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妄想 風と木の詩の二部

主人公のセルジュは、その後どうしただろうかと、想像していました。

名実ともに子爵家の当主となったものの、まだ学業に専念することが望ましい年頃。

おそらくはセルジュ自身が、かつて言ったように大学か音楽院かの進学を考えて音楽院へ進み、ピアニストへの道を歩み始めたのではないでしょうか。

そう遠くない将来、パスカルの妹のパトリシアと結婚するだろう。パスカルはセルジュにはっきりと言っています。

パスカルもまたピケ家を継ぎ、やがてパスカルはセルジュの従妹アンジェリンと?

アンジェリンは賢く美しい、年齢差は有るとは思うけれど、パスカルと良いバランスではないかな。

そうでなかったとしても、セルジュの従妹ならば、良い縁談もくるであろう。

風と木の詩の一部、全17巻を振り返る時、ジルベールは早世することが決まっていたキャラだと思う。

未成熟の魅力、いつまでも少年で在り続ける、現実には存在し得ないもの。

人は時間を生き、変化していくもの。変化は心身の成長である。変わりながらも変わらないものを持ちつつ生きる。

ひさしぶりに風と木の詩を読んでいて、ハリーポッターも思い出してました。

人里離れた学校の環境や全寮制であること、校内での生徒間の対立、教師と生徒の確執、孤児となったハリー、彼の特異さなど共通点。

でも、ハリーを読んでる時、風と木の詩は思い出さなかったな。ハリーを好きになるベースは風と木の詩だったのかもしれない。

そんなこんなを思った、風と木の詩の読後。

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