろげるように複数の場所にベンチを置いてくださっているのが大変にありがたかったです。地元の皆様も平日はベンチでくつろがれているのでしょうか。

令和の元となった歌碑もありました。令和になってから建立されたものなので、新品感満載です。

「初春の令月にして気淑く風和らぎ
   梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」

<現代語訳>
時あたかも新春の好(よ)き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている

「令和」考案者とされる中西進さんの昭和59年の著書『萬葉集 全訳注 原文付』より

龍口に蛇口があるという面白いスタイルになっていましたが、手水舎も綺麗に手入れがしてあって、幸せな気持ちになりました。

ちなみにですが、近くには駐車場もあるので車での訪問も可能。また、地元の方が野点なカフェをオープンしてらしたので、寄られてみるのもいいかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?