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スロー・日本の仕舞い用の扇を使ってみた

昨日に引き続き、今日もスローをやってみました。昨日はバリ島の扇を使いましたが、今日は日本の仕舞いで使う踊り用の扇を使ってみました。

日本の仕舞い用の扇は大きくてバリの扇とはまるで違います。作りが細かくて、繊細できれいです。そこは日本という感じがしますね。バリの扇は手作業という感じで、加工の技術という点では日本の扇の方がきれいです。そして、面積が 大きな分、回す時に返ってくるエネルギーも大きくてそれはそれは面白い感覚がします。

もちろんバリの扇でも同じ事は起こりますが、仕舞い用の扇はとにかく大きい分、負荷も大きくなる感じです。

考えてみたら、日本の舞では本来、扇はそんなに速くは回さしませんね。ゆっくりと表を見せ、裏を見せる感じです。 バリはクルクルと速く回すから、それにちょうど良い大きさと言えるのかもしれません。

そしてバリで扇を回す時には8の字を描くので、エネルギーが往って還ってくる感じがあります。それが波状に重なって、振動となって、身体の中でいろいろとエネルギーが動くことになります。

そういうのも変性意識に入るきっかけにもなるでしょうし、見る人にとっても、特に夜、光が当たる状態のバリの扇はとても幽玄で、見ていると吸い込まれそうになります。

そういう所と比べると、日本の仕舞いの扇はシンプルです。しかし面積が大きい分、存在感が半端なくあるので、踊りで使うのはまた違うおもしろさがあると感じました。

そして、表と裏の色を変えたら、メリハリがはっきりして、もっといいかもしれません。今度、白い部分に色をつけて、表と裏で違う色になるようにしてみようかと思いました。

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