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『読者としての子ども』

赤ちゃんと会話することや、子どもへの読み聞かせって良いことみたいだけど、どうしてなの?という方へ。

以下、引用メモ

・字の読めない子はことばの魔法を信じていて、その基本的信頼感が、ことばの力の土台をつくる
・無文字社会では、一度聞いたことばをはっきり心に刻む能力がある
・字によらず音によってことばを受け入れている時期の子どもたちは、ことばのなかにある音楽をたのしむ
・そしてナンセンスの世界へ。自分たちにはめられる枠を取っ払おうとするエネルギーが、ナンセンスを楽しむことにつながる
大ぼら話、大うその話、とんでもない話
精神の柔軟性を伸ばす
・主人公と一体化できる空想力
だから本を読むことは、子どもにとって冒険
・物語を成り立たせている何か深いものをキャッチする

・子ども時代に読める本は500〜600冊
1〜15歳だと1年に40冊、平均3.3冊

・ことばの力を養うことは、自分の気持ちや考えを整理し、過不足なく表現することにつながり、安定する
・人間に対する理解を助ける
・歴史上の古い物語、地球上の遠い場所の話を読んで、時間や空間の感覚を長く、広くもつ

・石井桃子
「子どもたちよ 子ども時代をしっかりとたのしんでください。おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは 子ども時代の『あなた』です」

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