見出し画像

8ヶ月。

昨日BUCK-TICKの公式LINEから届いたメッセージ。
その「New Release」の文字に、どきりとした。
今までなら嬉しいばかりのその文字に湧き上がったのは、もしや新曲発売か、ついに4人のBUCK-TICKが本格始動してしまうのか…という不安とも寂しさともつかぬ気持ち。

緊張しながらメッセージを開くと【日本武道館公演「バクチク現象-2023-」映像作品化が決定】との知らせ。少しほっとしたのも束の間、あぁ発売されるのか……と複雑な気持ちになる。

BUCK-TICKは続く。パレードは終わらない。
4人の確固たる意思表示であったあの夜のコンサートを形(映像)として残すのは、きっと当然のこと。それはよくわかるし、そのことに異存はない。
異存はないけれど……。そう、やはりつきまとうのは「けれど」なのだ。

あの夜のステージに、これから先のステージに、あっちゃんはいない。
これからは”4人のステージ”になる。
その始まりを改めて(繰り返し)観るなんて、まだ当分できそうにない。

一方で、完全限定盤収録のLEDビジョン映像の選曲が胸に沁みる。
あっちゃんの猫愛が炸裂してる「GUSTAVE」。
大好きなISSAYさんとの妖艶で幸せそうな共演「愛しのロックスター」。
麗しき魔王・櫻井敦司を象徴する「夢魔」
アニイに悪戯してみんなを笑顔にした「LOVE ME」。
どれもあっちゃんへの愛が溢れる納得の選曲で、泣けてくる。

どんなに観るのが辛くても悲しくても、そこにあるのは深い深いあっちゃん(とお魚)への愛なんだよね。

***

「BUCK-TICK、日本武道館公演〈バクチク現象-2023-〉の映像作品化が決定
https://www.barks.jp/news/?id=1000248259

記事を開いた途端、写真中央に浮かぶあっちゃんのシルエットに胸が締め付けられる。(ので記事に埋め込むのは無理)

あの夜「ほら、あっちゃんちゃんといるじゃん」って思ったのに。
声はするのに、どんなに探してもあっちゃんはいなくて。
どうしたらいいかわからないのにステージは続いていって、混乱したまま終わってしまったんだった。
8ヶ月経っても、昨日のことみたいに蘇って胸が痛い。

公開されたジャケット写真。
ステージ中央から伸びる光は、まるであっちゃんの魂の軌跡。
舞い上がる鳩はあっちゃんの魂そのもの、その先に浮かぶ月はあっちゃんその人のよう。
あの夜、武道館にいた人たちと、想いを寄せたすべての人を優しく見守っているみたい。
秋田さんのデザインに込められた愛の深さに、その細やかな優しさに、いつも本当にありがとうございます。って思う。

観ることなんてできないって言いながら、きっと買ってしまうんだ。
作品に込められたあっちゃんへの愛を、手元に置いて感じるために。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?