見出し画像

最近のキャンプマナー違反投稿に思うこと

初めてダッチオーブンクックオフに参加した時、5時間半かけて東はりま日時計の丘に着き、誰も知らないイベントにいきなり新参者が飛び込んで
ドキドキ、ソワソワで、緊張していた15年前。
トイレに行くと、DOおじさん飯田さんがいて
『あなたは初めて見る顔だね、どこから来たの?』
と尋ねられ私は「名古屋です」と答えると
飯田さんは『ダッチオーブン好きですか?』
と尋ねてきたので「ハイ大好きです」と答えると
『それならもう仲間ですね!一緒に楽しみましょう!』と言って
受付へ案内してくれました。
クックオフに参加しているスタッフも参加者の方達も全員アットホームで新参者の私達家族を受け入れてくれ、たくさん声をかけてくれて、クックオフのルールなどおかしく楽しく教えて貰えた。

最近、河川敷やキャンプ場などでマナーの悪い利用者がたくさん沸いてきて、ゴミや焚き逃げ、果ては火災まで... 
至る処で色んな問題を起こしている。
それに対してベテランキャンパーと名乗る人達が、ニワカ キャンパー共とバカにしてマウント取って、自分たちのルールが絶対だと言って正義を振りかざし、SNSでマナーの悪い人達を叩きまくっている。確かにマナーの悪い人達の行動は問題で褒められた物じゃ無い!でもそれを手当たり次第にSNSにあげて、さらして問題を大きくすることで、キャンパーのマナーが悪いからと、今まで使えていたバーベキュー場や、無料のキャンプ場などがどんどん閉鎖されている。悪い事をSNSで発信することは簡単で、自分は正義を行っていると勘違いしているかもしれないが、キャンパー全体の評判を落としているだけだ!
マナーの悪いキャンパーのやらかしたことを摘発して鬼の首取ったようにSNSに投稿して騒ぐよりも、未然に防ぐ努力と、自分が帰る時についでに周りに落ちてるゴミを拾ってキレイにして帰ることの方が大事。

あの日、飯田さんに声をかけて貰って、ダッチオーブンのイベントを通じて、キャンプやアウトドアの知識・マナーをたくさんの良い仲間から教えて貰った。

いきなり初心者に自分たちが勝手に決めた十の規則を守れなきゃキャンプする資格が無いとかってマウント取って自分たちは偉いんだと威張るよりも、
『キャンプ好きですか?キャンプ好きなら仲間ですね!一緒に楽しみましょう』
と初心者の人達に優しく、知識をひけらかすのでは無く自然に伝えて、良い仲間と共にいることで私のように、たくさんの知識やマナーも学ばせて貰う事が出来る。

ソロキャンパーとかで声をかけられたくない人達もいるだろうからその辺は、相手を見て距離感を大切にしなければならないだろう。

でも今問題になっているどうしようも無い輩達は本当にごく一部で、後は初心者でよく分からずに、良いと思ってやってることがマナー違反をしているって事の方が多いと思う。
直火禁止の所で焚き火している人がいたら、何やってるんだ!と喧嘩腰で怒鳴る前に
「ここは規則で直火禁止になっていて火事になると危ないから、焚き火台持ってなかったらこっちで一緒に使いませんか?」と言う方が相手も応じやすい。
特にお酒が入っていれば、正論で怒鳴りつけてくる相手がいたら
反発して喧嘩にもなる。
ゴミが落ちていたり直火禁止の所で焚き火している人がいたら
『ここで直火するとキャンプ出来なくなってしまうので協力して下さい。出来ればゴミとか落ちてたら一緒に拾って貰えませんか?」
と声かけて「他にもやってる人いたら一緒に声かけて教えてあげて下さいね」と頼むと大概の人は「知らなかった!すみません!」と協力してくれる。
言っても分からない奴らは無視するしか無い。
そして、そいつらが残していったゴミは自分が帰る時についでに処分すれば良い。そんな奴らは一時のブームでやってるだけで、キャンプが好きでずーと続けたりしない。
そんな奴らのせいで大切なキャンプ場が利用できなくなることの方が大変だ!一部のキャンパーのやらかしたことをSNSにあげて騒ぐよりも、マナー守って来た時よりもきれいにして帰る!それは自分のゴミだけじゃ無く、他のゴミも出来る範囲で一緒に拾ってキレイにする。
どうせならもっと良いことをSNSで発信していこうよ!
悪い事はすぐに電波や活字で伝わる。でも良い事はなかなか伝わらない。
でもね...

「キャンプ好きですか?それなら仲間ですね!一緒に楽しみましょう!」

この一言できっと変わる何かがあると思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?