TOO BIG
英国人モデルJean Campbell嬢がIGにアップした1枚の写真が話題になっているそうです。下着姿のその写真は、大手ブランドから「大きすぎる」という理由で仕事をキャンセルされた夜に撮られたものなんだそうです。
どのブランドに仕事をキャンセルされたのか等具体的には書いてないので、”TOO” BIG"という言葉が独り歩きをしている感もなくはないので置いておいて、彼女に関する記事に付随して書かれてたGizele Oliveira嬢の記事の方が気になりました。
彼女は、JEANの訴えから時をさかのぼること数週間前、フィリップ・プレイン(Philipp Plein)のフィッティングを訪れた際、サイズが小さなドレスを着させられた挙句、「帰りなさい」と言われたというもの。
事前に現在のsizeは4であることを伝えたにもかかわらず、準備されていたのはsizeが0-2のお洋服だったそうです。
size0-2は国際基準だとXXS、日本ではXSに該当するようです。日本sizeのXSは5号のことですよ!バストが 65~73 ㎝、ウエストが 52~58 ㎝、ヒップ: 77~85 ㎝がXSです。
Gizeleの現在のsizeである4は国際基準でXS、日本だとSに該当します。7号です。バストが 72~80 ㎝、ウエストが 58~64 ㎝、そしてヒップが 82~90 ㎝になるんです。調べてみるとGizeleの身長は175cmなので、十分細いわ!!
私、165cmでBMI値19.2前後ですが、国際基準sizeを表記していると思われるNoir Kei NinomiyaのスカートはSを着用しています。Gizeleより10cm低身長でone size上を着用していることになります。
Gizele、BMI値が18.5ギリギリなんじゃないかな…。Gizeleは十分細い。そして、Gizeleにsize0-2を用意したフィリップ・プレイン(Philipp Plein)はBMI値18.5未満はランウェイを歩くことが出来ないというフランスのルールご存じないのかもしれない。
ところで、Jean Campbell嬢のIGは、ABEMA TVのお笑いコンビ・EXITが出演している番組でも取り上げられていました。158cmのモデルさんとプラスサイズモデルさんも出演していました。
痩せすぎのモデルさんは健康に問題を抱える可能性があるので、ランウェイを歩かせないという改善をパリのファッション業界は行ったのです。にもかかわらず、改善前の前時代的な考え方から未だ抜け出せぬブランドがあることが問題だという話なのです。
プラスサイズモデルさんも健康に問題を抱えているという点では、同じですから問題改善のために基準値までは痩せる必要があると個人的には思います。
この部分については司会者の方も”美しさ”と”健康”については今回は切り離して考えましょうと仕切り直していましたから、肥満について話を向けたくなかったのだと思います。
また、同番組の中でDietをして痩せさせる企画についても触れられていましたが、太りすぎの方々がDietをするのは正解だと思います。Dietとは本来「食事療法」という意味です。痩せなければ健康に支障をきたしますから。
多様性の問題についてツッコミ入れられそうですが、健康に問題を抱えているのですから改善するのは良いことだと思いませんか?世界人口の3割が過体重で10人に1人が肥満なんです。結構深刻だと思います。
勿論、様々な体系の人がいることは理解しています。お胸の豊かなかたもいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいますし、肌や髪の毛、瞳の色も様々なのが当然です。でもそれと改善可能であるにも関わらず健康に問題を抱えたままにしているのは別の話だと思います。
Gizeleは175cmでsize4。十分に細いので、これ以上痩せる必要は勿論ありません。彼女たちが優雅さと共に颯爽とランウェイを歩く姿は、お洋服をより素敵に見せてくれているということは間違いないのです。それも健康あってこそです。
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