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澱
『フレードリッヒ2世の実験』という話を知っている人はどれくらいいるのだろうか?
残酷な実験。それに似た環境に身を置きながらも生きられた、いわば“サバイバー”には隠れた援護者がいたのだと。
生きながられた事への感謝もありながらも「何故生まれさせられたのか?」というような葛藤、憤りが拭いきれない。
“闇”というか“黒い”何かは消え去る事なく、澱のようにある。
「ポジティブですね」と言われる事も多々ある。
“闇”があるからこそ“光”に擬態出来るのかもしれない。
たまに蠢き出す“闇”を押さえ込み、自分を座する時間が必要。
『フレードリッヒ2世の実験』時代なぞ無かった事にしたい。だからこそ「幸せ♪」と明るく笑っていたい。
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