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ウミシダになる

これは数日前にTwitterで見つけた動画です。すごく印象的な動きをしてますよね。

これはウミシダというヒトデやウニと同じ、棘皮動物の一種だそうです。ググってみると、2億年前から生きていたそうで、生きた化石と言われるような動物なんですね。一見植物のようにも見えますから、不思議です。

最初、ぱっと見たときに、この動きがおもしろいと思いました。この動きを見ながら、最初に浮かんだのは、こういう動きをする人がどこかにいそうだなとか、こういう時代を生きていた自分もいたのかもしれないなとか、そういうことが浮かんできました。

そして自分がこんな風に泳ぐイメージを浮かべて、身体を揺蕩わせてみたりもしていたのでした。まさに舞踏的と言いますか。。。

ところが、コメントでは名前とか、棘皮動物であるとか書かれていて、最初すごく戸惑いました。どう答えていいかわからなかったんですよね。頭に切り替えができないという感じとも言えるかな。

それではたと気づいたのですが、僕はウミシダを見たときに、それを分類したり、分析したりするよりも、そのものになろうとするような意識が働いているのかもしれないということでした。

名前を調べたり、何科の何目に属するものだと分類を調べたり、その進化の過程について考察するというようなことは、左脳的な働きですね。

それに対して、ウミシダみたいに揺蕩って泳いだら気持ちいいだろうなあとか思ってるのは右脳的なんでしょうね。

それで思ったのは、僕の場合、ウミシダを「見る」という位置よりも、ウミシダに「なる」という位置の方が最初にきたという感じなんだと思って、それもまた面白いなと思いました。ウミシダの感覚を内側から味わおうとしてたわけですからね。感覚的な人あるあるという感じですかねえ。

そして、そのことは忘れていたのですが、さきほど床稽古をしたときに、最後のフリーで動いてみるときに、出てきた動きはまさにウミシダのそれでした。(笑)

無意識に出てきた動きだったのですが、動きだしてすぐに、これはウミシダのあのゆらゆらした動きをやってみてるんだとわかって、笑いそうになりました。それはやはり、気持ちの良い動きでした。もう、思いっきりやりましたよ。(o^^o)



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